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ランティスのハイレゾ音源をORBブースにて視聴!:秋のヘッドフォン祭2013

2013年10月27日 13時10分更新

 10月26日にスタジオプレイス青山で開催された『秋のヘッドフォン祭2013』のORBブースにて、ハイレゾ配信サイト『e-onkyo music』より10月30日正午から配信がスタートするランティスのハイレゾ音源の視聴イベントが開催された。

【秋のヘッドフォン祭2013】ランティスのハイレゾ音源をORBブースにて視聴!

↑ORBでは、6922(E88CC)の真空管を採用したヘッドフォンアンプ機能付きプリメインアンプ『JADE Soleil』とUSB-DAC/パワーアンプ『JADE Fyra』環境での視聴が行なわれた。

 視聴イベントでは、まず第一弾として配信されるラブライブ!の“もぎゅっと"love"で接近中!”、“夏色えがおで1,2,Jump!”、“Snow Halation”の順に、CD音源の16bit/44.1kHzと24bit/48kHzのハイレゾ音源の両方を視聴。

【秋のヘッドフォン祭2013】ランティスのハイレゾ音源をORBブースにて視聴!
【秋のヘッドフォン祭2013】ランティスのハイレゾ音源をORBブースにて視聴!
【秋のヘッドフォン祭2013】ランティスのハイレゾ音源をORBブースにて視聴!

 聴き比べると違いは顕著で、曲のイントロがフェードインしていくところで、すでに微細な音の違いを感じた。ハイレゾ音源は、CD音源よりも音のサンプリング(データ化)がより細かい。ラブライブは、μ’s(ミューズ)と呼ばれる9人のスクールアイドルが登場するが、CDの音源に落とし込むと、9人の声の個性が聞き分けにくくなるという。

 実際に、ハイレゾ音源で聴くと、今歌っているのが誰なのかがわかりやすくなっていた。もちろん、原作のファンであれば、その違いにいち早く気づけるかと思う。

 また、ランティスの製作会社アイウィルの佐藤純之介氏によると、ラブライブ!は、歌のPVで9人がダンスをしながら、歌う位置が頻繁に入れ替わるが、そうしたキャラの動きを参考に、音像も入れ替えているという。

 たとえば、身体がセンターから少し遠ざかると、その分キャラクターの声にリバーブ(残響)を追加するなど、細かな調整が行なわれている。映像を見ながらハイレゾ音源を聴くと、より楽しめるとのことなので、ぜひ試してみたいところだ。

 続いて、e-onkyo musicより第二弾として配信される『麻生夏子』さんの楽曲を、24bit/96kHzで視聴。アニメ『バカとテストと召喚獣』のオープニングであった“Perfect-area complete!”では、コミカルな曲調の中シンセサイザーの細かな音のよりクリアに。

 低域の沈み込みの深さなどCD音源よりも音の表現の幅が広がったことで、麻生さんの特徴的な声の魅力も際立っているように感じた。それぞれの楽器やボーカルがより明瞭に、メリハリがでることによって、ミックスに携わったエンジニアのこだわりもハッキリと感じられるようになるのもハイレゾ音源の魅力のようだ。

 気になる今後の配信予定は、12月以降にアニメで人気を博した『ガールズ&パンツァー』のオリジナルサウンドトラックが、ラブライブ!のμ’sのキャラクターソングが順次配信される予定。価格は、まだ確定していないとのこと。

 ランティスの楽曲は、毎月1作品(アルバム単位やシングルセットなど)で配信される予定とのことなので、アニメファンは自分の好きな楽曲が配信されるかチェックしておくといいだろう。

●関連サイト
e-onkyo music
ランティス

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