週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

CeBIT2013で見つけたWindowsPhone8まとめ

2013年03月11日 13時00分更新

 3月5日から8日までドイツ・ハノーバーで開催された“CeBIT 2013”。先日のスマホまとめ記事では、ドイツテレコム(T-Mobile)のブースを中心に取り上げました。それに負けないくらい大型のブースを構えていたのがドイツのボーダフォンです。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑CeBIT 2013のボーダフォンブース

 このボーダフォンブースを中心に、CeBITのWindows Phone展示を見てみましょう。

■ボーダフォンはWindows Phone 8を強力にプッシュ

 ボーダフォンブースには、端末メーカーごとにコーナーが設けられていました。ノキアは、Lumiaシリーズ3機種を展示。そのうちLumia 920、Lumia 820の2機種は、ボーダフォンのLTEネットワーク“RealLTE”に対応しています。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑ボーダフォンのLTEネットワークに対応するLumia 920。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑こちらはLumia 820。同じくLTEに対応。

 ボーダフォンのLTEコーナーでは、T-Mobileとのエリア比較を行なっており、担当者は「ドイツテレコムよりカバレッジが広い」と断言していました。ちなみにドイツテレコムの担当者も「LTEなら、うちがナンバーワン」と語っており、どちらが本当なのか興味深いところです。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑ドイツ最大というボーダフォンのLTEカバレッジ。

 一方、Lumia 620はイエローの本体にグリーンのカバー付きモデルを展示。ノキアコーナーのなかでもひときわ存在感を放っていました。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Lumia 620のイエロー。グリーンのカバー付き。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑スマホとしては珍しいライム色。独特の透明感もある。

 さらにノキアの担当者によると、MWC2013で発表した最新機種『Lumia 720』と『Lumia 520』もボーダフォンで取り扱ってもらえるよう、売り込んでいくとのこと。もし実現すれば、Windows Phone 8のLumiaシリーズ5機種をすべてラインナップするキャリアになりそうです。

 ほかにもボーダフォンはHTC、サムスン、ファーウェイのWindows Phone 8端末を全機種展示していました。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑HTCのハイエンド機『HTC Windows Phone 8X』。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑HTCのミドルレンジ機『HTC Windows Phone 8S』。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑『ATIV S』は、サムスンコーナーで最大の4台を展示。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑ファーウェイがCESで発表した『Ascend W1』も。ドイツでは第2四半期に発売予定。

 今後ボーダフォンは、ドイツにおいてWindows Phoneをコンシューマー向け、ビジネス向けの両面で強力にプッシュしていくとのこと。今後のWindows Phoneのシェア拡大に期待が持てそうです。

■ドイツのマイクロソフトがブース出展、Windows Phone 8が揃う

 米マイクロソフトは、2013年のCESから展示会への出展方針を変更。CES、MWCともにブースを出展しませんでした。そのため、ここ数ヵ月でマイクロソフトの存在感がやや後退したという印象がありました。

 それに対してCeBIT 2013では、昨年同様に巨大なマイクロソフトブースが出現。これは日本でいうところの日本マイクロソフトに相当する子会社である、“マイクロソフト Deutschland”のブースなのです。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑CeBIT 2013のマイクロソフトブース。ドイツ法人が出展する。

 マイクロソフトブースのテーマは“The Human Touch”。タッチ対応PC、Surface、Windows Phone、Office 2013など、タッチへの取り組みを強調した展示となっていました。Windows Phoneコーナーには10台以上の実機がありました。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Windows Phoneコーナー。本体カラーとタイルカラーのコーディネイトが目を引く。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑MWCで発表されたばかりの『Lumia 720』、『Lumia 520』が注目を集める。

 ブース担当者に聞いてみたところ、「我々はこれしか入手できなかった」との説明。ドイツ法人が端末を手配するルートに問題がある印象を受けますが、なんとか“横の連携”をうまくやってほしいものです。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑イエローカラーが多数。まずはLumia 920。光沢あり。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Lumia 820イエロー。光沢なし。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Lumia 720イエロー。光沢なし。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Lumia 620イエロー。光沢なし。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑Lumia 520レッド。520はレッドしか入手できなかったとか。ちょっと残念。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑HTC Windows Phone 8Sのなかではちょっと珍しい、イエロー。グレーとのツートンカラーが特徴。

■ドイツではSurfaceとSurface Proが両方発売へ

 ほかにマイクロソフトブースで人気だったアイテムが、SurfaceとSurface Proです。日本でも3月15日にWindows RT搭載のSurfaceが発売されますが、ドイツでは一足先にWindows 8 Proを搭載するSurface Proが発売されそうです。

CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑マイクロソフトブースの大人気アイテム、SurfaceとSurface Pro。
CeBIT2013で見つけたWindows Phone 8まとめ
↑プレスカンファレンスにて、ドイツ・オーストラリア・中国・イギリス・フランス・香港・オランダにSurface Proを投入することが発表された。
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう