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テレビ番組みたいな映像が簡単にできる『VideoStudio』最新版発売

2013年03月08日 12時30分更新

文● 花茂 未来 編集●岩崎ハルコ

最新のVideoStudio

 使いやすいインターフェースで、テレビ番組のような映像を直感的に作れるVideoStudioシリーズ。その最新版である『VideoStudio Pro X6』と、『VideoStudio Ultimate X6』が3月22日に発売するとのことで、販売元のイーフロンティアと、ソフトメーカーのコーレルにお話を聞きに行きました!

 まずは今回あたらしく追加された新機能をご紹介。

●目玉の新要素“モーショントラッキング”機能!
簡単操作でできるモーショントトラッキング

 ビデオの中で動き回る被写体に、画像等のオブジェクトを追従させる機能です。設定はかんたん。被写体を選んだら、オブジェクトの大きさを指定して決定ボタンを押すだけ。すると、被写体に合わせてオブジェクトが移動する軌道を計算。あとはそのオブジェクトに画像を挿入すれば完成です。
 

●番号画像を入れてみた
ゼッケンつきの選手たち
↑緊張のあまり画像がぶれぶれです、スミマセン……(岩崎)

 試しにゼッケンのような番号を入れた様子。たったこれだけで、自転車をこぐ、ほのぼの映像がテレビで放送するような本格的な自転車レース番組のようになりました。

 また、オブジェクトを被写体に重ねることもできます。これの何が便利なのかというと、通行人やギャラリーのモザイク処理が超簡単! オブジェクトにモザイク効果を適用するだけなので、ビデオをネットで公開するときに重宝します。

 さらに、モーショントラッキングの素材として、アルファチャンネルをもったMOVファイルも使えます。

●表現の幅がグッと広がる
映像がグッとかっこよくなります

 アルファチャンネルというのは、透明度を表現するデータのこと。例えば、背景を透過させたMOVファイルを挿入すれば、ビデオの被写体を隠すこと無く、アニメーション映像やアイコンを重ねられます。このほか、フラッシュファイルやテキストも素材として使えるので表現の幅がひろがりそうですね。
 

●声の部分を自動的に検出する字幕エディター!
バラエティ番組のような字幕も作れますよ

 字幕を作るとき、発言部分に合わせて表示するように調整するのって非常に面倒ですよね。でも新VideoStudioなら、字幕の時間合わせがラク。というか必要ありません。発言部分を自動検出するので、あとは文字を入力するだけです。字幕はsrt形式を使用します。srt形式のファイルはテキストエディターで直接編集できるので、大量の字幕もサクサク入力していけます。
 

●一眼レフを制御してストップモーションアニメをつくれる!
 VideoStudioから一眼レフカメラを制御して写真を撮影し、ストップモーションアニメーションをつくれちゃいます。制御できるのはホワイトバランスやフォーカス、撮影間隔(3秒間隔など)、撮影解像度など。設定を終えて取り込みボタンを押せば、撮影を開始できます。なお、カメラとPCはUSBケーブルで接続。USBケーブルはカメラ付属のものを推奨とのことです。

また、現時点ではキヤノンの一眼レフのみ対応しており、ミラーレス一眼カメラや他社製カメラには対応しておりませんが随時増やしていきます、とのこと。

 

●再生速度を自在に操れるようになった!
一部のみをスローモーションにすることもできる

 変速コントロール機能により、映像のスロー再生や早回しを細かく設定できるようになりました。キメのシーンをピンポイントでスローにすることで、手軽に迫力ある映像に仕上げられます。

「毎秒60フレームのプログレッシブ走査(60p)に対応したビデオカメラも多くなっています。60pならスローをかけてもなめらかさを保てるので、ぜひ使ってみてください!」と、コーレルの今澤氏も絶賛しておりました。

 

●4K解像度以上の映像も編集できる!
いまはやりの4Kもバッチリ

 なんと、取り込み・編集できる解像度に制限がなくなりました! ビデオカメラや一眼レフカメラで扱える解像度であれば、取り込んで編集できるというのです。最近多くなってきた4K解像度も扱えるのは非常に嬉しいですね。

このほか、AVCHDのSDカード出力や、オーバーレイトラックの入れ替え機能も追加しています。
 

持っているのはパッケージとフルカラーの説明書
↑左から、イーフロンティア 代表取締役社長 安藤 健一氏、コーレル マーケティング部部長 今澤 浩之氏

 イーフロンティア 代表取締役社長 安藤氏は、本製品の発売にあたり「日本ユーザーからの声をVideoStudioに多数反映しました。かゆいところに手が届き、プロのような作品に仕上がる、そしてプロにも使っていただける自信作に仕上がりました」と新製品に対する気持ちを熱く語ってくれました。

 ちなみにメーカーさんとしては、どんな人に使ってほしいのでしょう? という質問に対し、イーフロンティア 社長室 ヴァイスプレジデント 脇坂氏は「VideoStuioを使っていただきたいのは、まず初めてビデオ編集をしたいと思った初心者の方です。マニュアルをフルカラーで同梱しているのは安心して映像編集を楽しんでいただきたいからです」。
 「すでに他の編集ソフトを使っているなら、プラグイン感覚で使っていただきたいです。VideoStuioを使ってモーショントラッキング処理をしたら、他社製ソフトで最終調整をするというのも、ありだと思います。Ultimate版には手ぶれ補正など150種以上のフィルターを追加していて、それらのプラグインをひとつずつ購入したら1000~1100ドルくらいになります。プラグインとして捉えても非常にお得ですよ」

と、結構なぶっちゃけ情報も教えてくれました。書いていいんですよねコレ?

 

●発売記念キャンペーンも実施!
 VideoStuio X6の発売を記念して、「家族の日常を思い出に残そう!」キャンペーンを発売日より開始。5分以内の映像でVideoStuioX6の新機能を使い、Web掲載可なら題材は自由だ。最優秀賞はなんとハワイ旅行をプレゼント! 豪華景品をゲットするチャンスだ。詳細は3月22日にイーフロンティアのウェブ上で発表される予定なので要チェック!

キャンペーンページ(3月22日正式オープン)
コーレル
イーフロンティア

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