Googleのデベロッパー向けカンファレンス“Google I/O 2013”が、2013年5月15日(米国時間)に開幕。初日の9時から開催されたキーノートのなかで、新しいインターフェースを搭載した『Googleマップ』が披露された。
ChromeなどWebGL対応ブラウザーでは、シームレスにGoogle Earthの3D表示に移行し、宇宙空間まで出て地球を眺めることが可能になる。また専用アプリについては、Android版、iPhone版に加えて、待望のiPad版についても今夏に新しいGoogleマップアプリをリリースすることを正式アナウンスした。iOS純正地図アプリに不満を持っていた人にはまさに朗報だ。
新デザインのGoogleマップは検索窓が地図上に置かれ、拡大縮小のコントロールも小さくなっているなど、より地図の表示領域が大きくなっている。またクリックで拡大鏡のように一部分の拡大も可能になる。検索結果の表示位置も変更している。
なお、最新版Google Mapsでは地図が閲覧できる国は新たに北朝鮮を含めて200カ国、ストリートビューは50カ国になることも明らかになった。
↑北朝鮮のマップは、1月に発表したユーザーがGoogleMapを編集して地図をつくれる『Googleマップメーカー』によるもの。地域別に自社提供のもの、ユーザー制作のもの、サードパーティー提供のものがわかる図になっている。
↑検索窓の位置などから一目で従来のマップとはUI設計が違うことがわかる。
↑デモのなかで、どんどんズームアウトしていくと、地球全体が見える姿に。さらに、リアルタイムに太陽の配置も反映していて、夜のエリアは暗い状態でマッピング表示される。
新デザインのグーグルマップをいち早く試したいなら、“The new Google Maps”(関連サイト)で招待申請しておこう。
■関連サイト
Google I/O 2013
Google I/O GDG Japan(Google+日本人開発者コミュニティー)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります