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GALAXYシリーズが多数出そろったサムスンブース:MWC2013

2013年03月01日 19時00分更新

文● 山根康宏 編集●つばさ

 MWC2013で最大規模の展示ブースを構えたサムスン電子。今回発表されたGALAXY Note 8.0以外にも発売されたばかりの最新スマホを展示していました。

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑GALAXY Note 8.0の正しい持ち方はコレ。

 8インチサイズのタブレットに専用のスタイラスペン『Sペン』で自由に書きこみや操作が行えるサムスン電子のGALAXY Note 8.0。同社のタブレット、GALAXY Tabシリーズはギリギリまでディスプレーのサイズを広げているのに対し、GALAXY Note 8.0はディスプレー周りのベゼル部分を広く取っています。これは左手で本体を保持しやすくし、Sペンを持った右手をベゼル部分に乗せることを考えたデザインなのです。ベゼル部分を狭くすればサイズはもっと小さくなるのでしょうが、GALAXY Noteの製品思想は“タブレット”ではなく“ノート”。GALAXY Note IIが5.5インチのスマホではなく“システム手帳”であるように、GALAXY Note 8.0は“A5サイズのノート”なのです。

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑Note 8.0ならではのアクセサリーも。

 とはいえ形状はタブレット型ですから、本体に装着するフリップカバーなどのアクセサリも用意されています。またちょっと便利なのが『Stand Pouch』。GALAXY Note 8.0を入れる封筒形のポーチですが、本体を取り出した後は三角形に折り畳むことで本体をたてかけるスタンドになります。カラバリも複数あるので、本体のちょっとしたイメージチェンジにも使えそう。

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑アウトドア派向けのXcover2はスペックアップ。

 GALAXYシリーズには様々なモデルがありますが、あまり知られていないのがミッドレンジ系の『GALAXY Xcover』。防水防塵機能を備えボディーデザインもアウトドアを意識したスマホです。2011年に発売された初代モデルはHVGAディスプレイに800MHz CPUを搭載していましたが、MWC2013で展示中の2代目『GALAXY Xcover 2』はWVGA/デュアルコア1GHz CPUにスペックアップ。

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑アウトドア利用を考えたデザイン。

 IP67の防水防塵機能を備えているので、トレッキングやサイクリング、そして海や山へ出かける機会が多い人に向いているでしょう。ヘッドフォン部分などはしっかりとキャップで保護。本体のサイド部分はすべり止め防止も兼ねたグリップ状のデザインになっています。発売は2013年第1四半期の予定。

GALAXY Xcover 2 主なスペック

OS Android4.1.2
ディスプレー 4インチ
カメラ 500万画素
バッテリー 1700mAh
サイズ 67.7(W)×12.08(D)×130(H)mm

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑お手軽5インチスマホのGALAXY Grand。

 2013年になって登場した各社のハイエンドスマホは5インチのフルHDディスプレイ搭載が当たり前になっています。サムスン電子も3月発表が噂されている次期フラッグシップモデル『GALAXY S4(予想名)』は5インチになると予想されています。ところが実は、すでに同社は5インチモデルとして『GALAXY Grand』を出しているのです。

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑GALAXY Note IIとの大きさ比較。

 GALAXY Grandのディスプレイは5インチ480x800ドット。CPUもデュアルコア1.2GHzと見劣りします。実はこのモデルのライバルは各社の5インチフラッグシップではなく、最近急激に出てきている中国メーカーの格安5インチスマホ。大きい画面の安いスマホが欲しいというニーズは新興国などを中心に高く、その市場向けに投入されるのがこのGALAXY Grandなのです。新興市場では人気の高い機能、2G+3GのデュアルSIMに対応した『GALAXY Grand Duos』も用意。価格はインドで2万ルピー台、日本円では3万円前後と安くなっています。

GALAXY Grand 主なスペック

OS Android4.1.2
ディスプレー 5インチ
カメラ 800万画素
バッテリー 2100mAh
サイズ 77.7(W)×9.6(D)×143.7(H)mm

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑ちっちゃいのにNFCまで乗ったGALAXYFAME。

 この他にもサムスン電子ブースにはスマホが展示されていましたが、2月頭に発表されたばかりの『GALAXY FAME』はエントリーモデルでありながらも実力派。スペックは高くありませんが、コンパクトでポケットにも楽々入るサイズは魅力的。またシングルSIMモデルとデュアルSIMモデルがあり、シングルSIMモデルにはNFCを搭載。海外でプリペイドとして販売され、そして現地のNFC決済も利用できるようにしてくれたら“海外旅行時の現地おサイフ専用スマホ”として使えるかも。

GALAXY FAME 主なスペック

OS Android4.1.2
ディスプレー 3.5インチ
カメラ 500万画素
バッテリー 1300mAh
サイズ 61.6(W)×11.55(D)×113.2(H)mm

GALAXYシリーズが多数出揃ったサムスン電子ブース:MWC2013
↑新製品が必ずあるサムスン電子ブース。

 サムスン電子はMWC2013で大々的な製品発表会は行ないませんでした。しかし展示会のたびに必ず何かしらの新製品が必ず同社ブースには展示されています。今回見つけたアクセサリの『Audio Dock』はGALAXYシリーズのスマホとタブレットに対応する机上形のスピーカー。スマホだけではなくアクセサリも年々充実しているサムスン電子、次の展示会ではどんな出展をするのか楽しみです。

MWC2013まとめ

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