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Windows情報局ななふぉ出張所

Surface Proの開封レビュー

2013年02月27日 17時00分更新

 マイクロソフト独自のタブレット『Surface』が、いよいよ今春にも日本での発売が期待されています。

 現在のところ『Surface RT』と『Surface Pro』のどちらが発売されるのかはわかりません。しかし、ARMプロセッサーとWindows RTを搭載するSurface RTに対して、CoreプロセッサーとWindows 8を搭載したSurface Proに期待している人も少なくないはずです。

Surface Proの開封レビュー
↑Coreプロセッサー搭載の『Surface Pro』。

 今回、2月9日にアメリカとカナダで発売されたばかりの『Surface Pro』を入手することができたので、開封レビューをお届けしたいと思います。

■Surface RTにはないペンが付属…なぜか汚れているのは気になる

 アメリカより届けられたSurface Proの外箱は、Surface RTとそっくり。黒い外箱で白い内箱を保護する二重構造になっており、片側にはSurfaceのスタンドを連想させる“斜めカット”が入っている点も同様です。

Surface Proの開封レビュー
↑黒い外箱。Surface RTと雰囲気はそっくり。
Surface Proの開封レビュー
↑ガバッと外箱を開けると白い内箱が。ロゴはTouch Coverにもあるシアン色。

 Surface Proにはストレージ容量により64GBモデルと128GBモデルがあります。Windows 8の使用にあたっては、どちらかというと空き容量の大きい128GBモデルがおすすめです。しかし今回は購入時に128GBモデルが売り切れており、しぶしぶ64GBモデルを購入することになりました。

Surface Proの開封レビュー
↑128GBモデルが売り切れのため、64GBモデルをゲット。

 白い内箱を開封すると、いよいよSurface Pro本体とご対面です。しかし、開けた瞬間にひとつ気になる点が。Surface Pro本体を包むフィルムにはホコリが付いており、ACアダプターにもうっすらと汚れが付着していました。

Surface Proの開封レビュー
↑開けました。なぜか最初から汚れている点がやや気になります。いや、激しく気になります。

 海外から個人輸入した小包みは税関で検査のため開封されることもあるようですが、外箱や内箱を封印するシールが剥がされた形跡はなかったため、少なくともここは新品のはず。ほかのPCベンダーとは品質管理の基準が異なるのでしょうか。

 内容物としては、マニュアルやACアダプターのほか、Surface Proならではの付属品としてペンが同梱されていました。

Surface Proの開封レビュー
↑Surface Proのマニュアル。
Surface Proの開封レビュー
↑48Wに出力が上がったACアダプター。
Surface Proの開封レビュー
↑Surface RTとの違いとして、ペンが付属する。

 ペンには凹凸の付いたボタンがあり、ここを押しながらタップすることで右クリック扱いとなります。また、この凹凸はACアダプターのコネクターと同じ形状になっており、マグネットによって本体側面にくっつけることができます。

Surface Proの開封レビュー
↑ペンのボタンにあしらわれた凸凹の形状は、ACアダプターと同じ。

 本体にはSurface RT同様にスタンドを内蔵しており、自立させることができます。このスタンドにより、必要なときにはいつでも立てて使えるというのがSurfaceの特徴のひとつと言えます。

 もちろん、Surface RTと同じキーボード『Touch Cover』や『Type Cover』にも対応。Surfaceシリーズで共通で使えるようになっています。

Surface Proの開封レビュー
↑Windows 8を起動してみた。やはりスタンドで自立するのは便利。
Surface Proの開封レビュー
↑Surface RTと一緒に購入したType Coverがそのまま使える。

■Surface Proは“買い”?

 Surface Proの発売直前には、バッテリー駆動時間の短さや本体重量の増加、Connected Standbyへの非対応といった点から、「Clover Trailタブレットに対して優位性はあるのだろうか?」と疑問に感じた時期もありました。

 しかしSurface Proを実際に触ってみれば、その疑問を払拭するほどパフォーマンスがよいことに気付くはずです。最新のUltrabookやデスクトップPCと遜色ないレスポンスで、タブレットを使うことができます。

 前述のような理由により、タブレットとしての総合的な使い勝手のよさでいえば、Clover Trailタブレットに軍配が上がることでしょう。しかし高性能なSurface Proも、Windows 8タブレットとして“アリ”と感じることもたしかです。

 モバイルでもパフォーマンスに妥協したくない人や、Windows 8タブレットをメインマシンとして活用したい人にとって、Surface Proは意外と魅力的な選択肢になるかもしれません。

山口健太さんのオフィシャルサイト
ななふぉ

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