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7インチAndroidタブレット『Archos GamePad』のゲーム機としての実用性は?

2013年02月14日 19時00分更新

ゲームが好き!
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 不惑を越えていまだゲーム小僧のジャイアン鈴木です。さすがに家族の手前、リビングのテレビを占有するわけにもいかず、もっぱら携帯ゲーム機専門ですけども。あ、もちろんVitaも3DSも持ってますよ。

『Archos GamePad』が気になります!
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 と言うわけでACCNが先にレビューしていた『Archos GamePad』ですが、もちろんワタシも興味津々。筋金入りの物理キー野郎としては、スマホ用ゲームがどのくらい快適に遊べるのか気になります。早速『Archos GamePad』の箱を開梱して、お気に入りゲームをアトランダムにインストールしてみました。

 何本かゲームをインストール&プレイしてみると、Archos GamePadにとって、ゲームが大きく4種類に分類されることがわかりました。それでは種類ごとに試してみたゲームをご紹介します。

■モーションセンサー&スワイプ系ゲーム

『Angry Birds Space』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『Riptide GP』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『Magical Magic FREE』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 モーションセンサー&スワイプ系ゲームは、Archos GamePadで無理に遊ぶ必要のないゲームです。端末を傾けたり、タッチパネルに対するスワイプ操作は、Archos GamePadのソフトウェア・インプット・パネル(SIP)によって物理キーに割り当てることはできません。もちろん遊べないわけではないですし、7インチディスプレーでのプレイは快適なのですが、あえてモーションセンサー&スワイプ系ゲームを選ばなくてもいいかなというのが正直なところです。

■タップ系ゲーム

『Ski Safari』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『Gravity Guy』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 『Ski Safari』と『Gravity Guy』は画面の任意の場所をタップするだけという単純操作のゲームです。「物理キーいらないんじゃね?」という人もいるでしょうが、ところがどっこい快適です。特に『Ski Safari』では、画面の左右端にどのようなキャラクターがいるかどうかが重要なので、タップ操作のために指で画面を隠さずに済むのは大変便利なんです。Archos GamePadならより高いスコアを狙えますよ。

 なお『Ski Safari』の画面写真から、どのような機能を割り付けているのか明示するため、ソフトウェア・インプット・パネル(SIP)の設定画面を掲載しています。

■物理キー設定可能ゲーム

『バイオハザード 4』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『Mini Motor Racing』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『Granny Smith』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 半透明の十字キーやボタンが表示され、操作可能なゲームがこの種類に入ります。Archos GamePadは“Button”、“Stick”、“Target”のコントローラーが用意されており、ほとんどのキーパッド操作に対応可能です。ちなみに“Stick”、“Target”は任意方向への入力という点では似ていますが、“Target”ではページ送りのような操作が可能です。ホーム画面に“Target”を割り付けると、ホーム画面のべつのページへの移動が可能になります。

 上に挙げたゲームのなかでは『バイオハザード 4』が比較的操作が複雑ですが、基本操作は物理キーですべて行なえます。半透明キーパッドと違い、十字キー、ボタンの位置を指で探ることができるので、よりゾンビシューティングに集中できますよ。

■Archos GamePad対応ゲーム

『ダークナイト ライジング』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
『アスファルト7:Heat』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 ワタシが試したなかではGameloftのタイトルだけでしたが、Archos GamePadに標準で対応しているものもあります。これらはソフトウェア・インプット・パネル(SIP)を設定する必要なく、すぐに物理キーでゲームを楽しめるわけです。設定済みの物理キーを使用するもよし、押しやすいように物理キーを入れ替えるもよし。ゲームを選ばず自由自在に設定できるので、このカスタマイズ性はある意味、携帯ゲーム専用機を超えているかもしれません。

■総括

SIPの設定はゲームごとに記録
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 Archos GamePadの仕様でもっともうれしいのが、ゲームごとにSIPの設定を保存してくれるところ。つまり遊ぶゲームを変えるたびに、ソフトウェア・インプット・パネル(SIP)を再設定する必要がないんです。思う存分、自分好みのキー構成にしてしまいましょう。

 以上のように、Android端末中、最高のゲーム操作性を備えている『Archos GamePad』ですが、パフォーマンスもなかなかのものです。

『AnTuTu 安兎兎ベンチマーク』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
スコア:10340
『Quadrant Standard Edition』
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた
スコア:4123

 2013年最新端末に比べるとやや届きませんが、Androidスマートフォンのゲームを遊ぶには十二分すぎるパフォーマンスです。実際、その処理の重たさには定評がある『ダークナイト ライジング』ですが、ロード時間を除けば、まずまず快適に遊べます。

携帯ゲーム専用機を超えた?
7インチAndroidゲームタブ『Archos GamePad』の操作感を試してみた

 7インチのディスプレー、十二分な物理キー、そしてソフトウェア・インプット・パネル(SIP)によるカスタマイズ性を備えた『Archos GamePad』。Android端末で没入する勢いでゲームを楽しみたいなら、最右翼のモデルと言えるでしょう。

●関連サイト
Archos Store
EXPANSYSジャパン

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