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VAIO Pro 11を買ってよかったと思った5つの理由

2013年08月15日 16時00分更新

15万円もするけど買ってよかったVAIO Pro 11

VAIO Pro 11のよいところ

 自宅では自作マシンをここ最近1年ごとに更新していて、そこそこ散財してきたと思うが、ノートPCは実に4、5年ぶりに購入した、編集部デスク・いーじまです。
 本誌テストレポートでも書いたが、会社で支給されているノートPCが17インチで3キロ弱ある巨漢なので、会議とかで持ち運ぶと、心がくじけるほどの疲労感と、バッテリーが1時間ももたないので、ACアダプターが必須という苦痛に耐え切れず、手軽に持ち運べて、バッテリーのもちもよく、そこそこの作業で使えるマシンの購入を決意。いろいろ悩んだ結果、市販の『VAIO Pro 11 SVP11218CJ』を購入したわけだが、私が欲しかったという条件は以下のとおり。

●いつも通勤で使っているデイパックにすっぽり入るサイズ。
●重量は1キロ切りたいけど、1キロぐらいなら許す。
●バッテリーは、普段使いでACアダプターを持ち運ばずに済むレベル。
●画面の解像度はフルHDは欲しい。
●タッチはあってもなくてもいい。

 対抗馬としては、やはりMacBook Air 11インチとかレッツノートAXでしょうか。レッツノートAXは“レッツノート”というビジネスの定番マシンブランドとして、性能も耐久性も申し分ないんだけど、ちょっと私的には予算オーバー。MacBook Air 11インチは、価格もお手ごろだし無線もACに対応しているし、メモリーも8GBにできるしとVAIO Proと比較しても魅力的なのだが、画面解像度が1366×768ドットというのが……ちょっと残念。
 こうして、量販店へ駆け込んでVAIO Pro 11を購入したけど、店頭でも悩んだ。VAIO Pro 13は、事前にデイパックギリギリのサイズになるので却下していたのだが、色をどうするかということ。シルバーとブラック。何度も触って、持ってみた。シルバーは指紋が目立たないがブラックは目立つことを考えると、シルバーをチョイスしたくなるが、本体の素材が“UDカーボン”なので、傷が付くと地の黒色が出てくることになる。よく落として傷つけることが多い私としては、悩んだ末ブラックを選択した。

 かくして購入からすでに1ヵ月半使っているが、結論から言うと「俺のチョイス間違ってなかったぜ、ははぁ~ん」と鼻歌が出るぐらい15万円払ってよかったと思っている。ちょうど名古屋出張があって、当然持っていって使ったときの話を踏まえて、よかった理由を紹介しよう。

名古屋出張で見えた買ってよかった5つの理由

 まず、新横浜から新幹線に乗って名古屋へ。のぞみなのでひと駅1時間半の旅だ。さっそくメールチェックするべくVAIO Proを取り出す。テーブルに置いてみたところ、ピッタリ。ドリンクもテザリングしているスマホもテーブルに置けるので、このサイズを意識したと言わんばかりのつくりだ。薄くて軽いというのもちろんいいのだが、このサイズ感も素晴らしい。よかった理由の1つ目だ。

新幹線のテーブルにジャストフィット
VAIO Pro 11のよいところ
計算されたというべき、このジャストフィット感。ドリンクもきちんと置けるのがみそ。

 1時間半の乗車中、メールや原稿のチェック、行き先の情報をネットで検索したりしてほぼ使い倒したが、バッテリーはもちろん余裕の残り88%。テザリングしていたスマホのバッテリー残量のほうが気になるぐらいだ。ただ、画面がグレアなので(タッチモデルだからしかたがない)画面の角度によっては光が反射して見づらい。反射を抑えるフィルムとか貼ったほうがいいかもしれない。

 持ち運ぶ際はデイパックにいれるが、そのまま入れるとやはり傷が心配。そこでインナーバックを購入して使っている。今でこそVAIO Pro専用もちらほら出ているが、発売当時はないに等しかった。11.6インチの汎用サイズというのも売られているが、VAIO Pro 11のサイズよりひと回りもふた回りも大きい。なので、どうしようかと思ったが、MacBook Air 11インチのサイズと縦横が数ミリ違う程度なので、Air用のを選ぶことに。エレコムの『BM-IBNC01シリーズ』が、ストレッチ素材を使っていて、微妙なサイズも吸収できるので購入した。そう、豊富に揃っているMacBook Air用のアクセサリーが流用できるものもあるのがよかった理由2つ目だ

デイパックに入るサイズ
VAIO Pro 11のよいところ
私のデイパックは三角形。なので、13だと入るけどちょっときつい。ここは11がベスト。
MacBook Air用のインナーバッグ
VAIO Pro 11のよいところ
エレコムの『BM-IBNC01シリーズ』がピッタリ。色はいろいろあるので迷うところ。

 名古屋に到着後、打ち合わせまで時間があったので、食事がてら熱田神宮へ。湿気の多いこの日は、歩いているだけで汗だく。でも、VAIO Pro 11は870グラムと軽いので、背負ってても苦にならず。もちろん、この日は日帰りなので、ACアダプターは持ってきていない。軽いのは正義。理由の3つ目だ。

熱田神宮に参拝
VAIO Pro 11のよいところ
熱田神宮は今年で1900年だそうで。草薙神剣を祀ってからとのこと。長いですね。そんな神社仏閣巡りは大好きです。

 食事は、おなじみ熱田神宮近くにあるひつまぶしのお店『あつた蓬莱軒』。うなぎが高騰したこともあってか、以前(といっても5年も前の話)いただいたときより値上がりしていたけど、文句なしのおいしさ。そんな店のテーブルでもVAIO Proを取り出してメールチェック。いや、メールチェックだけならスマホでもできる。でも、やっぱデカイ画面で見たほうがラクでしょ。あと、メールを返信するとなると、やはりキーボードが必要。このキーボードが意外と打ちやすくできている。いろいろなウルトラブックのキーボードを触ってきたが、このサイズの中でキーストロークも確保しているのは立派。選んでよかったフルHD画面とキータッチのよさが理由の4つ目だ。

名古屋の知人からも勧められるあつた蓬莱軒
VAIO Pro 11のよいところ
ひつまぶしといえばこのお店。うまいです。
和の雰囲気にも似合う?
VAIO Pro 11のよいところ
ひつまぶしにVAIO Pro。黒だと和テイストにも似合う気もする。

 食事の後は、打ち合わせまでスタバで時間調整。ここでもVAIO Proのサイズが絶妙と言わざるを得ない。小さい丸テーブルにピッタリフィット。ここでも、30分ほど使った。スマホの方はさすがにきつくなってきたので、モバイルバッテリーのお世話に。だが、この時点でVAIO Proくんは80%を切ったぐらいだった。

スタバの丸テーブルにもフィット
VAIO Pro 11のよいところ
結構狭いテーブルだが、コーヒーも置けるスペースを確保。11でよかった。

 そして名古屋出張の目的である打ち合わせ。約1時間ほどだが、こういうとき、オフィス搭載モデルでよかったと痛感する。いや、当初オフィスいらないよなぁとか思っていたんですごめんなさい。これを理由の1つに加えてもいいぐらい。OneNoteで議事録を取りつつ、パワポで資料を開き、エクセルでスケジュール予定を見る。テザリングでネットにアクセスし情報を確認もしつつ、打ち合わせは終了。

 帰りの新幹線も新横浜までの1時間半を、仕事といつも見ているサイトの巡回をしつつ、この日は帰宅したが、トータル4時間半程度使って、バッテリーの残りは58%ほど。動画とか、負荷がかかることはしていないが、普段使いならこのぐらいもつということ。このバッテリーのもちのよさが、理由の5つ目だ。

ACアダプターは小さいんだけどね
VAIO Pro 11のよいところ
非常にコンパクトなんだけど、いちいち持ち運びたくないよね。

 実は、次の日充電するのを忘れてそのまま会社へ行って多少作業したが、もちこたえた。たくましいぞVAIO Proくん。

 さて、8月19日売りの週刊アスキーでは、VAIO Proの特集をやっている。選び方、買い方、ベンチやインタビューなど読み応えたっぷりだから、ぜひこちらもご購読を。特にVAIO Proが欲しいかもという人は必見です。ちなみに、この特集で連続稼働時間をBBenchで測定したら、4時間42分という結果だったみたい。ま、ベンチと実際に使っての稼働時間は違うからね。

■関連サイト
ソニー『VAIO Pro』
エレコム『BM-IBNC01シリーズ』
熱田神宮
あつた蓬莱軒

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