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最強手ブレ補正&プロジェクター搭載『ハンディカム HDR-PJ630V』

2013年02月12日 17時30分更新

ハンディカム HDR-PJ630V
ソニー(関連サイト)
●実売価格 11万円前後

HDR-PJ630V

20ルーメンのプロジェクター内蔵

HDR-PJ630V

↑日中でも照明を落とせば使える。2.5メートルの距離(50インチ相当)が実用的だった。

明所での高精細感、暗所に強い裏面CMOS

HDR-PJ630V
HDR-PJ630V

↑ 最大60pまでの動画撮影に対応で、明るい場所での撮影はすみずみまでシャープ。裏面CMOSを搭載し、ほとんど照明のない屋外でも暗部のディテールを出せる。

空間光学手ブレ補正搭載
従来比で約40%も軽量化

  昨年春、ソニー“ハンディカム”の最上位機『PJ760V』で初めて採用し、圧倒的な手ブレ補正機能として注目を集めた“空間光学手ブレ補正”がついにミドルクラスにも搭載された。『PJ630V』は、有効画素数502万画素の1/3.91型の“Exmor R”CMOSセンサーにプロジェクターまでも内蔵した、高機能オールインワンモデルだ。“空間光学ユニット”では撮像素子と光学ユニットを丸ごと宙に浮かせるような構造になるため、エントリー機より本体は大きくなるが、旧モデルのPJ760Vから体積比約40%をカットし軽量化している。
 従来方式の光学手ブレ補正より、約13倍に精度が上がっているというが、その真価を発揮するのは“歩きながら”の撮影だ。手持ちで立ち止まった状態で撮影したときのような、“わずかに上下に動く”程度のブレに収まる。驚いたのが、小走りで撮影しても映像に伝わるショックが皆無だったこと。最大12倍の光学ズームでめいっぱいに寄った場合は、手持ち撮影ではブレが生じるが“ゆったりと上下する”程度にまで軽減するので、三脚なしでも撮影できる。

HDMI入力を追加
プロジェクターが実用的に


  撮影機能としては、自分の子供を登録しておくと優先してフォーカスする“優先顔キメ機能”など、ファミリー向け機能を搭載。タッチ操作での追尾フォーカスや絞りを手動で調整する機能もあり、マニュアル派でも遊べる。撮影フォーマットは、1080/60p(28Mbps)の“PSモード”が選べ、木の枝や髪の毛のような細部をクリアーに描写できる。5.1チャンネル収録のマイクもダイナミックレンジが拡大し、小さな音も拾えた。
 撮影後の“おまけ”として内蔵していたプロジェクターだが、HDMI入力に新対応。スマホを接続してウェブを表示、ノートPCでプレゼンなど、活用できる場が増えた。アクティブに撮影して家の中でも役に立つ本製品は、今欲しい機能がすべてそろう最強ミドル機だ。

SPEC
イメージセンサー 1/3.91型CMOSセンサー
有効画素数 502万画素(16:9動画時)
レンズ 光学12倍ズーム、F1.8-3.4、35ミリ換算26.8~321.6mm(動画時)
液晶 3インチタッチパネル(92.1万ドット)
記録メディア メモリースティックXC-HGデュオ、SDXCカード、内蔵メモリー(64GB)
動画記録 1920×1080ドット/60p、MPEG4 AVC/H.264
プロジェクター 640×360ドット、20ルーメン
連続撮影時間 約2時間(付属バッテリー使用時)
本体サイズ 67(W)×124(D)×72(H)mm
重量 約490g(撮影時)

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