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スマホ向けのオススメは?Googleリーダー互換サービス厳選5種

2013年06月27日 07時00分更新

 予告どおり、Googleリーダーが7月1日でサービスを停止する。現に利用者には、数日前から、終了を知らせるアラートが出ている状況だが、問題はサービスの乗り換え先だ。RSSリーダーを提供する複数のサービスは、意欲的なアップデートを実行したり、移行をよりカンタンにしたりといった動きを見せている。

 オススメのRSSリーダーを機能比較してみた。
(※注:6月25日調べ。直前のバージョンアップで機能が追加される可能性もある。)

  feedly Reeder NewsBlur netvibes Presser
Googleリーダー
からの完全移行

(次期バージョンで対応予定)
メニュー言語 英語 英語 英語 日本語 日本語
iOSアプリ
(Webブラウザーで閲覧可)


Webブラウザーで閲覧可/iPad版は8月中旬予定)

Androidアプリ ×
(Webブラウザーで閲覧可)

(Webブラウザーで閲覧可/
7月上旬予定)
Windowsアプリ
(Webブラウザーで閲覧
×
(Webブラウザーで閲覧

(Webブラウザーで閲覧

(Webブラウザーで閲覧
Macアプリ
(Webブラウザー拡張機能あり)

(Webブラウザーで閲覧

(Webブラウザーで閲覧

(Webブラウザーで閲覧可/App版は7月中旬予定)
検索機能(横断検索) (△フィード名のみ) ○(×) ○(×) ○(×) ×(×)
シェア Twitter,
facebook,
Safari,
Evernote,
mail,
Instapaper
など
Twitter,
facebook,
Google+,
mail,
Instapaer
など。Androidの場合は、各種アプリとの連携可
NewsBlur内のみ。mailや各種アプリとの連携可 Twitter,
facebook,
Google+,
Evernote,
hootsuite,
Flipboard,
mailなど

Twitter,
facebook,
mail,
Instapager
など(※iOS版のみ

※スマートフォン向けの画像版の表はコチラ

■feedly
 http://www.feedly.com/

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑表示形式は4種類。リスト表示やタイムライン表示などがあり、大画面でもチェックしたくなるレイアウトになっている。

 Googleリーダーからの移行先として最も注目を集めているfeedly。ログインはGoogleアカウントでよく、サービス切り替えに伴う手間がほとんどない。タイトルやタイムライン表示、グラフィカルなCards表示など、複数の表示方法ができ、ブラウザーでもスマホでも視認性に優れている。なおメニュー言語は英語だが、アイコンでおよそ意味がわかるため、英語が苦手な人も安心。一部のメニューはショートカットキーで出現する。(“gg”→検索ウィンドーが開く、など。)

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑記事の画像プレビューにも対応。スマホもブラウザー同様に表示の切り替えが可能。
Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑日本語での検索精度も上々。

■Reeder
 http://reederapp.com/

ポストGoogleリーダー

 Macユーザーに愛用者の多いサービス。次期バージョンでGoogleリーダーからの完全移行対応を表明している。Mac環境では使い勝手がよく、シェア機能のほかインターフェイスも洗練されている。iPhone/iPad版も用意されており、iPhone版はオフライン時でも記事の一部を読むことができるため、移動ながらのチェックが多い人にオススメだ。メニュー言語は英語だが、iPhoneアプリでよく出くわす程度の英語がOKなら苦戦しないだろう。気になるのは、検索からのRSSエントリーくらいだろうか。こちらはやや検索精度が低く、URLをコピペしたほうが早い場合が多い。

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑iPhone版のデザインはスタンダードなRSSリーダー。記事のプレビュー表示時。
Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑原稿作成時点ではGoogleリーダーの読み込みはOKだったが、移行機能は発見できず。また、Androidでのブラウザー閲覧は、現時点では不可だった。

■NewsBlur
 http://www.newsblur.com/

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑ブラウザーベースだが、アプリ的なレイアウトになっている。また項目も多く、使いこなしたい系男児に受けそう。

 日本語には非対応だが、すでにGoogleリーダーからの移行に対応している。対応端末も豊富でスマホ・タブレットもPCと合わせて活用する人にちょうどいいだろう。好みの分かれる部分だが、メニュー項目が多く、直感的な操作をするには慣れが必要。サイト上からトライできるため、まずは触ってみての印象で決めるといいだろう。どちらかというと、ブックマークからサイトをチェックする感覚に近い。

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑すでにGoogleリーダーからの移行に対応。トップページの“Import from Google Reader”から処理すればOK。

■netvibes
 http://www.netvibes.com/ja-jp

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑“ウィジェット”と“リーダー”のふたつのレイアウトがある。こちらは“リーダー”表示にした場合。

 Googleリーダーからの移行に対応済みの日本語対応のRSSリーダーで、エントリーしやすいのが魅力。ただし、スマホ・タブレット用アプリはリリースしておらず、Webブラウザーベースのみとなり、RSSリーダーというよりは、メールやSNSなどの情報も合わせて確認できるマルチリーダーといった扱い。表示形式にはリーダーとウィジェットのふたつがあり、ウィジェットはAndroidのウィジェットを並べたような感覚で、サブモニターに表示しておくのにちょうどいい感じ。RSSの登録数がそれほど多くなく、複数のネット情報を網羅したいと考えるなら、netvibesがよさそうだ。

Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑こちらは“ウィジェット”表示の場合。
Googleリーダーの乗り換えどーする?
↑“ウィジェット”ではメールはSNSのフィードも作成可能で、RSS以外もまとめられる。

■Presser
 http://feedpresser.com

Presser
↑インターフェイスはとてもスッキリしたデザイン。初回ログイン時には、Googleリーダーアカウントの有無の確認がある。

 購読するフィードが淡々と表示され、見出しをクリックすると記事のプレビューが表示されるといった、純粋なRSSリーダー。とことんシンプルなのでエントリー向けといえる。オススメの記事を自動的に集める機能もあり、これは使うほど精度が高くなっていく模様。ネックは検索機能が無い点。URLを入力するほかなく、テキトーなワードでの検索には対応していない。共有機能はブラウザー版にはなく、iOS版に搭載される。iOS版は片手操作はもちろん、既読化もしやすく、かつデザインも明瞭。鋭意製作中のAndroidアプリは7月中にリリース予定。

Presser
↑iOS版。記事がリスト表示され、タイトルをタップすることで、プレビューが表示される仕様。
Presser
↑iOS版ではブラウザー版にない機能として、シェア機能が用意されている。

 以上、すべて試してみた結果、筆者の場合は、feedlyが最も快適な印象を持った。あれこれサービスを使いすぎてるため、netvibesにもろもろ統合してブラウザーのタブ数を減らす方法も考えてみたいと思う。なにはともあれ、Googleリーダー終了まであと数日。気になるサービスを片っ端から試してみてはどうだろう。

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