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新3Dヘッドマウントディスプレー『HMZ-T2』の装着感が上がったぞ

2012年09月11日 14時30分更新

 “マイ映画館”が手に入るソニーの3Dヘッドマウントディスプレー『HMZ-T2』が登場しました。予約受付は10月1日から開始する予定です。
 前モデルの『HMZ-T1』は、従来のヘッドマウントディスプレーのイメージを覆す、3D表示対応かつ高画質で人気を博しました。しかし、正直なところ初モノだけにいろいろと不満点がありました。とくに、常に装着して視聴する製品なので“つけ心地”が非常に重要です。新型は、まずその改善点に注目してみたいと思います。

HMZ-T2

 イチバンの変更点は、オープンエアタイプの内蔵ヘッドホンを廃し、付け替え可能なイヤホンジャックを搭載したこと。これにより、自分の好みのイヤホンなどを使えるうえに、密閉するタイプならより没入感がアップします。なお、同社の『MDR-EX300』相当のカナル式イヤホンが付属します。また、フレームにあたりますが、オーバーヘッドタイプのイヤホンも使えます。 

 

HMZ-T2
HMZ-T2

 これにより、ボディー自体の重量も軽くなっています。ソニーによると420グラムから330グラムと、約90グラム軽量に。これはコンビニのおにぎりとほぼ同じ重さとのこと。頭で支えるので、たった90グラムでも首や額への負担が減ったように感じました。

 次に額に当たるパッドが幅広になり、固定するときにより安定しずれにくくなっています。右の写真が前モデルのパッドです。

HMZ-T2
HMZ-T2

 そして、このパッド自体が前後に駆動するようになりました。前モデルでメガネを着用していた場合、どうしてもメガネのフレームが干渉してしまう、という不満点がありました。これを解消するための工夫です。

HMZ-T2
HMZ-T2

 続いて、集中して視聴するのには欠かせない、“光の遮断”という点。まず、上から入ってくる光を防ぐために、レンズ上部にもライトシールドを追加しました。

HMZ-T2

 左右で分割していた下部ライトシールドは大きな一体型の形状に変更。

HMZ-T2

 左が装着した状態ですが、実際に見てみると、ライトシールドを装着することでレンズ周辺が“筒状”に覆われ、ほとんどの光を遮断できます。

HMZ-T2
HMZ-T2

 3D表示をしっかりと楽しむためには、レンズと目の位置を正しく合わせる必要があります。そのための改良もいくつかされています。まずは左右のレンズの位置を独立して調整できるようになりました。以前は連動しており、「右目に合わせると左目がちょっと合わない」といったことがありました。

HMZ-T2

 また、頭に正しく装着することが正しい位置で見るために必要です。そのため、固定バンドの調整もしやすいラッチ式のものになっています。

HMZ-T2

 デザイン面の変更だけでもかなり進化していることがわかります。映像、音響面でも毎秒24コマの動きを再現する『24p True Cinema』や、インナー型やオーバーヘッド型に最適なサウンドモードを用意するなど、視聴時の満足度を高める工夫もあり、新機種もかなりの人気がでそうな予感がしますね!

HMZ-T2

『HMZ-T2』
●ソニー(関連サイト
予想実売価格 7万円前後(10月13日発売予定)

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