2012年08月28日22時48分

ドコモが秋スマホを発表した理由はiPhone 5対策か?

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過去にほぼ例がない、ドコモの秋モデル発表時期の理由は?

 NTTドコモは8月28日、今秋発売予定の最新スマートフォンとタブレットを発表した。発表された機種は、スマートフォンが3機種、タブレットが2機種の、計5機種。ドコモが、8月中に秋以降の発売を予定する新製品の発表を行なうのは過去にほぼ例のないことだ。

 NTTドコモプロダクト部プロダクト部長の丸山誠治氏は、「フィーチャーフォンの時代には、夏モデル、冬モデルと年2回発表を行なっていた。しかし、スマートフォンは進化が速く、販売数も拡大しているので、2回の発表だけでは追いつかなくなっている」とコメント。

 また、「ユーザーのニーズに応えるには、新しい機種ができた段階で発表するのが自然。今回は、特徴のある機種が5つできたので、このタイミングで発表した」と発表に至った経緯を語った。

 事実、スマートフォンの進化のスピードを考えると、年2回の定期的な発表では製品サイクルに合致しない。そう考えると、今回のタイミングでの発表も、ある意味当然のことだろう。

秋モデルは5モデル6製品
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↑発表会で新製品を紹介する、NTTドコモプロダクト部プロダクト部長の丸山誠治氏。
発表時期は登場時点で ドコモの秋は個が光る!?
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↑進化が速く、多様化するニーズに対応するには、夏モデル、冬モデルの年2回の発表では追いつかないため、新しい機種ができた段階で発表するのが自然。 ↑秋モデルの新端末はそれぞれ個性的な機能や特徴をもつ。
Optimus G L-01E
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↑サイズは大きいものの比較的軽量。クアッドコアCPU搭載で非常に軽快な動作と全部入りの豊富な機能が魅力。

Optimus G L-01E
・LGエレクトロニクス製
・10~11月発売予定
・予想実売価格 1万円台半ば

 クアルコム製のクアッドコアCPU『Snapdragon S4 Pro』(APQ8064、1.5GHz)を搭載する世界初のスマホ。RAMも2GB搭載するなど、クアッドコアCPUのパワーを余すところなく引き出せるフラッグシップ端末。

 当然動作はサクサクで、強力なCPUパワーを活かして動画のズーミングが行なえる“ライブズーム”など、特徴的な機能を実現している点も魅力。2210mAhと5インチ弱のスマホ最大容量のバッテリーを搭載する点も注目。サイズは大きいが重量は比較的軽く、手にしてもあまり重く感じない。Xi、防水、ワンセグ、おサイフ、赤外線、NOTTVと機能も全部入りで、フラッグシップにふさわしい製品だ。

AQUOS PHONE si SH-01E
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↑幅59ミリのコンパクトボディーに、防水やXiなどをフル搭載。女性の小さな手でも非常に扱いやすい。
SH-01E Vivienne Westwood
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↑こちらはコラボモデル。壁紙など内部もブランドイメージを反映させたオリジナル仕様となっている。

AQUOS PHONE si SH-01E
SH-01E Vivienne Westwood

・シャープ製
・10月発売予定(Vivienne Westwoodは11~12月発売予定)
・予想実売価格 1万円台半ば(Vivienne Westwoodは1万円台後半)


 QHD解像度の4.1インチ高透過CGSilicon液晶を搭載。幅約59ミリとコンパクトなボディーが特徴のXi対応フルスペックスマホ。

 『Xperia SX SO-05D』のほうがさらに小さいが液晶サイズは『SH-01E』のほうが大きく、文字入力やタッチ操作はこちらの方がやりやすく感じた。

 メインターゲットは女性だが、デュアルコアCPU(MSM8960/1.5GHz)にXi、防水、ワンセグ、おサイフ、赤外線対応と日本向け機能は全部入りのため、小型スマホを好む男性にもおすすめ。

 また、イギリスのファッションブランド『Vivienne Westwood』とのコラボモデルも用意。裏面カバーや壁紙などに、ブランドの代表モチーフである“オーブ”を採用したカモフラージュデザインとなっており、ファンにはたまらない仕様を実現。こちらは3万台の限定販売となる。

Ascend HW-01E
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↑ドコモ初のファーウェイ製スマホ。サクサクと快適に動作するのが魅力。

Ascend HW-01E
・ファーウェイ製
・10~11月発売予定
・予想実売価格 1万円台半ば


 ドコモ初の中国ファーウェイ製スマホ。ファーウェイのトップブランド“Ascend”シリーズのグローバルモデルをベースにドコモと共同開発した端末だ。

 デュアルコアCPU(MSM8960/1.5GHz)を搭載し、サクサク感にこだわった快適性を追求したそうで、実際に操作しても動作は非常に軽快。1310万画素裏面照射型CMOSのカメラもサクサク利用できる。

 電源オフから5秒で起動する超高速起動モードも実現。これは、パソコンのサスペンドに似た機能で、電源オフ時にもRAMに給電して内容を保持し、一部プロセスを動作させることで、超高速起動を実現している。

 映画館や病院など、スマホの電源をオフにしなければならない状況でもすぐに起動でき非常に便利だ。防水と赤外線は非対応だが、Xi、おサイフ、ワンセグ、NOTTVに対応する。

GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E
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↑7.7インチのSuper AMOLED Plus有機ELディスプレーを搭載。Xi対応かつNOTTV対応で映像機能に優れる。大容量バッテリー搭載も魅力。

GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E
・サムスン製
・10~11月発売予定
・予想実売価格 1万円台後半

 世界最大の7.7インチ“Super AMOLED Plus”有機ELディスプレーを搭載するタブレット。表示解像度は800×1280ドットと高精細。

 Xiの高速通信に対応し、テザリングもサポート。5100mAhの大容量バッテリーを搭載し、長時間の利用が可能だ。GALAXYシリーズとして初めてNOTTVにも対応。

 CPUはデュアルコア(APQ8060/1.5GHz)で動作も軽快。映像をとことん楽しめるタブレットだ。

MEDIAS TAB UL N-08D
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↑カーボンファイバー素材の採用で、249gと世界最軽量を実現した7インチタブレット。実際に手に持つと、タブレットとは思えない軽さに驚く。
薄く軽く片手で持てる
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↑背面のカーボン素材などで約7.9mmという極薄ボディーを実現している点も大きな魅力。

MEDIAS TAB UL N-08D
・NEC製
・9~10月発売予定
・予想実売価格 1万円台半ば

 7インチ液晶搭載で世界最軽量249グラムを実現した薄型軽量タブレット。背面に東レ製のカーボンファイバー素材や薄型の液晶パネルの採用、液晶モジュールとバッテリーを密着させるすき間をなくす構造などの採用で、軽量化に加えて強度を保ちつつ約7.9ミリと超薄型ボディーを実現。

 もちろんデュアルコアCPU(MSM8960/1.5GHz)搭載でXiにも対応。また、微細な振動によって、タッチ操作時に押したような感触が得られる“HDハプティクス”技術を搭載している点も特徴だ。

訴訟問題には楽観的
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↑質問に答える丸山氏。アップルとサムスンの訴訟問題については、影響はないと楽観的な見方を示した。

アップルとサムスンの訴訟問題と登場間近の新iPhoneはドコモにどう影響する?

 発表会の質疑応答では、当然ながら現在話題のアップルとサムスンの訴訟問題について、米国での訴訟でサムスンが敗訴した影響はあるか、という質問があった。

 丸山氏は「ドコモブランドの端末は、ドコモとメーカーで共同開発しているが、その時に各種権利、知的財産権についてしっかりと確認して慎重に進めている。日本での訴訟の結果がどうなるかは重要だが、我々に影響はないと考えている」と、楽観的な見方を示した。

 日本での訴訟の判決は8月31日に下される予定だが、その内容によっては影響が及ぶ可能性は否定できず、この点は今後しばらく注視する必要があるだろう。

 Android 4.0対応端末の4.1へのアップデートについては、「基本的には極力前向きにやっていきたい。現在21機種を4.0にアップデートしている最中なので、4.1へのアップデートのタイミングは適当な時点で発表することになる」と、前向きに対応することを表明。

 おそらく、4.0へのアップデートが一段落した後になるはずだが、少なくとも4.0を搭載して登場したスマホに関しては、4.1へのアップデートが十分に期待できると考えてよさそうだ。

 先進機能を盛り込んだフラッグシップスマホの『Optimus G』、コンパクトボディーにフル機能を詰め込んだ『AQUOS PHONE si』、5秒で起動するサクサクスマホ『Ascend』、大型有機ELパネルと大容量バッテリー搭載の『GALAXY Tab 7.7 Plus』、7インチ液晶搭載で世界最軽量の『MEDIAS TAB UL』。

 今回発表された5機種は、どれも個性的な魅力を備えた製品。このタイミングでこれだけ新機種がそろったのも驚きだ。ただし、このタイミングでこの5機種を発表した本当の意図は、製品サイクルが速いからではなく、この秋に登場がウワサされているiPhone 5の存在にあると考えていいだろう。

 iPhone 5が発表されると、その後は間違いなく話題がそちらに集中する。それを避けるために、先に魅力的な新機種を発表したと考えるのが自然だ。ドコモにとって、iPhone 5が大きな存在として立ちはだかっているのは間違いない。

 しかし、このタイミングで新機種を投入した積極的なドコモの姿勢からは、この秋から冬商戦を戦い抜くという強い意志を感じた。

(8月30日20:30更新)『SH-01E Vivienne Westwood』の製品名を訂正しました。
(8月29日18:30更新)『GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E』のCPU名を訂正しました。

 

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