年末年始はオフ会シーズンでもありますね。2012年に買ったスマホをオフ会で見せびらかしたい! ……なんて人にぜひお勧めしたいのがスマホ17台収納バッグ。
このバッグがあればモバイルなオフ会も怖くない! |
でもね、オフ会に持っていくスマホ、数台ならば簡単に充電できるでしょうけど、10台を超えると一度に充電するのは大変です。そういえば以前、10台のWindows Phoneを一度に充電する紹介記事がありましたが、上記バッグのポケット全部にスマホを入れた場合17台にもなってしまいます。17台のスマホはさすがに一度に充電は難しそう。
10台のWindows Phoneを効率よく充電する【夏休み自由研究】
困ったときは中国にお願い! 今回はこいつが主役 |
では10台以上のスマホを同時に充電したい場合はどうしたらいいでしょう? たこ足にたこ足をかませればたしかにACアダプターを16個つなぐことができるでしょう。でもそれはスマートな方法じゃありませんよね。また前例にならってUSBハブを増やす方法もありますが、もっと別のソリューションを考えたいところ。
4面に4個ずつ、16個のコンセントを持つ電源タワー!! |
てなことで中国の電脳街で探してみたら、あっけなくこんな製品が見つかりました。各国の電源プラグに対応するマルチ形状のコンセントが縦に4つ、それが4面に配置されているOAタップのタワーです。これひとつあればなんと16個もの充電器を接続できちゃうんですよ。これは使い物になるかもしれないぞ!!
さっそくマイクロUSB充電器を16個用意 |
タワーを買ったお店で「USB充電器もちょうだい。16個ね」と伝えると店員さんは「はいはい、16個ねー」と驚きもせず引き出しから充電器を出してくれました。ってことはこれをフルに使う人が中国にはたくさんいるってことでしょうか? やはり恐るべし中国……。
ありゃりゃ、上下が当たっちゃうよ |
さっそく持ち帰り充電器を取り付けてみましょう。まずは一番下の段に4個。次にその上に4個と思ったら、この充電器は充電ケーブルが横に伸びているのですぐ上下の充電器に干渉して当たってしまいます。イギリス/香港タイプの充電器ならケーブルが前に伸びるので当たらないのですけどね。このあたり、使う充電器の形状は考える必要があります。
交互にずらしてなんとか16個をはめ込んだ! |
それでもちょっと斜めにずらせば充電器がはまるようでした。てなことで上下4段、それぞれの充電器を交互にずらして装着。合計16個を無理やりはめ込んでみました。この時点であまりスマートな見た目ではありませんが、いいのいいの、16台を一度に充電するのが目的だからね!
ケーブルを延ばすとさらにスマートさが失われる |
続いて充電器のケーブルをそれぞれ延ばしてみましょう。16個の充電器から16本のケーブルを絡まぬように延ばしていきます。もうこうなると机の片隅で充電なんてのは無理で、テーブル広げてその上を占有しなくてはなりません。軽い気持ちで始めたタワー充電、もう大ゴトになっています。
16台のスマホを接続、全然スマートじゃない(汗) |
さて、あとはスマホを1台ずつ接続していくだけです。しかしこれが大変。スマホによってマイクロUSB端子の位置が横だったり上だったり下だったりとバラバラですし、ケーブルをつないだあとに絡まぬようにスマホを置いていくのも面倒な作業。完成した光景を見てみると、当初想像していたイメージとは似ても似つかぬ“非・スマート”な状態になってしまいました。うーん、自分はいったいなにをやっているんだろうか……。
電源は1段ずつ入れよう |
まぁここまで来たのだから疑問は胸にしまい込んでおくことにしましょう。さてタワーは各段それぞれにON/OFFスイッチがあります。一度に16台の充電を開始するのもなんだか怖いので(だって中国製だし)、一段ずつ順番にゆっくりとスイッチを入れていきます。
あちこちから“ピッピッピ”とやかましい |
スイッチを入れていくたびに、あちこちの端末から“ピッ”だの“ピポッ”だの音が立て続けに鳴り始めます。充電開始の合図なのですね。ようやく目的を達成できたわけですが、見た目はスマートじゃないしここまでたどり着くまで結構面倒だったし、ってことで妙な疲労感に襲われてしまいました。そこに時間差で16台の端末それぞれが音を奏でるのはやかましくも感じてしまいます。
さすがにこの状態はなんとかしたい |
今回は会社の会議室をお借りして撮影しましたが、自宅にこれだけのスペースを作るのはちょっと難しいですよね。ましてや家族と同居していたら「いったいなんなのこれは!」、「すぐに片付けて!」って言われちゃいそうです。やはりなんらかの方法でスマートにしたいもの。
スマホ17台バッグを使うとさらにカオスな状態に |
ならばスマホ17台収納バッグに端末を入れれば場所をとらないしスマートなのでは! ……と思ってやってみました。17個もポケットがあるので16台の端末をすべて収納できるのはさすがというか当然ですが、充電のケーブルが16本もバッグから延びる姿はまるでバッグの集中治療をしているかのよう。もはやなにをしているかわからない光景です。
充電完了後は楽ですよ |
でも一晩放置したあとに充電ケーブルをまとめて抜けば、バッグのポケットには充電が完了したスマホが収められた状態になっているのはとても便利かも。セットするまでは大変ですが、最後が簡単とは思いませんでした。
スマートじゃないけど便利かもしれない |
あとはこのままオフ会へ行けばよいわけですね。まぁこんなシチュエーション、年に1回あるかないかでしょうけれど、「どうしても16台のスマホを一度に充電しなくてはならない」なんて事態に陥ったときは、ぜひこの記事を思い出してください。なお中国ではさらにパワーアップした“20個コンセントタワー”、“24個コンセントタワー”なんてのもあるらしいです。端末の一括充電に困っている人はぜひ中国で探してみましょう!
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