クアッドコアで6時間超え Optimus Gは動画再生も最強だった

2012年09月13日 20時00分更新

　手持ちのスマホはデュアルコアなので、次に買い換えるならクアッドコアがいい、と考えている方は多いのではないでしょうか？

　試作機ではありますがドコモ秋モデルの最注目端末、LGエレクトロニクスの『Optimus G L-01E』をゲットしたので、気になるポイントをチェックしてみました。


バッテリーは余裕の2210mAh
↑もちろん取り外し可能。一泊程度の外出なら予備バッテリーのみでいけそう。


USB端子は防水カバーレス
↑充電のたびに防水カバーを開る手間ナシ。LG製端末はここがすばらしい。


初のクアッドSnapdragon
↑『Snapdragon S4 Pro』を初搭載。クアッドコアで最小384MHz〜最大1.5GHzで動作。


メモリー（RAM）は2GB
↑表示で1.78GBということは2GBモジュールですね。この大容量はうれしい。


USB給電元のパワーに注意
↑ノートPCやモバイルバッテリーでの充電では、低速充電モードになることも。


手が大きければ楽勝
↑手の大きさに定評があるジャイアン鈴木は、片手操作もまったく問題ナシ。


女性は厳しいかも!?
↑手の小さい女性の片手操作はかなり厳しめかも。手がぷるぷるします。

　大容量バッテリーを積むこともあり、少し大きめですが性能重視派はコレ一択でしょう。

　しかし、高性能なクアッドスマホは、それだけ駆動時間が短いのでは？　と不安なのも事実。LTE通信はバッテリーを食うし、ディスプレーが大きいのも駆動時間には不利。バッテリーが切れると、いくら高性能スマホでも単なる文鎮ですしね……。

　そこで、動画再生ベンチを実行しました。結果はこちら。


なかなか終わらないテスト
↑真っ暗闇の中、再生が止まっていないか何度も確認に行くのはつらいもの。

【テスト条件】画面輝度50％、同期オン、省電力機能オフ、LTE通信でYouTube動画を連続再生。『ARROWS Z』はWiMAX、『iPhone4S』は3Gで通信。

　Snapdragon S4 Proの実力はハンパないですね！　しかも計測時はクアッドコア制御の“Ecoモード”を適用しないブン回し状態でこの結果。

　正直、6時間を超えてくると、「もう動画鑑賞もタブレットじゃなくてスマホでいいんじゃね？」と感じます。長時間通信していても、本体があまり熱くならないのもナイス。

　なお、ビル高層階にある週アス編集部はドコモのLTEが圏外なので、深夜にビルの1階でテストするハメになったのはナイショです……。

　クアッドコア制御を“Ecoモード”にすると性能がどう変わるかも気になるところ。『AndEBench』（外部サイト）で4スレッドのNative & Javaテスト3回平均で比較しました。


Ecoモードで賢く制御
↑チェックを入れるとクアッドコアをダイナミックに制御。フルパワーはオフに。

　あれれ？　なぜかEcoモードオンのほうが好結果に。AnTuTuやQuadrantなどでも同じ傾向でした。チューニングが進んでいない試作機だからなのか、それともEcoモードのほうが速いのかはわかりません。製品版で再検証が必要ですね！

　おもなベンチ結果は以前掲載した『Optimus Gベンチ緊急実施：全部入りクアッドコアは国内最速だ！』でほぼ網羅しているので、ぜひチェックしてください。