ニコ動やユーストなど、誰もが簡単に、しかもスマホ1台あればネット生放送ができる昨今。
しかしながら、スマホだとカメラやマイクのレベルが低い。加えて、生放送ではカメラで撮影した動画をその場でエンコードもしなければいけないので、スマホの能力では限界がある。つまり、高画質かつ高音質の配信を行なうためにはPCを使う必要が出てきてしまう。これでは外出先から生放送をしようと思ってもなかなか難しい。
そこで紹介したいのが、この『LiveShell』なる機器。こいつはハンディカムなどのビデオカメラで撮影した映像を、PCを使わずに生放送用のデータにエンコードし、そのまま無線LAN接続でネット中継がデキる優れものだ。ビデオカメラ次第では暗所での生放送も望遠による撮影も可能となる。
これのいい点は難しい機器の操作が必要ないところ。カメラとの接続はHDMIケーブル1本、電池も単三形電池3本で2時間程度はもつらしいし、設定や操作もスマホやPCなどから専用サイトにアクセスするだけとかなりお手軽だ。
肝心の画質をうちのスタッフが確認したところ、接続するカメラの性能にもよるが、ちまたで高画質といわれている無料ソフト『Flash Media Encoder』に匹敵する高画質配信ができるのだとか。カメラの性能も大きいと思うが、値段も3万円しないことを考えると買いかもしれないな。
■今週のガジェット■
『LiveShell』
デジタルビデオとつないで、PCなしに生放送の配信が行なえる。Ustreamのほか、ニコニコ生放送、YouTube Live、Livestreamなどにも対応している。サイズは、68(W)×120(D)×26(H)mmで、重量108gと軽量小型。
↑配信現場から離れても、ネット経由でスマホやPCから録画の操作ができる。 |
↑HDの高画質にも対応した『LiveShell PRO』(直販価格5万4999円)も9月に発売された。 |
発売 Cerevo(関連サイト)
実売価格 2万4000円前後
■今週の近況■
iPhone5は、LTEには対応しているが、残念なことにNFCは未対応。完成度が足りなかったのか、カード社会の米国ではニーズがなくPassbookで十分という判断だったのか。Siriにしても車社会のアメリカのニーズ優先という印象。画面サイズはiPhone4がちょうどいいと思うな。
※この連載は週刊アスキー2012年11月6日号(10月23日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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