2012年11月14日21時30分

フルHD液晶2画面ノート『ASUS TAICHI』最速実機レビュー

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 ASUSTeKから、これまでにない仕様を備えるウルトラブック『ASUS TAICHI』が登場した。見た目こそ一般的なウルトラブックと大きく変わらないものの、通常の液晶ディスプレーに加えて、天板部分にも液晶ディスプレーを備えるという、世界初のデュアルスクリーンを実現したウルトラブックだ。

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 液晶パネル部を閉じている状態ではタブレット、開いた状態ではノートPCとして利用できる。Windows8の登場にあわせて、ノートPCとタブレットどちらの形状でも利用できる、ハイブリッドスタイルのノートPCが多数登場しているが、ASUS TAICHIは、ハイブリッドノートのような液晶回転ギミックを搭載することなく、ノートPCとタブレットのどちらの形状でも利用できる仕様を実現している。しかも、2つ搭載するディスプレーには、同じ映像や異なる映像を表示することも可能となっている。液晶パネル部を立てた状態で、対面の相手に映像を見せられるため、ビジネスシーンでは少人数でのプレゼンなどに、また家庭では大人数で同じ映像を楽しんだり、対戦ゲームなどでも活用できそうだ。

ファーストインプレッション02
ノートPCモード、タブレットモードでの利用だけでなく、2つの液晶双方に同じ画面を表示するミラーモード、異なる画面を表示するデュアルスクリーンモードと4パターンの利用が可能。切り替えもメニューからワンタッチだ。

 搭載する液晶ディスプレーは、双方とも11.6インチの広視野角IPSパネルで、解像度はフルHDだ。ただし、内側は映り込みの少ない非光沢のノングレアパネルでタッチパネル非搭載、天板側は発色の鮮やかな光沢のグレアパネルで10点マルチタッチ対応のタッチパネル搭載と、仕様が異なっている。これは、ノートPCモードはビジネスシーンでの利用を優先、タブレットモードは映像などのホビー用途を優先して仕様を変えてきたものと考えられる。また、タブレットモードでは、指でのタッチ操作に加えて、256段階の筆圧感知に対応した付属のEMRペンを利用した操作にも対応。

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専用のEMRが付属で、描画や入力もサクサクできる。

 基本スペックも充実している。CPUはCore i7-3517Uを採用し、メインメモリは標準で4GB、内蔵ストレージは容量256GBのSSDを標準搭載する。無線機能はIEEE 802.11a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0。液晶パネル部には、内側に92万画素、外側に500万画素のカメラも搭載しており、ウェブ会議などでの利用はもちろん、静止画・動画の撮影にも対応している。キーボードはバックライトを搭載し、暗い場所での利用も安心だ。

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キーボードは自然な配列の日本語キーボード。ピッチはゆったり広く、クリック感もしっかりしており扱いやすい。またバックライトも搭載し、暗い場所でも使いやすい。タッチパッドは面積が広く、複数の指を利用したWindows 8の操作にもしっかり対応。こちらにも『TAICHI KEY』があり、モードの切り替えに便利。

 本体サイズは、11.6型液晶搭載のウルトラブックとしては若干大きいものの、本体を手に持ってみると、1.25kgという数字以上に軽く感じる。これなら普段の持ち歩きも苦にならないだろう。
 実際に発表会で製品に触れてみたが、表裏2画面というスタイルはなかなか便利に使えそうに感じた。一般的なハイブリッドノートでは、ノートPCモードとタブレットモードを使い分ける場合に、液晶部をぐるっと回転させる必要があるなど、変形時の動作がやや面倒に感じる製品も少なくない。しかしASUS TAICHIなら、使い勝手は通常のノートPCと全く同じで、パネルを閉じればタブレット、開ければノートPCと、直感的に使い分けられる。ギミック好きにはやや物足りないかもしれないが、使い勝手という意味ではこの仕様の方が優れると感じた。

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天板側に11.6インチのフルHD液晶を搭載し、液晶パネル部を閉じてタブレットとして利用可能。10点マルチタッチ対応のタッチパネル搭載で、付属のペンを利用した入力も可能。また、グレアパネル採用で発色も鮮やか。

 また、内側がノングレア、外側がグレアとパネルの仕様を変えている点もなかなか理にかなっている。文字入力などの作業時には外光の映り込みが作業の妨げになるが、内側が非光沢のノングレアパネルになっているASUS TAICHIならその心配はない。しかも、タブレットモードでは光沢のグレアパネルを活かした鮮やかな映像が楽しめる。液晶ディスプレーが1枚だけでは、こういった使い分けは不可能で、これも2画面搭載による大きな利点と言えそうだ。

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液晶パネル部内部にも11.6インチのフルHD液晶を搭載。こちらはノングレアパネルで映り込みが少なく、快適な入力作業環境を確保。液晶パネルはどちらもIPS方式で、広視野角かつ表示品質に優れる。

 発売は12月8日、価格はオープンプライスで予想実売価格は14万円前後。ウルトラブックとしては若干高価ではあるが、フルHD液晶2画面ノートと考えると、なかなかお買い得。ほかにはないちょっと変わったウルトラブックとして、この冬注目の1台と言える。

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