2012年10月18日19時30分

日テレのJoinTVカンファレンス2012開催 テレビとソーシャルの関係が進化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

 10月16日、“ソーシャルとテレビの明日を語る”をテーマにした『日テレ JoinTV カンファレンス 2012』が開催されました。

 カンファレンスの前半ではLINE、mixi、Facebook、Twitterというソーシャルサービスを展開する企業各社の担当者が登壇し、自社サービスの取り組みを発表。そして後半には、主催者の日本テレビがソーシャルと連動する3つの新展開を発表し、そのあとには識者4名によるパネルディスカッションも行なわれました。

■日テレ番組アカウントも多いLINE

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 最初に登壇したのは、LINEを運営するNHN Japan株式会社のウェブサービス本部長の出澤剛取締役。現在、LINEでは、日本テレビ系『ZIP!』や『Music Lovers』など、9つのテレビ番組の公式アカウントを開設しているとのこと。これまでの具体的な活用法としては、Music Loversで「1日のスタートに聴きたい曲は?」というアンケートをとったところ数千件の投稿があり、そのほとんどがLINE経由のものだったことを紹介。また、同じくMusic Loversで、ももいろクローバーZのフォトギャラリー公開をLINEで告知したら、通常時と比べて22倍のアクセスがあったそうです。

■ミクシィはまだまだ元気

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 2番目の登壇者は、株式会社ミクシィのパートナービジネス本部ソリューション部の波多江祐介部長。ミクシィ内には以前からテレビ番組の“コミュニティ”が多数あること、ミクシィがこれまでに行なったテレビ連携の取り組みなどのほか、テレビとの連動について検討する専門チームを設置することも発表しました。最後に波多江氏が発した「ミクシィはまだまだ元気です。がんばります」という言葉が印象的でした。

■Facebookはソーシャル利用の海外事例

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 3番目に登壇したのはFacebook日本の森岡康一副代表で、海外のテレビ局や動画配信事業者の取り組み事例を紹介。『ディスカバリーチャンネル』や海外ドラマ『glee/グリー』のFacebookページには数千万単位のユーザーが“いいね!”を押していることのほか、米CNNが展開する大統領選挙関連のFacebookアプリなどが具体例として挙げられました。また、米国のソーシャルレコメンドサービス『GetGlue』(関連サイト)や英国のソーシャル連動テレビガイドサービス『zeebox』(関連サイト)など、ユニークなサービスの取り組みも紹介されて興味深い発表となりました。

■テレビのリアクションを反映するTwitter

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 4番目の登壇者は、Twitter Japan株式会社の牧野友衛パートナーシップディレクター。1秒あたりのツイート数ランキング(トップはもちろん、ラピュタの“バルス”)を見てもわかるとおり、Twitterでつぶやかれる内容は放映中のテレビ番組やスポーツイベントなどリアルタイムの出来事に関する事柄が多く、アメリカのニュース番組で出演者が自分のアカウントを表示したところ、フォロワーが急激に増加したそうです。そのほか、各種調査などのデータを元にして、ツイッターとテレビの関係性を探りました。

 各社の発表が終わり、主催者の日本テレビからは、ソーシャルと連動する新展開が3つ発表されました。

 

■LINE公式アカウントを開設

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 10月16日からスタート。これまで番組アカウントはあったものの、テレビ局としては初の試みとのこと。番組情報を配信するほか、プレゼントなどの企画も予定しているそうです。

■JoinTVがセカンドステージに

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 2012年3月にスタートしたFacebook連携のデータ放送、SNS連動サービス『JoinTV』が、視聴者からの意見を反映してこの秋からパワーアップ。大きなポイントしては、スマホをセカンドスクリーンとして活用できるようになったことと、FacebookだけでなくTwitterにも対応したことです。

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 このJoinTVを活用した今後の企画としては、金曜ロードSHOW!との連動サービス『ムーヴィシンクロナイザ』も発表されました。これは、映画の名場面を体験する楽しみをソーシャルで共有し盛り上がるためのツールで、11月9日、16日に放映される『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を題材にした企画が決定済み。

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

「逃げちゃダメだ」などの名セリフの場面に合わせて“シンクロ”ボタンを押して友だちとシンクロしたり、ヤシマ作戦のシーンでは“連打で発電”ボタンを連打するなど、楽しげな仕掛けが用意されています。また、12月のサッカークラブワールドカップの中継と連動するソーシャル観戦企画も予定されています。

■wiz tvに新機能が追加

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 いまテレビで何が盛り上がっているかがわかる“盛り上がりグラフ”などを提供し、JoinTVと比べてよりライトなユーザー向けに位置づけされるソーシャルテレビアプリ『wiz tv』に、新機能が追加されました。そのうちのひとつ“インタレストチャンネル”は、放送局や番組単位でなくより細かな単位でユーザーの“興味”を可視化するもので、最初の企画として『ヱヴァンゲリヲンチャンネル』が11月1日から開始予定。ヱヴァに関する話題の盛り上がりグラフや関連タイムライン、関連情報などが見られます。また、デイリー&ウィークリーのランキング表示機能や、盛り上がりグラフの画像をコメント付きでTwitterやFacebookに投稿できる機能も追加されています。

JoinTVカンファレンス2012 JoinTVカンファレンス2012

 

■遠藤所長も出演のパネルディスカッション

 さて、カンファレンスの最後は、識者によるパネルディスカッション。パネリストは、ジャーナリストの本田雅一氏、角川アスキー総合研究所の遠藤諭所長、株式会社バスキュールの朴正義代表取締役、日本テレビ放送網株式会社の中西太プロデューサーという4名。進行はJoinTVを立ち上げた、日本テレビ放送網株式会社メディアデザインセンターの安藤聖泰氏が務めました。

 冒頭で安藤氏が「実はぜんぜん打ち合わせができていないんです」と言い訳(?)したところから予感はありましたが、パネリスト各氏が積極的に持論を展開したディスカッションは、短時間でさまざまなトピックを追ったこともあって、あまりまとまりの感じられない内容に……。ただ「デバイス(テレビ、PC、スマホ、タブレットなど)ごとの利用時間の変化」や「テレビネイティブ世代→デジタルネイティブ世代→ソーシャルネイティブ世代の変遷」、「テレビの同時体験性」、「リアルタイム性の意義」など、話し合われたトピックは興味深いものばかり。また、パネリストが全員、変に周囲の空気を読んだりすることなく“刺激的”な発言を繰り出したおかげで、会場は盛り上がりを見せていました。

JoinTVカンファレンス2012

↑パネリストは左から遠藤諭氏、本田雅一氏、朴正義氏、中西太氏の4名。

JoinTVカンファレンス2012

↑進行は日本テレビ放送網株式会社メディアデザインセンターの安藤聖泰氏が担当。

■関連サイト
『JoinTV』ホームページ

関連記事

あわせて読みたい

follow us in feedly

最新のニュース

もう読んだ!? 週アス冬の増刊号 秘密情報局

アスキーストア人気ランキング

特集

Comic

アクセスランキング

Like Ranking

BEST BUY

みんなが買っている最新アイテムはこれだ!

Fire タブレット 8GB、ブラック

Fire タブレット 8GB、ブラック

Amazon

8,980円〜

56人が購入

Fire TV Stick

Fire TV Stick

Amazon

4,980円〜

39人が購入

Amazon Fire TV

Amazon Fire TV

Amazon

11,980円〜

11人が購入

Amazon.co.jp