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連載の最終回はアイドリング!!!の未来を座談会で占いますング!!!

2012年11月01日 13時00分更新

 2年4ヵ月、全117回にわたってお楽しみいただいたアイドリング!!!の連載『しみつきます』も、週刊アスキー10月30日発売号にて最終回。これまでのご愛読に感謝するとともに、最後はメンバーによる緊急座談会で、アイドリング!!!の未来を占っちゃうことにしました。

座談会 参加メンバー

2期生 14号・酒井 瞳
2期生 17号・三宅ひとみ
4期生 23号・伊藤祐奈
5期生 29号・玉川来夢

――まずは先輩の2期生お2人にお伺いします。後輩の4期生について、加入した2年半前と、いまとで、どのように変化があったかを教えてください。

酒井:入ってきたときは可愛かったですよね。
伊藤:ちょーい! なんで過去形なんですか!?
酒井:ほら、こんなことも言わなかったですよ。
三宅:たしかに!
伊藤:(申し訳なさそうな表情に)
酒井:最初のころは楽屋が静かだったよね。
三宅:いつもケンカしているイメージだったな。なんでそんなケンカしているのかなって。
伊藤:私はそんなしてなくて、ホリプロ組(24号・野元愛、25号・後藤郁、26号・尾島知佳の3人)がみんなB型じゃないですか。意見の食い違いが多すぎてホリプロ組が揉めていて、私と(22号・倉田)瑠夏が傍から見ている感じだったんですよ。
酒井:なにを揉めてたの?
伊藤:たぶん愛と郁は寮生活なので、それで。
酒井:ああ、くだらないケンカだ
三宅:ウチら、あまりケンカとかなかったよね。

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座談会に参加してくれた4人は、加入5年目の先輩2期生、3年目で脂がのってきた4期生、そして加入まだ半年でフレッシュな5期生という取り合わせだ。

4期生が溶け込んだキッカケはエヴァだった!?

酒井:4期生が楽屋でワチャワチャしだしたのって、いつくらいからだろう。気づいたら尾島が谷澤さんに超なついていたのにはびっくりした。
三宅:沖縄のロケ行ってからじゃない? 谷澤さんの部屋でみんなでエヴァンゲリオンを観てからでしょ?
伊藤:そうそう、谷澤さんの部屋に、私以外の4期生が全員行ってたんですよ。私はそのとき別の撮影があって行けなくて、だからあとで「祐奈だけ来なかったね」みたいに言われてました。
酒井:こうやってね、撮影を理由にしてね。
伊藤:ガチに行きたかったんです! たまたま被ってしまって。
酒井:それ、寂しいね。
三宅:残念だね。
伊藤:そのあとお台場合衆国で谷澤さんと同じチーム(チーム MERSY)になったんですけど、ちょっと気まずかったですね。
一同:(爆笑)
酒井:でも祐奈がこんなにおもしろいキャラだって、最初はわからなかったよね。
三宅:最近じゃない?
伊藤:私も3年目にしてようやく慣れて……。
酒井:やっと慣れたよね。最初しゃべんなかったもん。どうしゃべっていいかわかんなかった。だからいっそのこと、絶対しゃべんないって思ったし。
伊藤:いやいやいや、どんなですか!?
酒井:ウソだよー♡

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2期生 14号・酒井瞳(23)。「さかっちの半分は優しさでできている」と評されるほど、柔らかな人当たりで後輩を見守る。

三宅:慣れてきたのって、5期生が入ってからじゃない? 下が入ると焦るじゃん。4期生がみんなしっかりしたし、そこで祐奈のキャラが発揮された気がする。
酒井:すごいぶっちゃけで言うと、「4期生って成長しないよね」って言われてたんだよね。
三宅:自分たちより怒られている人、初めて見たよね。森さん(番組ディレクター)がよく爆発してた。
伊藤:4期生は問題児ばかりなんで(苦笑)
酒井:やっぱ、下が入ってからだね。
玉川:(私たち5期生が)入った当時から、祐奈ちゃんすごい元気なんです。
一同:(爆笑)
玉川:でも、祐奈ちゃんとか4期生のみなさんが加入してすぐのころの収録をDVDで観たんですよ。そうしたらみんな全然しゃべってなくて、やっぱ最初はこうだったんだなあって思いました。
酒井:来夢ちゃんから見ると、(4期生は)先輩って感じがするの?
伊藤:(玉川をガン見)
玉川:全然します! 一番大きいのはダンスとか教えて下さったりするときで、やっぱり先輩だなって感じます。
酒井:私最近、YouTubeを観てるんですけど、品はちライブかなにかのトークで、「祐奈はさかっちをバカにしている」ってのがあったのよ。覚えてる!?
伊藤:ああ、覚えてます!(苦笑)
酒井:私がいない回だったんだけど、祐奈が「いや違うんですよー、さかっちさんってダンスとか教えてくれるんですけど、教えているときいっつもなんかテカってて、それが面白くて」って。
一同:(爆笑)
三宅:(怒り笑いで)こいつー!
伊藤:いやいやいや! 思ってないです!
酒井:そんなこと言うようになったんだな、祐奈って。(遠い目で)
伊藤:そのときは、えーっと、あのお、あのときの衣裳ですよね。ホント入ったばっかのときですよね。そのころはけっこう失礼なことを言ってました。
週アス:伊藤さんはニコニコしながらキツいことを言いますよね。
伊藤:それ、真顔で言ったら悪口じゃないですか! それにずっと真顔でいろって言われたらできないんです。顔の筋肉の問題なのかな……。

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2期生 17号・三宅ひとみ(20)。愛のある厳しいアドバイスで後輩を育て上げる、ご意見番的な頼もしい存在だ。

――次は5期生の話題です。4期生までは各期の世代がさほど遠くなかったりしましたが、5期生はぐっと若いという部分があります。

伊藤:そうそう、まいぷるさんとレイアちゃん(3号・遠藤舞と30号・清久レイア)だと11歳違うんですよね。ふた桁だ。
酒井:よかったね、ひと周りじゃなくて。
三宅:だから次に入ってくる子はひと回りだよ。

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4期生 23号・伊藤祐奈(17)。常に笑顔を絶やさず、目上の人の懐にぐいぐい飛び込んでいける前向きな性格の持ち主。

――2期生から見て、5期生が入ってきたときの印象は?

酒井:最初のほうが楽屋とかで元気だった気がする。5期生だけでゲームとかしてて、すごい元気だなあって思ってた。
玉川:うーん、たしかに急にしゃべらなくなりましたよね。
酒井:何があった? 言ってみい。メンバー誰かがなにか言ったの? 16とか?
一同:(笑)
玉川:ゲームに関しては、レイアちゃんがゲーム機を持ってきてみんなハマったんですよ。くるみん(27号・高橋胡桃)とかも『ニンテンドー3DS』持ち始めて、みんなで通信し始めたからすごくウキャウキャしていて。私はうめこさんといっしょにポケモンやってたんですよ。
三宅:ああ、やってたわ。
玉川:たぶんそのときには共通点があったから盛り上がったと思うんです。それがいまは個人個人になったから。
三宅:それって、全体と仲良くなったからじゃない? 最初は先輩と話せないから同期と固まるけど、どんどん広がっていったからじゃないかな。
伊藤:来夢ちゃんは先輩に話しかけていけるタイプだしね。
玉川:たしかに、先輩大好きなんです。もっといろんなことを聞きたいんだけど、「このタイミングで?」って思われるのがイヤだなって。ひいちゃんは美容とか(ケータイの)デコレーションとかすごいんですよ。来夢もデコレーション好きだから、そういう話とかしたいんですけど。
三宅:そんな話、一回もなかったよ!
玉川:タイミングが全然なくて……。
伊藤:タイミング、大事だよねえ。
酒井:どのタイミングだったらひいちゃんに話しかけてもいいと思う?
三宅:(不敵な笑み)
伊藤:ケータイをイジってないとき。
一同:(爆笑)
酒井:たぶんね、自分からいけば全然大丈夫なんだよ。
三宅:うん、来てくれれば話すよ。
玉川:(目を輝かせて)じゃあ、行きます!

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5期生 29号・玉川来夢(15)。派手な見た目とは裏腹に、性格はいたってまじめで口調も実に丁寧。向上心も見せている。

――2期生は、3期生が入ってきたときの話がよく知られていますよね。

三宅:そう、3期生はポテンシャル高過ぎだろうって。みんな細くて可愛くて、顔ちっちゃくてできあがってて。
酒井:アイドルがついに入って来たってね。
三宅:そう思ったよね! ウチら2期生でよかった、3期生だったら一次で落とされてたよねって話してた。

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――いっぽうの4期生は、5期生が入ってきたときの印象は?

伊藤:実は4期生で一回、話したことがあったんです。ちょっとヤバイぞって。
三宅:ああ、話しあっているところ見たかも!
酒井:どっかに泊まりでロケに行ってる時だ。
伊藤:私は瑠夏と2人で、「5期生入って来たけどどうする?」みたいなことをずっと話していて。沖縄ロケの時に、5期生全員と私と瑠夏で話したんですよ。
玉川:話しましたよね。
伊藤:それで意識が断然変わりました。リハーサルとかで、自分が間違ったら後輩に指摘できなくなるじゃないですか。だから以前よりも念入りに振付とかを予習してから行くようになりました。
三宅:後輩入ると、それはあるかも。
伊藤:後輩ができたことによって、番組では話しやすくなりました。一番下じゃなくなったので、少し遠慮がなくなりましたね。

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――そんな4期生の変化を、2期生の2人は感じることがありましたか?

三宅:祐奈に関してはありますね。
伊藤:おお、やった!(嬉)。同じ事務所の石田佳蓮が入って来たじゃないですか。佳蓮はすごく細いから、どうしても佳蓮と比べちゃうんですよ。
三宅:見た目も似てるって言われるしね。でもアレを目指すのは無理だよ。
伊藤:そこは骨組みが違うから。でも体重をもっと気を付けるようになりました。
酒井:まあ、増量するよりいいよねえ……。
伊藤:……4期、大丈夫なんですかね。
酒井:(無言で三宅と見つめ合う)
三宅:同期、やばくない?
酒井:祐奈以外はけっこう、ボリューム増したよ。
三宅:祐奈も一時期ボリューム増したけど、戻ったから。
伊藤:ボリュームはともかく、5期生が入ってからの変化を言えと言われると難しいけど、私的にはけっこういろいろ変わったんです。
三宅:ちゃんとしたよね。甘えがあんまりなくなったかも。
伊藤:そうでございますか(消え入るような声で)。

――2期生としてはウカウカしてられないとか?

酒井:うーん、(そういう気持ちは)もうないかも。
三宅:いまさらないんだけど。私は私だよね。
酒井:年齢的にもそうだけど、客観的に見ちゃうんですよね。「若いなー」って。自分がそこと対等にやっていこうという競争心が、いい意味でない。平和になった気がする。
三宅:どうしてもお姉さん目線で見ちゃうよね。そうやって後輩が育っていくぶん、自分はアイドリング!!!で留まるんじゃなく、ほかの現場にも行けるように成長しようって。こっちはもう任せられる後輩がいるから、ほかに行くって意識に変わったかも。

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――外でのお仕事のとき、アイドリング!!!代表という気持ちは?

三宅:ないです(きっぱり)。そこは三宅ひとみですね。それに外の現場では誰も私がアイドルだって気づいてないんです。『GTO』でも気づかれなくて、ちょうど『HEY!HEY!HEY!』(アイドリング!!!が出演)の次の日に撮影があったら、「この現場にアイドリング!!!がいるらしいよ」ってザワザワってなって(笑)。
酒井:ひいちゃん!(笑)
三宅:しかもその現場ではシークレットガールズの三橋奈波ちゃんが一緒だったんですよ。
伊藤:YAH ですね。
三宅:だからみんな、奈波ちゃんがアイドリング!!!だと思っていたらしい。
一同:(爆笑)
酒井:私のほうは、舞台に出演する時は最初から「アイドリング!!!の」という形で入っているから、むしろ外での仕事のときのほうがアイドル扱いされますね。
三宅:さかっちがアイドルー!?(目を丸くする)
酒井:ビックリするでしょ?(笑) だから「アイドルだからこういうのはいいよ」とか。いやいや、全然力仕事しますけど、みたいなね。だから外のほうがスタッフさんにもキャストのかたにも優しくされる
三宅:ああ、わかるかも。年上の人が多い現場だと「アイドルだからね」って。
酒井:それで一度助かったのが、アイドリング!!!の放送を観てくださっているスタッフさんがいて、ちょうど私がアミトークで“お弁当を持ち帰るアイドリング!!!”をやったときだったんです。舞台って差し入れがいっぱいあるから持ち帰りたいんだけど、知らないかたが多いからそこまで大げさに持って帰れなったんですね。でもそのときは、そのかたが「さかっち、観たよ昨日。これ全部持って帰っていいよ」って言ってくださって、「マジっすかーっ! ありがとうございます!」って。
一同:(爆笑)

――5期生ですが、玉川さんも含めてまだ個性があまり見えてきていない感じがします。

玉川:なんでかわかんないですけど、学校での私とアイドリング!!!での私って全然違うんです。番組では下だからこそしっかりしなきゃという意識があって、学校のときみたいにチャらけてられないですね。
酒井:運動とかはどうなの?
玉川:4人のなかでは来夢はいちばんできるほうですけど、アイドリング!!!全体だとたぶん真ん中くらいです。
伊藤:運動の企画だと来夢ちゃんが入っていることけっこう多いよね。
玉川:運動も食べることも好きなんですけど、ほかのメンバーといっしょだと普通になっちゃうんです。勉強もできるわけでもできないわけでもなく、中間にいるからキャラが定まらないんです。
酒井:ああ、わかるー。
伊藤:めっちゃわかるー。
三宅:私、ずっとバカ隠してたもん。2期はすーちゃん(11号・森田涼花)と(15号・朝日)奈央がいるじゃん。私以上のバカがいるから、頭いいフリしてた。
一同:(笑)
酒井:来夢ちゃんは、無我夢中にこればっかりしてますとかないの?
玉川:マンガの『ワンピース』は大好きです。ワンピース専門で極めてます。
伊藤:そこアピールすればいいじゃん!
玉川:ホントですか?
三宅:アミトークとかあるからさ。さかっちもマンガ好きだしね。それめっちゃアピールしたほうがいいと思うよ。ファンの人もあまり知らないと思うし。
玉川:(悩み顔で)いまがチャンスだと思ったときも、これまでは引いちゃってたんですよ。ここはコメントできるなと思っても遠慮しちゃってたんですが、いまのお話を聞いて、もっといろんな自分を出していこうかなあと思いました。
三宅:先輩と絡んでおくとなにかとトクだよ。
酒井:だから祐奈はエヴァンゲリオン観ておけばよかったね。
伊藤:やっちまったなあ(苦笑)。尾島とか見てると先輩とのトークがうまいし。
酒井:でも4期はもう先輩が苦手じゃないでしょ?
伊藤:それはみなさまが受けてくださるので。先輩とコミュニケーションをとるのはすごく大事だなと思いましたね。
三宅:先輩もそうだし、升野さんとになると、なかなか機会もないけどね。
酒井:でも来夢ちゃん、升野さんとめっちゃ仲良くない? お菓子交換とかしてるでしょ。
三宅:たしかに!
伊藤:それめっちゃ貴重(驚)。
酒井:来夢ちゃんは誰もしたことがないことをしてるんですよ!
玉川:あれは5期生が入って3回目くらいの収録のときに、控室で私がたまたま升野さんの隣に座っていたら、升野さんがトントンってして、無言でうまい棒をくださったんですよ。だから私もと思って、チョコレートのお菓子を渡したら、そこから。
酒井:お菓子交換が始まった? かわいいねえ。
三宅:私なんて入って1年間、升野さんとは1回くらいしかしゃべったことなかったよ。お互いに人見知りだからさ。
玉川:そのときは「これはチャンスだ!」と思って渡しました(笑)。

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――さて、11月25日には5期生が入ってから初のナンバリングライブ『12thライブ NiceでHotなKissしちゃいたい!略してNHKング!!!』が開催されます。

伊藤:やばーい、NHKホールですよ。4期生が入ってすぐのころに『MUSIC JAPAN』で行ったことがあるだけです。
三宅:ひいは1回も行ったことないよ。映画の撮影とかぶっていたから。
伊藤:そのときメンバーと「いつかここでやりたいね」って話してたんですよね。それがまさかアイドリング!!!単独でできるとは。

――みなさんにとって、ナンバリングライブはどんな位置付けになるんでしょうか。

伊藤:ひとつ前のナンバリングからの成長を見せるライブ。今回は1年間あいてるし、5期生も入ったし、ひと味違ったアイドリング!!!を見せられる場所ですね。
三宅:ふだんもひんぱんにライブをやっているけど、21人全員でやることってほとんどなくて、1年に1回の集大成というか。全員だと迫力も違うしセットもあって衣装もすごくて、いつもの倍以上の人たちが私たちのために関わってくださって、お客さんもいっぱい来てくれる。気合いの入り具合がいつもよりさらに上だよね。
酒井:最初のほうはメンバーひとりずつの出し物をやった気がする。うめこはタップダンスをやったし、亜美ちゃんはピアノ。ミシェルは琴やったりとか。
三宅:そのころはまだカバー曲をやってた。それがいまはライブで発表しきれないくらい曲が増えてますね。
酒井:私はやはり、粉っちですね。C.C.Lemonホール(2010年5月の8thライブ)で粉かぶった。
三宅:さかっちは中に入っているから知らなかったと思うけど、上のほうで粉を一生懸命さかっちにかけているところが見えてたんだよ(笑)。
酒井:あの止まることのない粉にはビックリしました。終わるまでずーっと見上げてましたもん。あそこでは楽しかったけど、終わってからは悲惨でしたね。汗かいたあとに粉を被ったし、しかもシャワー使えなかったんですよ。だから濡れタオルとかで全部拭き取ったんです。でも今にしてみればいい思い出だし笑い話ですね。
玉川:私はそのシーンを観たことないんです。2つ前のライブですか? 3つ前? ナンバリングライブのDVDを何枚かいただいたんですが、どれを観てもすごく面白くて、普通の人ならしないだろうってことをするし、そこで逃げないってのもすごいし、楽しそうで自分でもやりたいって思いました。アイドリング!!!に入る前から罰ゲームとか好きで、先輩たち楽しそうだなあって思ってました。
酒井:青汁の粉ってやった?
玉川:やってないです。いちばんキツかったのは蜂の子食べたときです。
伊藤:いただきますクイズだ。
三宅:味は全然平気なんだけどね。佃煮みたいで。
伊藤:私は4月1日に(4期生として)入って、5月3日にはもうナンバリングライブだったんです(前述の8thライブ)。
酒井:そういえばあの時、リハーサルですごく怒られているイメージだった。
伊藤:アイドリング!!!入ってから毎日が濃すぎて、ライブまでもあっという間だったんです。最初のライブは後半しか出なかったですけど、あの曲の量でさえ頭に詰めるのパンパンで、前半出ないときに先輩たちを見て、差がありすぎてすごいなって思いました。
酒井:でも表情はニコニコしてたよね。
伊藤:ステージに出ているときは自信持とうと思っています。自信ないように見えちゃうのがイヤなので。あと、緊張していても顔に出ないって言われるんですけど、おかげで勘違いされやすくて。
三宅:顔と心があまり連動してないんだよね。
伊藤:緊張していないように見えるのはいいところもあるんです。でも最初のナンバリングのことはほとんど覚えてないです。
三宅:逆に覚えてないんだよね、いっぱいいっぱいだから。
伊藤:だから、10thライブ(2011年6月、中野サンプラザ)はいちばん覚えてます。余裕が出てきたんだと思います。大人組と子ども組で分かれての披露とかありましたし。

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2010年5月17日、NHK『MUSIC JAPAN』のアイドル特集に出演したアイドリング!!!。ほとんどのメンバーにとってこれが唯一のNHKホール体験となっている。

――2年半の経験をもつ4期生からみて、先輩はどのように見えてますか?

酒井:聞かせてもらおうか!(笑)
伊藤:入った当時は先輩の背中を見て、いいところがあったらすぐに取り入れようとしてました。
酒井:ふー!
三宅:ほー。
伊藤:ホントですよ!(苦笑) 合衆国の同じチームが谷澤さん、(9号・横山)ルリカさん、(13号・長野)せりなちゃん、愛、私だったから、先輩の3人からすごく学びました。ルリカさんからはパフォーマンス。振付とかかっこいいと思ったら真似しようと思ったし、いっしょにゴハンに行ったときはまじめな話を2時間くらいして、その意識の高さを学ぼうと思ったし。
酒井:ひいちゃんもけっこう後輩たちにアドバイスしてるよね。
三宅:言ってあげたほうがタメになるかなと思って。逆にもうダメだと思ったら言わないですね。この子は言ってあげたらわかるだろうなと思ったら言うし、基本的にグジグジ言うのが嫌だから、裏で悪口みたいになるのがイヤで、本人に言うほうがいいから。
酒井:ああ、それで思い出した! 9thライブ(年越しライブ)のときに、ひいちゃんが出演していて祐奈が楽屋に残っていて、ひいちゃんが着替えか何かで戻ってきたんですよ。そのとき祐奈が興奮していたのかチョコチョコしていたら、ひいちゃんに注意されたんですよ。
伊藤:ああ、ありました。「チョロチョロしてるんじゃない!」みたいな。
酒井:それでひいちゃんが去っていったら、ショボーン(笑)。
伊藤:あったあった!(苦笑)
酒井:超面白かった。
三宅:あのときは、早着替えですごく急いでたんだよね。
伊藤:楽屋にいるとステージ出たくなるからソワソワして、ひいちゃんに「あ、メイク中ですかー♪」とか話かけてたんです。
玉川:ニコはちとかで誰かのソロがあるときにはほかのメンバーがハケるんですけど、そのときにひいちゃんはアドバイスしてくださるんです。うめこさんはリハーサル中に振りの細かいところとか教えてくださいます。だから自分も次出ていくときに気を付けようっと思えるので、タメになります。
酒井:あれ、私は?
伊藤:注意してくれる優しさの人と、癒やしてくれる優しさの人がいるんです。
三宅:だって全員が ひい だったら、みんな気が滅入っちゃうからさ。
一同:(爆笑)
酒井:私なんて逆に聞きますもん。「祐奈、ここの振りどうだったっけ?」って。私は自分でいっぱいいっぱいなんで、誰も私に聞かないんですよ。
三宅:亜美とかさかっちが相手なら、むしろ祐奈に聞くよね。
玉川:最初5期生が入ったとき、レイアちゃんは2つ年下だからあまり話が合わなくて、でも佳蓮とくるみんは同い年で固まってるんですよ。で、レイアちゃんはくるみんが大好きだから、そっちに行っちゃって、来夢はひとりでいることがあったんです。そのとき、さかっちさんが「来夢ちゃん、おはよう!」って言ってくださったのをすごく覚えてるんです!
伊藤:おお、いい話!
玉川:収録のとき、衣裳を取りに行ったときなんかも「おはよう」って言ってくれて、優しかったんです。
酒井:「おはようの魔法」だね(ニッコリ)。
玉川:先輩に声を掛けてもらえるとすごくうれしいんです。最初のうちは、自分から「おはようございます」って言うのも緊張するんです。

――さて、アイドリング!!!の今後、そして個人としての今後について、目標や夢を教えてください。

酒井:若い子たちがたくさん入って来てくれて、アイドリング!!!としての顔を作ってくれているから、私はそのときが来たら心置きなく卒業できると思います。だからアイドリング!!!としての先は、若い子たちに託そうかな。
三宅:最近、亜美がバラエティに出るようになって、「アイドリング!!!と言えば菊地亜美」みたいになっているじゃない? それをいろんな方面でもっと増やしていけるといいよね。モデルの子も多いし、グラビアの子も演技の子もいるし、いろんな面でアイドリング!!!と言えば誰誰というのが増えれば強みになると思う。私自身は自分の軌道さえはっきりすれば卒業したいです。でもまだいまはそこまで行ってないし、アイドリング!!!で養っていきたいです。
伊藤:4期生は自分たちがもっとレベルアップして、いまの1・2・3期生さんたちのポジションに行かなければいかないとならないと思います。
玉川:4期生さんはトークも上手ですし、いますごいじゃないですか。私たちにとって1・2・3期生さんはまだまだ遠い存在ですし、まずは4期生さんみたいにたくさんしゃべれるようになりたいです。それに今の自分をもっとレベルアップしたいですね。ダンスもトークも歌も全部まだまだなんで、もっとがんばって先輩たちに認めてもらったら、上を目指したいですね。

――2期生は加入してから5年が経ちました。最後にこれからの5年後を夢想してみましょうか。5年後の自分ってなにをやっているでしょうか?

三宅:自分が二十歳までアイドリング!!!にいるとは思わなかったなあ。
酒井:この5年間、常に自分を楽しんでいたなあ。私はたぶん、結婚してますね。子どもも1人くらいいるかなあ。式にはメンバーも呼びますから、演し物してね! そうすると結婚第1号になるのかな? 遠藤さんは結婚したいと言うけどしなさそう。だから第1号かもしれない。
三宅:私は23歳で結婚したいんだよね。友だちみたいなママが憧れで、若いママに憧れるんです。でも仕事は辞めたくなくて、まだ自分のやりたいこともやりきれてないし、25歳は仕事もこれからだから。いまやっと二十歳になって十代のときとは違う世界が広がったので、これからの5年間でいろんな引き出しを増やしたいです。
伊藤:私は5年後に22歳ですね。そのときにはアイドリング!!!を引っ張れるくらいの存在になっていたいです。まいぷるさんの2番手くらいになってたいですね。
酒井:遠藤さん、まだいるんだ!?
一同:(爆笑)
伊藤:いまのとんちゃんやルリカさんみたいなポジションが目標ですね。がんばりましょう、5年間!
玉川:私はハタチです。祐奈ちゃんはまだいると思うし、自分たちはいまの2期生さんくらいになるのかなって思うんです。下がいっぱいできるじゃないですか。尊敬される先輩になってたいなあって思います。アイドリング!!!以外でも、いろんなことができるようになっていたらいいと思います。女優さんもやってみたいし、バラエティとかいろんなところで自分が強くなっていたい。

●関連サイト
アイドリング!!! 公式サイト

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