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3000円PC『Raspberry Pi』は悪魔のお味

2013年04月25日 14時00分更新

Raspberry Pi
直販価格2950円(販売:アールエスコンポーネンツ)

Raspberry Pi

 『Raspberry Pi』(ラズベリーパイ)は35ドルという低価格ながら、CPUにARMプロセッサーを採用し、USBやLANポート、HDMI出力まで備えたシングルボードコンピューター。買ったまんまだと、なんかかわいくないのでナノブロックを使ってラズベリーパイ風にしてみました。

ラズベリー型とパイ型の2種類を制作
Raspberry Pi

 ひとつは、Raspberry Piのトレードマークであるラズベリー型。もうひとつは、直径24センチぐらいのパイ型です。前者は、基板サイズギリギリとなるように作った小型(長さ16センチぐらい)なもの、後者は基板搭載部以外にはモバイルバッテリーを搭載し、電源レスで駆動できるようにしました。

おいしそうでしょ?
Raspberry Pi

 パイ型はリアリティーを追及するためにかなり大きくなり、ナノブロックも8000円ぶんぐらい投入しました。より“パイ感”を追求するために、格子上に違う色のナノブロックを組み、あえて“抜き”を作ったり、とだいぶ苦労しました。

ラズベリー型の中身
Raspberry Pi
パイ型の中身
Raspberry Pi

 ちなみに性能は価格相応。ブルートゥース機器はコマンドで解決しなければならないし、“X Window”でのウェブブラウジングは、週アスPLUSのサイトを開くのに1分待ったりと、GUIでの動作は普通のPCと違ってかなり遅い。

OS『Raspbian』(Linux)で“X Window”を起動
Raspberry Pi
ウェブブラウジングの遅さに唖然
Raspberry Pi

 でも、こういったコンピューターは本来ふつうのPCとして使うことを想定されていないのでしょうがないのです。自作好きとして、いろいろいじれて楽しかったー!ってなるだけで3000円ぶんの価値は十分あります。

でも楽しいんだよね
Raspberry Pi

 もうちょっと詳しい内容は4月26日発売の自作増刊号にて掲載しましたので、興味のある方はぜひご覧くださいませ。

■関連サイト
アールエスコンポーネンツ

【大好評の週アス増刊に パソコン自作の新常識 が登場!】

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