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初のフルHD液晶&クアッドコアスマホ『HTC J butterfly HTL21』

2012年12月20日 12時30分更新

HTC J butterfly HTL21
●HTC(au)(関連サイト
●実売価格 3万3000円前後(新規一括で“毎月割”を適用後の実質負担額)

HTC J butterfly HTL21

フルHDでメニュー画面も高精細

HTC J butterfly HTL21
HTC J butterfly HTL21
GALAXY S III
HTC J butterfly HTL21

↑アイコンや文字もフルHD解像度に対応。HD解像度スマホと比べるとつぶれていない。

IPX5の防水性能を備える

HTC J butterfly HTL21

↑HTCとしては初めて防水に対応。ヘッドホン端子はキャップなし防水で、マイクロUSB端子はカバー付き。背面カバーは取り外せない。

■高速連写と広角インカメラがウリ

HTC J butterfly HTL21

↑シャッター長押しで最大99枚連写。ブレの少ない写真を選んで保存できる。また、広角88度の210万画素インカメラを搭載。横向きだと3~4人でも自分撮りしやすい。

フルHDの解像感に感動
アプリの起動や描画も高速

 日本で初めてフルHD(1920×1080ドット)の5インチ液晶を搭載したスマートフォン。精細さは440ppiと高品質な印刷物以上。試しに撮影した風景写真を見ただけでも今までのスマホでは体験できなかった解像感があり、2Dにもかかわらず浮かび上がるような立体感がある。発色は黒に締まりがあり、特に赤が鮮やか。視野角が広く、屋外でも明るく見やすいのもメリットだ。
 基本性能も充実しており、最新のクアッドコアCPU『APQ8064』は、総合ベンチマーク『Antutu』の結果が2万302とデュアルコア機の結果(1万1236)のほぼ倍で、ホーム画面やアプリの起動でもたつかない。パワーがありながら、バッテリー容量がほかのHD液晶搭載スマホと同等でも駆動時間がほぼ変わらない。LTEによる通信でUstreamのライブ動画再生で3時間6分だった。3日ほど残量変化を確認しつつ利用したが、急な電力消費や再起動もなく、HTC製らしい安定感があった。
 大画面ながら横幅を71ミリに抑えており、薄さが9.2ミリなこともあって、男性の手なら片手持ちでの操作もギリギリ可能だ。重量は140グラムとハイエンドとしては軽量なのもうれしい。

室内撮影に強いカメラ
LTEテザリングも高速

 カメラは感度を優先した800万画素の裏面照射CMOSセンサーとF値2.0の明るいレンズを採用。暗い室内でもオートフォーカスが高速で明るく撮影できた。インカメラの感度も高く、夜景でも発色が良好だ。
 通信面では新幹線で東京~新大阪間の走行中も10Mbps前後でかなり高速。テザリングが省電力なブルートゥース接続に対応し、ホーム画面からも起動できて使い勝手がいい。
 着信ランプを本体の両面に搭載するほか、アンテナ内蔵式のワンセグで視聴や予約録画が可能など、細かな配慮が◎。アプリをよく使う順やダウンロード順でも表示でき、管理がラクなのも気に入った。ハイエンド機を求める人はもちろん、スマホの完成形として誰にでも安心してすすめられる製品だ。

SPEC
OS Android4.1
CPU APQ8064(1.5GHz、クアッドコア)
メモリー 2GB
ストレージ 内部16GB、マイクロSDHC対応
カメラ 約800万画素(インカメラ210万画素)
通信機能 LTE、802.11a/b/g/n、Bluetooth4.0
バッテリー 2020mAh
サイズ/重量 71(W)×9.2(D)×143(H)mm/約140g

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