週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

軽自動車並みの燃費性能を実現したホンダ『アコード ハイブリッド』発表(写真多数)

2013年06月20日 22時30分更新

新型アコードハイブリッド

 ハイブリッド車といえば、トヨタの『プリウス』が圧倒的に売れているが、他社もさまざまなハイブリッド技術を開発し、技術的にはしのぎを削っている。そんな中、1999年にハイブリッド車のインサイトを発売して以来、さまざまなクルマに採用してきたが、これまでとは違う次世代のハイブリッド技術を採用したのが、今回発表した『アコード ハイブリッド』だ。
 モーターを2つ搭載したハイブリッドシステム『SPORT HYBRID i-MMD』は、ひとつを発電用、もうひとつを走行とエネルギー回生に使ったものだ。エンジンは直4の2リッター、電池はリチウムイオンを採用していて、3つのモードを効率よく切り替えて走行する。発進と低中速域のクルーズは主にモーターのみで走行し、加速時などはエンジンでモーターを回して発電し、モーターのみで走行。高速クルーズ時は、クラッチをつなげて主にエンジンで走行する。これにより、軽自動車トップクラス並みのリッター30.0km(JC08モード)を実現した。
 モーターは、トルクが太いので、発進の瞬間から最大トルクを発生させることで、滑らかで力強い加速性能を発揮。そのほかにも、車体構造の見直しや安全技術の採用、LEDヘッドライトなどの最新装備も見逃せない。
 今回の発表会では残念ながら試乗できなかったので、どのくらい“異次元”なのかわからなかったが、街中ではエンジンを発電用としてしか使っていないと言うから、すぐにでも試乗してみたい。6月21日から発売なので、みなさんもぜひ体感してみては? 価格は365万円から。

プラグイン ハイブリット車も
新型アコードハイブリッド
当初は企業や公官庁向けリースだけだが、一般にもリースする予定だ。
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド

発表会でのそれぞれのお話

新型アコードハイブリッド

代表取締役 社長執行役員
伊東孝紳氏

 ホンダは1999年に発売した、初代インサイトを皮切りに、シビックやフィットやフリードなど主力車種にハイブリッド技術を積極的に登用してまいりました。ハイブリッド技術は、熱として捨てている減速時のエネルギーを、電気的に回生して加速時に利用する、優れた技術です。

 我々は、ハイブリッドが低燃費への最も有効な技術であると確信して、その進化を進めて参りました。本日発表します新型アコード ハイブリッドに採用した2モーターハイブリッドシステム『SPORT HYBRID i-MMD』は、ホンダがこの数年間開発を進めてきました地球と夢のための新技術『EARTH DREAMS TECHNOLOGY』の中核技術のひとつです。ゆとりのあるセダンながら、リッター30.0kmという軽自動車に匹敵する圧倒的な燃費性能は、世界ナンバーワンのハイブリッド技術であると自負しております。

 さらに、強力なモーターが、なめらかで力強い加速性能を発揮しまして、今までにない新次元の運転感覚をも具現化しています。これは、卓越した燃費性能と走る楽しさを、高い次元で両立させるという、EARTH DREAMS TECHNOLOGYの思想そのものです。このSPORT HYBRID i-MMDに加え、小型車向けの1モーターシステムでEV発進可能な『SPORT HYBRID i-DCD』、大型車やスポーツカーの運動性能を革新します3モーターシステム『SPORT HYBRID SH-AWD』など、小型車からスーパースポーツ車まで優れた燃費性能を実現させながら、走る楽しさを高い次元で成立させる、ホンダ独自の新世代ハイブリッド技術を準備しております。

 我々はアコードハイブリッドを皮切りに、これら新世代のフォーメーションを『SPORT HYBRID』と呼び、商品を続々と投入して参ります。第一弾となる新型アコード ハイブリッドは、ホンダにとってもまた自動車の未来にとっても、新しい時代の幕開けとなると確信しております。今後もホンダは豊かな移動の喜びと、持続可能な社会の実現を目指して、夢のある商品を提供し、お客様の期待に応えるよう努力して参ります。

新型アコードハイブリッド

専務執行役員 日本営業本部長
峯川 尚氏

 1976年に誕生した初代アコードは、自動車の理想の姿を“人とクルマの調和の中に求める”という思想の元につくられた。今年は4輪車をつくり始めてから50年の節目の年。時代は変わり、人とクルマだけでなく社会や地球にも配慮しなければならない。未来を切り拓くこのクルマに改めて「アコード(調和)」という名をつけて世に送り出します。

新型アコードハイブリッド

開発責任者
二宮亘治氏

 このクルマを開発にあたって我々の思いは、とにかく突き抜けると言うこと。目指したものは世界最高。何度も失敗し何度もチャレンジしてきた。でも目標は変えなかった。その結果、圧倒的な燃費性能と、モータードライブによる、いままで経験したことのないドライバビリティは、全てを刷新した車体技術と相まって、セダンとして全く新しい走る喜びを実現することができた。

発表会の模様はUSTREAM(関連サイト)で見られる。

また、発表会では、俳優・演出家の今井雅之さんと女優の柴吹淳さんのトークセッションも。

新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド

今井さんは戦車を運転したこともある人。加速がすばらしいと絶賛していた。

柴吹さんは、事務所からクルマ運転しないように言われているそうで、持っていたクルマも売ったとのこと。でもこのクルマはカッコいいし欲しいと社長にねだっていた(笑)。

発表会で撮影した写真を一挙放出

新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド
新型アコードハイブリッド

●関連サイト
新型アコードハイブリッド

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう