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OS X Mavericksが搭載する期待の新機能10とは|Mac

2013年07月02日 18時00分更新

文● MacPeople編集部、大谷和利、千種菊理、広田稔

■ついにネコ科を卒業したOS X

 なんやかんやで、結構盛りだくさんな内容だったWWDC 2013。Mac ProやiOS7といった、インパクトの大きなプロダクトの陰に隠れがちですが、OS Xも次期バージョンで大きく飛躍することがわかりました。

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 バージョン1.0以来(正確にはその前のパブリックベータ版以来)、ずっとネコ科の猛獣をコードネームに使用してきたOS X。次期バージョンではついにネコ科を卒業し、「OS X Mavericks」という名称を採用することが明らかに。「Mavericks」とは、米国カリフォルニア州の地名。OS Xの「次の10年」の出発点となるべく、Appleの出発点である同州の地名を採用したといいます。


■Mavericksが搭載する10個の新機能

 現在わかっているOS X Mavericksの主な新機能は、下記の10個。Mountain Lionの機能をブラッシュアップして使い勝手を改善しつつ、処理速度やエネルギー効率が大幅に向上しています。また、MacやiOSデバイスとのiCloudを介した連携機能もさらに強力になっています。

●Finderタブ
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Finderウィンドウがタブ表示に対応。Safariのウィンドウと同様に、複数のフォルダーの内容をタブで切り替えて表示できます
●タグ
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ファイルにタグ(識別情報)を付加し、検索効率を上げる仕組み。現在の「ラベル」機能の進化版といえます
●マルチディスプレイ
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複数モニター上での通常表示とフルスクリーン表示の混在や、AirPlayミラーリングによる拡張デスクトップをサポート
●マップ
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iOS6で登場したApple純正の「マップ」アプリがOS Xにも対応。ローカル検索やFlyover表示などもサポートしています
●iBooks
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電子書籍ビューアーアプリ「iBooks」のOS X版も登場。複数書籍の同時表示など、OS X独自の機能も搭載しています
●iCloudキーチェーン
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「キーチェーンアクセス」で管理している各種のアカウント情報を、iCloud経由で同期できるようになります
●通知
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「通知」機能も大幅パワーアップ。通知パネルからの返信や、スリープ時の更新情報の受信が可能になります
●カレンダー
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iOS7に合わせてフラットなデザインになったほか、入力のオートコンプリート機能などを搭載しています
●Safari
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ブックマークページをサイドバーで管理できるようになります。描画速度やエネルギー効率もアップ
●先進のテクノロジー
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「タイマーコアレッシング」「圧縮メモリー」「App Nap」など、OS Xのパフォーマンスを上げる数々の先進技術を搭載


■新機能の詳細やWWDCの見どころはMacPeople 8月号で!

 各新機能の詳細や、講演では省かれた新機能などについては、MacPeople 8月号の第2特集「次期OS Xの新機能チェック」で紹介しています。

 また、今回のWWDCの基調講演には、ほかにもたくさんの見どころがありました。本講演のキーパーソンであるクレイグ・フェデリギ、序盤に出てきたミニカーレースのデモ、フェデリギが言っていた「California Republic」とは何なのかといった点について、それぞれコラムで取り上げています。ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

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