COMPUTEX TAIPEI 2013は、インテルのトム・キルロイ氏(Senior Vice President and General Manager of Sales and Marketing Group)のキーノートスピーチでスタートした。
キルロイ氏は1981年以来のCOMPUTEXを振り返りながら、イノベーションとインベンションが繰り返されてきたことを強調しつつ、2年前にインテルが起こしたPCの再発明、すなわち“Ultrabook”が、今まさに“2-in-1のプラットフォームとして新しい世代に入る”とした。
また、キルロイ氏は、今のスマホのスクリーンサイズが大きくなっている一方であることに触れ、それにともない、われわれの暮らしの中でデジタルが浸透しつつあるという。
いずれにしても、この5年くらいの間に、人々は本当にたくさんのデバイスを持つようになっている。特にタブレット市場が急伸している。
こうしたなかで、処理性能の高いラップトップパソコン、つまりノートパソコンでありながら、タブレットとしても使えるフレキシビリティーをもったパソコンが求められている。それがインテルが考える2-in-1のコンセプトだ。
「PCは死なない。」
キルロイ氏はそう強調した。そしてインテルは、この場で、Haswellこと第4世代Coreプロセッサーを正式に発表。ノートパソコンの再発明であるUltrabookは、その力を得てさらにステップアップし、タッチ対応かつ極めて薄いフォームファクターをもつ製品が続々登場するとした。第4世代Coreプロセッサーでは、グラフィックス性能も従来の2倍を確保、2-in-1の新しい波を起こすはずだ。
ステージには、台湾を拠点に活躍するアーティストダンサーのJolin Tsaiさんも登場。地元とあって会場は大喝采、所有しているデバイスを尋ねられた彼女は「ワオッ!! タブレットもパソコンも両方もっているけど、2つがいっしょになったらいいなあってずっと思ってたんだ」と、2-in-1フォームファクターをすっかり気に入った様子だった。
キルロイ氏は、新しい第4世代Coreプロセッサーの処理性能をアピールするとともに、それらのパソコンの多くが台湾を拠点につくられていることを強調。パートナーをはじめとした台湾ローカルの聴衆に向けて、いっしょにがんばっていこう、みなさんもがんばってほしいとエールを送り基調講演を終えた。
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