──スマータブルコンボケース、たいへんな反響で。
いや~、よかったです評判よくてホントに。なんとか地下の倉庫の隣の部屋だけは死守できましたよ。
──さすがメディア王。で、どうしてまたノコノコ出てきたんですか?
実は次の付録に向け、これまでのサンプルを整理しておりましたら、いろいろと懐かしいモノ出てきちゃって、お見せしたくなっちゃったの。
──おヒマなんですね。
まずは、コチラを……。
──なんすかコレ?
なんだと思います?
──USBコネクターがついてますね。つなぐとLEDが点灯します。あ、なんか鉄板っぽい部分が温かくなってきましたよ?
コレ、缶ウォーマーなんです。最も寒い時期に投入し、スマホ手袋(2011年)に続き一世を風靡しようと企てておったのですが、安全性に不安ありという理由でお蔵入りに。
──そんな熱くなるんですか?
缶飲料を温められるくらいにするとなると、結構ね。通気口を設け、スグ冷めるようにしたりと試行錯誤を繰り返し、なんとか大丈夫かなというレベルにまではもってこれたのですが、イトーくんが……。
──また、イトーくんですか。
そう、イトーくん。やっぱ危ないよ! ダメだよアックン! って。マジメかっ。
──デザインとか、ちょっとAppleっぽいですね。
ええ、だってジョナサン・アイブに頼んでますから。
──え、ホントですかっ!?
あ、ウソです。でも、Appleっぽい感じでと業者に依頼しました。カラーバリエーションもこんな用意してたんですよ。
──ほぉ。おや、コチラの薄っぺらいのは?
収支が厳しめだったので、廉価版もつくったのです。ゴム製なのでホラ、曲げられる。
──ここまでできていて残念ですね。いつか陽の目を見るといいです。続いてコチラの物体は?
なんだと思います?
──ずっとこの調子だと疲れますが、座布団に見えますね。
そう、世界初スマートフォン専用座布団です。スマホって、結構置き場に困りません? ちゃんと居場所を用意してあげようよ! っていう愛にあふれたアイテムですな。
──なかに針金が入ってます。
座椅子のように、スマホをスタンドさせることができるの。こんなふうに……。
──まぁステキ。コレはどうしてボツに?
アイデア自体は、素晴らしい、やはり天才だ、次のメディア王は君しかいない! と会長まで地下へ下りてきてくださり、賞賛の嵐だったのですが、ちょうどそのとき、次の付録はタブレットとスマホ両方で使えるものにしたいという気持ちが芽生えつつあって……。
──なるほど自らボツに。そして、スマータブルコンボケースへ至るわけですね。
最終的には、そうなんですが、スマホ座布団を大型化し、タブレットに対応させたサンプルもつくりましたよ。コレです。
──デカッ!
いいでしょ? 超自信作だったんだけど、なんか周囲の目が「あ~アックンやっちゃったね」的な感じになってて。「……だ、だよねー」なんつって同時進行していたケースのほうに注力せざるを得なくなりました。
──なんか、わかります。
あとは、以前のインタビューでお応えした感じで進んでいくわけですが、前回お見せしなかったサンプルも出てきたので、ついでに。
──ゴムっぽいのと、プチプチですね。
シンプルでいいでしょ? プチプチはまたいつかノベルティーとかでやりたいなぁ。
──しかし、どちらもスマータブルコンボケースの足元にも及びませんよ。
そりゃ製品化したものとサンプルを比べられてもね。ホント、スマータブルコンボケースは試行錯誤の賜物なんです。あ、今度出るGALAXY S4もピッタンコカンカンでしたよ! 偶然ですけど、やはりメディア王は強運ですな。
いじょ。お茶の間のみんなたち、週アスは毎号売り切れてしまうのですが、スマータブルコンボケース付録号に関してはAmazonにかなり多めにご用意しました。とはいえ、あとホントわずかですので、まだ手に入れられてない方、ご家族にもう一枚という方、ぜひ下記リンクからおポチりくださいませ。もう二度とこんな無理なお願いはいたしません。
──あ、宣伝のために出てきたのですね!
そうよ、アナタとワタシは一心同体、少女隊(ハタチっす!)。
-
490円
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります