2013年04月02日15時00分

スマートビエラ2013年春モデルは“マイホーム”でもっと“かんたん・つながる”

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VIERA

 パナソニックは、新型スマートビエラの2013春モデル説明会を開催し、新機種『VT60』、『GT60』、『FT60』の3シリーズを発表した。
 今回発表された3シリーズで注目したポイントは以下の3つだ。

●1画面に、テレビ放送のほか、さまざまなサービスに対応した各種アプリを自由に配置できる“マイホーム”画面を用意。一部機種は顔認識を活用した機能も。
●通常のリモコンのほか、マイクを搭載し音声認識操作ができるセカンドリモコンが付属。ほとんどの操作を音声で行なえる。
●プラズマモデルはブルートゥース接続の“PDPタッチペン”を備え、『お絵かき』や『メモ』アプリで画面に手書きメモができる。

 多機能化をはかると同時に、「テレビは高齢者から子供まで、家族がそろって使いこなせるものであるべき」という部分に力を注いだ製品に仕上がっている。そのあたりを識者はどう見て感じたのか、角川アスキー総合研究所・遠藤諭ゼネラルマネジャーにもインプレッションを聞いた。本記事後半にまとめたので、説明会のレポートと合わせてお楽しみいただきたい。

 では、まずは各シリーズや機能について個別に見ていこう。


●『VT60』『GT60』シリーズ
『VT60』には“フル・ブラックパネルⅣプラス”、『GT60』には“フル・ブラックパネル”を搭載する高画質・高音質プラズマテレビ。画面サイズは『VT60』が65V・55V型、『GT60』が55V・50V型をラインアップ。価格はオープンプライスで、予想実売価格は、『VT60』55V型が約42万円、『GT60』50V型で約27万円。

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↑プラズマテレビ『VT60』の55V型モデル『TH-P55VT60』。予想実売価格は約42万円。より大画面、多チューナー指向のハイエンドモデル。
 

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↑プラズマテレビ『GT60』の50V型モデル『TH-P50GT60』。予想実売価格は約27万円。タッチペン同梱のお買い得モデル。


●『FT60』シリーズ
 IPS液晶パネルを搭載するフラッグシップモデル。スタンドデザインは『VT60』と共通だ。昨年発売された『DT5』で採用されて人気の高い、スリムな狭額ベゼルで画面だけが強調された“浮遊感”のあるデザインが特徴。画面サイズは60V・55V・47V・42Vをラインアップ。価格はオープンプライスで、予想実売価格は55V型が約32万円。

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↑スリムデザインの液晶テレビ『FT60』55V型モデル『TH-L55FT60』。予想実売価格は約32万円。


■3シリーズに共通する新機能
 スマートビエラは、ネットワーク接続して他機器との連携や、さまざまなコンテンツを利用できることが特徴のシリーズだ。しかし現在、テレビからインターネット接続するユーザーは、日本だと約2割ほどに留まるという。テレビでネットを使わない理由に「パソコンでできるから」、「調べものをするとテレビが観られない」、「目的の機能にたどり着けない」、「不要な機能が多い」、という声があり、そうしたニーズに応えるものが、新機能“マイホーム”をはじめとする進化点だ。


●必要な機能だけを配置して、目的のコンテンツにすぐつながる“マイホーム”
 テレビ画面を中心に各種機能やネットワークへのショートカットを自由に配置できるオリジナル視聴画面が“マイホーム”機能。ビエラには各種機能がアプリ形式で実装されており、各種アプリをテンプレートに合わせて配置していくだけで自分専用のマイホーム画面が作成できる。アプリの種類は『カレンダー』、『時計』、『Youtube』、『スカイプ』、『Hulu』などが用意され、最大で7つのマイホーム画面が登録できる。
 アプリ表示中もテレビ画面は表示されたままなので、ブラウザーで調べもの中でもテレビが途切れることなく楽しめる点もポイントだ。

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↑マイホーム上にはアプリやウェブブックマークを配置可能。標準では4種類のホーム画面(テレビフルスクリーン、テレビのホーム、くらしのホーム、ネットのホーム)が設定されている。
 

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↑マイホームに配置する機能はビエラアプリから選択する。アプリはネットワークからの追加やアップデートにも対応し、未更新アプリはスマホのように数字アイコンで知らせてくれる。


●ウェブカメラで顔認識にも対応
 先に登場したスマートビエラ春モデル『E60』、『DT60』シリーズにもマイホーム機能は搭載されているが、今回の『VT60』では画面上部にあるウェブカメラで、また『FT60』はオプションのウェブカメラで顔認識が行なえ、テレビに近づくだけで自動的にユーザーを判別できる点が新しい。内蔵カメラはビエラアプリの『スカイプ』や『ビデオメモ』などでも利用可能だ。
※『VT60』はカメラを本体に内蔵、『FT60』は別途ウェブカメラが必要。『GT60』は顔認識機能はないが、別売りのカメラを使うことで『スカイプ』などが楽しめる。

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↑『VT60』のベゼル上部は収納式のウェブカメラを搭載。


●タッチパッド+マイク内蔵リモコンが同梱
 通常のリモコンのほか、円形タッチパッドとマイクを搭載するセカンドリモコンが付属する。セカンドリモコンのマイクは音声認識操作に対応し、スマートビエラのほとんどの操作を音声で指示できる。たとえばテレビを視聴中に、「8チャンネル」、「音量 20」、「タレント名 番組表 検索」などと言えば、そのとおりに操作可能だ。また、「アイドル名 インターネット 画像」と言うと、テレビ視聴時でも瞬時にブラウザーが表示され、グーグルの画像検索結果が表示される。音声認識の判別率は非常に高く、一般的なボタンリモコンで文字入力するよりも音声で素早く入力できるメリットがある。もちろん、ブラウザー表示中は、タッチパッドでマウスカーソルを操作できる。

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↑スマートビエラ同梱のセカンドリモコンとタッチペン。セカンドリモコンは非常に簡素な見た目だが、ほとんどの操作を音声で行なえる。


●プラズマモデルはタッチペンに対応
 プラズマモデルの『VT60』、『GT60』はブルートゥース接続の専用“PDPタッチペン”で手書き入力が行なえる。タッチペンはビエラアプリの『お絵かき』や『メモ』で手書きイラストが描けるほか、テレビ画面をキャプチャーした上にメモしたり、スマホから転送したデジカメ画像に手書き文字を加えるなどして、その画像をSDカードに保存できる。著作権上、テレビ放送のキャプチャー画面上に書いた手書きメモの保存は不可だが、HDMIから取り込んだビデオ映像ならメモを加えた画像を保存できる。ビエラをホワイトボードのように活用したり、ビデオ撮影したゴルフスイングのフォーム映像にチェックを入れるなど、便利な使い方ができそうな機能だ。
※『VT60』はタッチペン別売り、『GT60』は同梱。

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↑タッチペンは1画面で同時に2本まで認識可能。ペン先は樹脂製で描き味は滑らか。ペンの電源は5分経過でオートパワーオフされる。


●スマートフォン/タブレットとの連携も便利
 スマートフォンアプリ『VIERA remote2』を導入したスマホ内のデジカメやビデオ等の映像を、スワイプ操作でテレビに転送できる“Swipe&Share”表示に対応する。スマホ→スマートビエラ→タブレットという多機器間との連携もできる。

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↑スワイプ操作でビエラに向かってシュッと写真を滑らせると、テレビ画面に写真が映し出される。転送したデジカメ画像にタッチペンでお絵かきを加えることもできる。
 

■角川アスキー総合研究所・遠藤諭が感じた
スマートビエラ・ファーストインプレッション

●スマートビエラ3機種の新要素についての所感をお教えください

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遠藤:テレビというのは、家の中でリラックスして使うものなので“難しい”のはダメですよね。いま業界では『4スクリーン』ということが言われていて、スマートフォン、タブレット、PC、テレビの4つの端末上で、ネット企業などが覇権争いを繰り広げているわけです。しかし、テレビはできるだけだらしくなく、リラックスして見たい。スマートフォンでも楽しんでいると思うけど、次元が違うものでないといけないと思っています。ネットも使えないと今のテレビではないという意見もあるし、きっちりそこは作りこんであるわですけどね。要するに、おじいちゃんもおばあちゃんも使えないとテレビでない。今それがテレビの高機能化でとても危ないところに来ている。地デジ化のあと、いちばんテレビ離れしている世代は、若者たちじゃなくて高年齢の女性なのですよ。今回のVIERAでは、“声”で操作できたり“マイホーム”という機能も、それに答えてくれそうですよね。


●ネット連携や音声認識、タッチペンなどの操作に触れてみてどうでしたか?

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遠藤:ボクは、音声認識ソフトとの相性がとてもよくて、PC用ソフトで天声人語とか読み上げると100%近い認識率になるんです。そういうことはあるんだけど、今回いちばん注目している“声”の操作がバシバシと決まったのはとても気持ちよかったです。テレビに対する不満の代表ってもったりした操作感だと思うんですが、その点でもまったくストレスがなく、そうしたこととの相乗効果というのもありそうです。短時間の試用ですが、画面をにらみつけてリモコンのボタンを延々とポチポチいったり来たりする動作が減るんですね。ホーム画面や“声”の操作のメリットは、実はそういうジャンプ感ではないでしょうか? チャンネルからリモコンになってテレビが進化したのは20年以上昔だと思いますけど、次にこれでテレビ視聴がどう変わるのか楽しみです。


●VIERAの新要素から想像できる、便利な使い方などありましたでしょうか?

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遠藤:タッチパッドは、家庭のダイニングにあるホワイトボードみたいなものだということですけど、テレビを本当に“白モノ”にするゾという意気込みを感じました。パナソニックでは、テレビとドアホンやセンサーカメラとの連携なんかもやってきたわけですが、要するにテレビが家庭の情報センターになるということだと思うわけです。ただ、それは“黒モノ”にするぞというのではなくて、あくまで家庭という仕事や学校などから帰って、あるいは家族や子供たちと楽しいひとときを過ごす、人間らしい空間の中にシックリこないといけない。すでに発売されている液晶モデルでも採用されている銀色でメタリックな額縁が受け入れられているというのも、おそらく消費者がもういままでのテレビの進化とは違うものを求めているということなんじゃないでしょうか。


■関連サイト
Panasonic

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