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コンテンツのために“技術”を使おう!

『Innovative Technologies 2013』応募締め切りの8月5日が迫る

2013年08月01日 19時00分更新

 本も、音楽も、映画も、アニメーションも、およそコンテンツは“技術”が表現手段を広げ、そして人々に届けてきた。経済産業省が、そうしたコンテンツ技術のイノベーションを促進するために行なっているのが『Innovative Technologies 2013』。コンテンツに関わる技術を開発している企業・研究室・個人にとって、それを広くアピールして新たに展開するチャンスになるはず。

『Innovative Technologies 2013』応募締め切り8月5日迫る

↑Innovative Technologies 2012の採択者への授与式。

 募集要項を見ると、“技術戦略マップ2012”(コンテンツ分野)に示された方向性となっているが、新しいコンテンツ表現に関するものであればほぼ含まれるといってよさそうだ。応募した技術のなかから約20の技術を採択。“Industry:デジタルコンテンツ分野以外の産業分野”、“Culture:文化・芸術分野”、“Human:ライフサイエンス分野”、“Ecology:環境分野”の4部門への応用が期待されるものを特別賞として選出する。

 前回の『同2012』では、“透明プリウス”(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 稲見研究室)や“代替現実(Substitutional Reality: SR)システム”(理化学研究所 脳科学総合研究センター 適応知性研究チーム)、“追体験のためのバーチャル身体技術”(首都大学東京大学院 システムデザイン研究科 池井研究室/東京大学大学院 情報学環 広田研究室/日本電信電話株式会社 コミュニケーション科学基礎研究所)などが採択された。

『Innovative Technologies 2013』応募締め切り8月5日迫る
『Innovative Technologies 2013』応募締め切り8月5日迫る

↑デジタルコンテンツEXPO 2013での展示風景。

 これを見ると、高度な技術や相応の開発規模のものが目立つが、コンテンツのための技術として支援・促進すべきものなら、これらの点にかかわらず評価される。なお、採択された技術は、今年、秋に日本科学未来館で開催される『デジタルコンテンツEXPO 2013』にて展示される予定。より素晴らしいコンテンツを、日本から育て・発信していくために、コンテンツ技術を応援していきたいものだ。応募概要は、以下のとおり。

・応募締切:2013年8月5日(月)12:00(WEB/郵送)必着
・採択件数:おおむね20件程度になる見込み。
・応募条件:ソフトウェア、アプリケーションを含む“技術”を対象とする。※製品・サービスは対象とはなりません。
・応募にあたっては、技術内容の説明(500字)、画像、1分程度の映像(推奨)などをご提出。

 詳しくは以下のリンクから参照してほしい。

Innovative Technologies 募集のご案内
http://www.dcexpo.jp/dcprogram/innovative-technologies-entry

技術戦略マップ2012(コンテンツ分野)
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/contents/downloadfiles/120307-2.pdf

昨年度の「Innovative Technologies」採択技術
http://www.meti.go.jp/press/2012/09/20120910002/20120910002.html

光学迷彩やVRなど最先端未来技術満載のデジタルコンテンツEXPO 2012速報
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/114/114673/

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