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海外版Xperia Tablet Zが登場 ソニー発表会現地レポート:MWC2013

2013年02月25日 20時26分更新

 バルセロナで開催中のMWC2013にて、ソニーモバイルは『Xperia Tablet Z』のグローバルモデルを発表しました。日本ではすでに『Xperia Tablet Z SO-03E』として発表済みですが、日本では未発表のWiFi版もあわせて発表となりました。(関連記事

グローバル版Xperia Tablet Z
↑グローバル版Xperia Tablet Zを発表するソニーモバイルの鈴木社長。

 日本人の取材陣にとっては目新しさはなかったものの、鈴木社長がXperia Tablet Zを手に取った瞬間は、海外メディアからの歓声が聞こえ、人気の高さがうかがえました。

 グローバル版のスペックはCPUやサイズ、防水機能など日本モデルとほぼ同じ。異なる点はワンセグやNOTTVを搭載していないくらいです。

 発表会のデモンストレーションでは、ピンチイン&アウトで素速く操作できる“アルバム”アプリや、ソニーの音楽サービス“Music Unlimited”との連携、NFCを使ったスピーカーやヘッドフォンとの接続などの説明が行なわれました。

グローバル版Xperia Tablet Z
↑テレビと連携して番組表からチャンネルの切り替えなどが行なえる“TV SideView”を実機を使ってデモ。

 会場にはソニーの平井一夫社長も登壇。「Xperiaは、一貫したユーザーエクスペリエンスをご体験いただける“One Sony”を具現化したブランドです」と力強く語り、ソニーとソニーモバイルの連携が深まっていることをアピールしていた。

グローバル版Xperia Tablet Z
↑昨年の発表会に引き続き平井社長が登場。昨年同様、今年も“One Sony”をスローガンにモバイル事業をコア事業としてすすめていくとのこと。

 グローバル版のXperia Tablet Zの発売は春頃で、日本版とほぼ同じ時期に登場する予定。さらに鈴木社長によると、すでにリリース済みの『Xperia Z』の販売が各国で好調とのこと。ドイツでは、発売日に2時間で完売してしまうほどの人気ぶり。また、販売国数も60ヵ国に増加。この好調ぶりはしばらく続きそうです。

グローバル版Xperia Tablet Z
↑Xperia Zの新CMも披露。各国で放送予定とのことで、世界中で使われているというイメージの内容。

 MWC会場のソニーブースでは発表されたばかりのXperia Tablet ZとXperia Zを展示。Xperia Tablet Zの実機も触ってみましたが、やはり基本的には日本版と同じ。

 ただし、LTE&3G版はグローバルモデルでもキャリアから販売される場合は、キャリア専用のサービスなどが盛り込まれ、仕様が若干変わる可能性もあるとのことです。

グローバル版Xperia Tablet Z
↑ソニーブースはXperia Tablet ZとXperia Zを大プッシュ。ほかのモデルはほとんどありません。
グローバル版Xperia Tablet Z
↑日本版と同じく、ブラックとホワイトの2カラーをラインアップ。フルHD液晶や防水など、スペックや機能は日本版と差はほとんどないです。
グローバル版Xperia Tablet Z
↑自社のNFC搭載Bluetoothスピーカーも同時に展示。タブレットをかざすだけで、ペアリングが可能。
グローバル版Xperia Tablet Z
↑Xperia Tablet ZとXperia Zを並べて展示しており、兄弟機としてのイメージをアピール。
グローバル版Xperia Tablet Z
↑ネットワークはLTEに対応。これも日本版と同じですね。

 これだけ薄くて軽い防水タブレットは世界的にもトップクラスの内容。Xperia Zの好調ぶりとあいまって、グローバルモデルも人気になりそうです。

●おもなスペック
OS:Android 4.1(4.2アップデート予定)
CPU:APQ8064(1.5GHz、クアッドコア)
メモリー:2GB
ストレージ:32GB(マイクロSDXC対応)
カメラ:810万画素(インカメラ220万画素)
ディスプレー:10.1インチ(1920×1200ドット、224dpi)
バッテリー:6000mAh
サイズ:266(W)×6.9(D)×172(H)mm
重量:495g

●関連サイト
ソニー Xperia Tablet Zリリースページ(英文)

※2013年2月26日12:50更新 誤字を修正いたしました。

MWC2013まとめ

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