月980円でLTEが使えるOCNの『OCN モバイル エントリー d LTE 980』ですが、つい先日のアップデートで既存ユーザーもAPNを変えることで、3G専用端末でも利用できるようになりました。(関連記事)
3G専用端末といえばNexus7などが代表的ですが、PlayStation Vita(3G・WiFi版)もこれに該当するわけですね。
実はベストパートナー?! |
Vitaでは仕様上、LTEが使えないわけですが、下り最大14.4MbpsのHSPA方式“FOMAハイスピード”ならもしかして使えるんじゃないか、という期待もあったので、さっそく試してみました。
いざ! |
『OCN モバイル エントリー d LTE 980』では3種類のSIMサイズが提供されていますが、Vitaで使う場合は“標準(ミニ)SIM”を選択。
まだネットには未接続 |
抜いたとき、挿したときにそれぞれ再起動が実行されますので、ゲームなどはセーブしておきましょう。通知領域には、ドコモの社名と3Gアイコンが表示されますが、まだネットにはつながっていません。
“設定”の“ネットワーク”へ |
接続設定をするには、まず、ホーム画面の緑色のアイコンがアイコンから起動できる設定画面から、“ネットワーク”を選びます。そこから少し下の方にある“モバイルネットワーク設定”をタップ。
“APN設定”から手動で設定する |
さらに“モバイルネットワーク設定”のいちばん下にある“APN設定”をタップ。Vitaの公式プランの設定が表示されていますが、無視して“手動で設定する”を選びます。
3G専用APNを入力する |
公式ページの設定方法(外部サイト)に書いてある3G端末用APN“3g-d-2.ocn.ne.jp”を“APN”にそのまま入力し、“ユーザー名”と“パスワード”にはSIM契約時にもらうものを入れます。
高速通信できました! |
正しく設定できると、通信が可能になります。エリアや受信状況にもよりますが、“FOMAハイスピード”が使えると通知領域に“H”と表示されます。
ちなみにLTE端末用APNでは…… |
やはりダメ |
ついでに、以前から公開されていたLTE端末用APN“lte-d.ocn.ne.jp”で設定すると、従来通りまったく通信できませんでした。
このSIMの利点は月980円という維持費の安さと、1日30MBまで高速通信が可能なこと。
1日30MBという容量は少し心許なく感じますが、出先で少しPSO2などのオンラインゲームを進めたり、アプリを使ってTwitterでつぶやいたり、メールを確認する程度なら十分です。
また料金面においても、Vita公式のプランでこのSIMと同じ“FOMAハイスピード”を使おうとすると、最低でも月2500円の“定額データプラン スタンダード2 バリュー”などに契約する必要があります。
つまり、カンタンな設定かつ、安くて実用性のある『OCN モバイル エントリー d LTE 980』は、まさにVitaユーザーのためにあるといっても過言ではないでしょう。
●関連サイト
OCN モバイル エントリー d LTE 980 公式ページ
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3,150円
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