Mavericksをひと足早く体感しちゃったぜヒャッッハー（ただし映画）｜Mac

2013年07月01日 22時30分更新

　WWDC2013でOS X Mavericksが発表された直後の6月15日（土）から、映画「マーヴェリックス／波に魅せられた男たち」なんてものが公開されてるんですよ、みなさん知ってました？　11日のキーノート観てから急遽公開したんじゃないですか？　狙いましたよね、絶対？（そんなワケはない）

「OS X MavericksをMacに入れて体感してみた！」って記事を書いたら業界から抹殺されてしまうので、映画「マーヴェリックス／波に魅せられた男たち」を観てきた感想文を書くことにしました。

　マーヴェリックスが、カリフォルニアにあるサーフィンのポイントであることはご存知の通りだと思います。MacPeople8月号の「OS X Mavericks特集」にも写真が載っていますが、ここの波の写真はとても深い濃いブルー。エメラルドグリーンの海とサーフィンの明るいイメージとはずいぶん違う色だなと感じていたのですが、映画を観て納得。

ここの波はモンスターのような荒波で、チャラチャラしたサーフィンのイメージとはかけ離れたものでした。

予告編があるのでとりあえずどうぞ。

　映画は、マーヴェリックスの「伝説の波」を16歳で乗りこなした天才サーファー・ジェイ・モリアリティがモデルの実話。ジェイ少年は、隣家に住む中年サーファー・フロスティに憧れてサーフィンを始めます。彼を師匠として鍛練を重ね、めきめきと頭角を現したジェイは、エルニーニョによる大きな波が来る年についに初めてマーヴェリックスに挑むというストーリーです。

　ほかのお客さんは、カジュアルな服装の20〜40代男女でした。いかにもな風貌ではなかったんですが、彼らはみなサーファーなのでしょうか。「Mavericksだぜ、ヒャッッハー」って感じのギークの方は自分以外にいなかったと思いますが、人は見かけによらないものなのでわからないと思いました。

　迫力満点の音と映像により、マーヴェリックスの波がいかに恐ろしげなものかわかりました。暴れ者で人の手には負えないような荒波……そんな名前を冠しているからといってMac OS Xがきかん坊のようなOSだったら困りものですが。

　映画としての感想は「結構、いや十分おもしろかった」です。サーフィンのことなど何も知らず、OS X Mavericksとの関連性だけで観に行ったので、元々そんなに期待してなかったんです。でも、師弟の絆やと少年の成長過程がイイ感じでした。師匠役であるジェラルド・バトラーは声が渋くてすごく素敵だったのですが、ナレーションが重々しすぎて、常にこの後に起きる不幸の伏線なのかと身構えてしまいました。

　ジェイ一世一代のサーフィンを、師匠のフロスティと幼なじみのキムが見守った崖が、おそらく以下の地図のあたりです。下のほうに、なぜか海のその部分だけが白く波立っている個所があると思いますが、ここがマーヴェリックスその場所のようです。

大きな地図で見る

　上映劇場は少ないです……。詳しくは映画の公式サイトからチェックしてみてください。私は土曜日に渋谷で観たのですが、定員60名とハコが小さいので8割くらいは埋まっていました。人気ないと思って油断しないほうがいいと思います。

◆北海道
ユナイテッド・シネマ札幌

◆東京都
ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋、ユナイテッド・シネマ豊洲

◆神奈川県
横浜ブルク13、チネチッタ、１０９シネマズ湘南

◆千葉県
シネマイクスピアリ

◆静岡県
TOHOシネマズららぽーと磐田

◆愛知県
ユナイテッド・シネマ豊橋１８
名演小劇場

◆大阪府
シネ・リーブル梅田、ワーナーマイカルシネマズりんくう泉南

◆京都府
T・ジョイ京都

◆兵庫県
シネ・リーブル神戸