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GALAXY S III、Note IIをQi充電対応にしちゃう謎フィルム

2013年01月23日 12時00分更新

 ワイヤレス充電規格のQi。日本でも対応製品が出ていますがまだまだ数は少ないですよね。海外ではノキアの最新Lumiaシリーズが対応していますが、利用できる端末はまだまだ少ないのが実情です。

今日はどの色で充電しよう?
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 ノキアはQiにかなり本気に取り組んでいるようで、Qiの充電台もLumia本体に合わせたポップでカラフルなアクセサリーを用意しています。筆者も全色揃えて「どの色で充電しようかなー」などと意味不明な行為に日夜走っていますが、せっかくだからほかのスマートフォンもワイヤレス充電したいもの。でも端末をQi対応にするスマートなアクセサリーはiPhone用のジャケットくらいしか出ていないのが残念無念。

中国からやってきた謎のフィルムが解決だ!
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 最近はGALAXYシリーズの売れ行きも好調ですし、ここはサムスンのスマートフォンをQi対応にしたいもの。そう思ってたら中国でこんなフィルムが売られていましたよ。“WIRELESS CARGER”と書かれており、Qiのロゴも見えます。これはもしやスマートフォンをQi対応にするフィルムなのか?

グローバル版のGALAXY S III、Note IIに対応
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 それぞれのフィルムはグローバル版のGALAXY S III用、GALAXY Note II用のQi対応フィルム。フィルム内にアンテナが入っているようです。日本版で使えないのはちと残念ですが、端末側のハード仕様が異なるのでダメなようです。しかしこんな単純な仕組みで本当にワイヤレス充電できちゃうんでしょうか?

グローバル版は本体側に謎の接点があった
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 グローバル版のGALAXY S IIIとNote IIの電池カバーをはずしてみると、なにやら謎の接点が見えます。これは電池カバー側には接触する接点がなく、なぜここにこれがあるかは不明。外部充電用の端子なのでしょうか? というのも、今回入手したフィルム側にも似たような接点があるのです。

フィルムの出っ張り部分には接点が2つ
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 0.5ミリ程度の厚みのこのフィルム。出っ張っているロゴの印刷された部分には接点が2つあります。どうやらこの部分がGALAXY本体と接触するようになっているようです。ちなみに日本版のGALAXY S III、GALAXY Note IIにはこの接点がないのでこのフィルムを使うことができないわけです。

確かに接点が合います。これで充電しちゃうのか?
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 ではGALAXY Note II用のフィルムを当ててみましょう。なるほど接点の位置が合うようですね。こうしてバッテリーの横に端子を付けておくなんて、もしかしてサムスン自らがQi対応のアダプターなどを出す予定があるのでしょうか?

フィルムを乗せるとジャストフィット!
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 フィルムの裏には両面テープがありますが、いきなり貼っちゃって失敗すると困るのでまずはそのまま乗せてみました。端子の位置もぴたりと合いますね。こりゃまるで純正品のようですよ。改めてフィルム裏の両面テープを剥がし、端子の位置を合わせて再度電池の上にフィルムを置いて固定するといいかも。

電池カバーで端子を押さえるという原始的な方法
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 ただこのままでは端子が少し浮いて接触しません。そこでこのまま電池カバーをはめちゃって、無理やり接点も接触させちゃうわけです。フィルムは薄いとはいえじゃっかんの厚みがあります。はたしてちゃんとカバーははまるんでしょうか?

なにもないかのごとくカバーがはまった
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 今回は純正フリップカバーをはめてみましたが、じゃっかんきついような気がするものの外側が膨らむこともなく、そのまま装着可能でした。これを見てまさか内部にQi充電のアンテナユニットが入っていると気がつく人はいないかも。

GALAXY S IIIにもフィルムを付けてみた
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 同様にGALAXY S IIIのほうにもフィルムを乗せてみました。こちらも同様に端子の位置はぴたりと合いますし、電池カバーもはまります。こうして見るとやはり純正品としてこれが出てくるのでは? と思えるほどジャストフィットしちゃいます。

Qiの充電台に近づけてみましょ
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 では準備が整ったところで、Qiフィルムを内部に貼ったというか、内蔵させたGALAXYをQiの充電台で充電してみましょう。Qi充電台はやはり日本製のほうが使い勝手がいいものが多いですよね。てなことでテストに使うのはパナソニックの『QE-TM101』。最近は安く入手できるようになりました。

充電されているぞ! これは簡単で便利かも
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 充電台にGALAXY S IIIを置いたところ、きちんと充電されます。しかもロケールを日本語にしていたので、日本語で“ワイヤレス充電”の表示も。これってワイヤレス充電を標準サポートしているってことなんでしょうかねやっぱり。しかしコイルの片側に電流を流すと磁束が発生してなんたらうんぬん……という電磁誘導でワイヤレス充電ができるわけですが、フィルム1枚を貼り付けるだけでそれが実現できちゃうんですねぇ。

快適Qi生活で充電フリーな毎日を!
GALAXYをQi充電対応にしちゃう謎のフィルム

 マイクロUSBケーブルを端末に接続するのもべつに苦ではありませんが、帰宅して充電台の上に置くだけでワイヤレスで充電できるQiはやっぱり便利です。これに慣れちゃうと、次に買うスマートフォンもQi対応品にしちゃおうかなぁと思っちゃうほど。そしてノキアのワイヤレス充電台はカラフルなので机の上に置いておくだけでも楽しめます。てなことでNexus 4でも買いましょうかね……。

電脳中心買物隊で取り扱い中
GALAXY S III 用 Qi充電対応 内蔵アンテナ(グローバル版対応)
GALAXY Note II 用 Qi充電対応 内蔵アンテナ(グローバル版対応)

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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