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4000年の底力を感じる中華スマホ用純正アクセサリー

2012年08月29日 12時00分更新

 中国ではいま、毎月のように新しいスマートフォンメーカーが生まれています。大手メーカーに負けないコストパフォーマンスに優れた製品が多いのですが、端末だけじゃなくアクセサリーや周辺機器もなかなか優れたものが出ています。今回はそんな中華スマホメーカーの純正アクセサリーのなかから面白そうなものを紹介します。

中国初の裸眼3D画面スマホを出したZopo
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 “Zopo”と聞いて「あぁ、あのメーカーね」とわかるのはかなりの中国通。3D表示、しかも裸眼でOKなんてスマートフォンを中国で最初に出してきた新興メーカーです。

 今年に入ってから毎月のように新製品を出していて、アクセサリーも豊富。てか最近の中華スマホメーカーはきっちりとアクセサリーも最初から出してくるのがありがたいんです。

カラーの電池カバーやケースも豊富(通貨は人民元)
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー
純正のデカバも用意
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 たとえばZopoのスマートフォンを買ったとしましょう。本体の保護のためにもカバーが欲しいところですが、こんなマイナーメーカー、中国だって大手量販店で売られるわけがありません。でもご安心を。ちゃんと純正でいくつかのカラーが出ているんですよ。また電池カバーも数色あるあたりがうれしいところ。そう、最近の中華スマホメーカーってこのあたりもきちんと用意してくれているんです。

 そしてもちろんデカバもあるので長時間の利用も安心です。スクリーンプロテクターだって用意されています。なお中国の通貨、中国元は英語で書くと“Yuen”ですから通貨記号は日本円と同じ。

 なので一瞬激安に見えますが、これは中国元ですからね。1人民元は約12.4円。たとえば電池カバーは49元=約606円です。純正だけど安い。これが中華スマホの純正アクセサリーのいいところかも。

スタイラスにもこだわりを
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 こちらは中国スマートフォンの最大手、Coolpadのスタイラスペン。まぁこの手の製品は中国でもサードパーティー製のものが山のように出ています。

 でも純正品は金属の質感が心地よく、そしてダイヤモンドのような装飾が魅力。このダイヤは中国ではお約束的に高級品には付けるものなんでしょうねぇ。また“納米”はナノメーター……でいいのかな? お尻側のスタイラスの書き心地がナノのようにすごい……ってことなんでしょうか。これで1本68元=840円なら安い安い。

電池がカラーなのには意味があるのだ
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 お次はマイナー系メーカーのNewman。ここもスマートフォンをいくつか出していますが、他社よりがんばっているのが電池です。しかもデカバではなくカラバリ。標準の黒い電池以外に、カラーの電池と充電台をそれぞれ4色出しているのですよ。

 普段はなかに隠れてしまうし見ることはない電池にここまでこだわる理由ってあるのでしょうか? そういえば中国では日本よりもSIMカードを入れ替えるシーンを見かける気がします。電池をはずす機会が多いからこそ、本体内部の色使いにも気をつかう人がいるのかもしれないですねぇ。

WiFiで操作する小米のラジコンカー!
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 さて先日クアッドコアCPU搭載ながら2万円台の格安スマートフォンを出して人気急上昇中のXiao Mei(小米)からは、こんなぶっ飛んだものが出てきましたよ。なんとWiFi操作可能なラジコンカーです。アプリはAndroidだけじゃなくiOSにも対応とのこと。お値段299元=3700円はお買い得かも。

結構サイズがデカイ本格派
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 スマートフォンで遊ぶものだし値段を考えたらミニカーレベルと思いきや、サイズは42×22×13センチとかなり大きい本格的なもの。充電はUSBで満充電まで4から6時間かかります。

 これで40分間の走行が可能だそうです。WiFiの届く距離は20メートル。速度は2.2メートル/秒とラジコンとしては結構いい線でしょうか? これはぜひとも欲しいですねぇ。

中国といえば“竹”……こんなの作っちゃいました
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー
このいい音は、ほかのスマホに戻れなくなるかも
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 最後に紹介するのは電子書籍端末も出すBambook(盛大)のコチラ。天然竹素材のスピーカー……というか音声拡大器ですね。竹のなかを音が通ることで音量が大きくなるとのこと。しかも自然の竹ですからやわらかい音になるのかも?

 さすがに天然素材だけあって保証期間は3ヵ月だそうです。でもこれで1200円ってのはもしかしたら安いんじゃないでしょうか? 使わなくなったら健康器具にもなりますしね。

ITと中国4000年の歴史の融合
面白アイテムもある中華スマホの純正アクセサリー

 メーカー名が“竹”から来ていることもあってこんなアクセサリーを出してきたのでしょうけど、中国じゃ竹はごく一般的なありふれた素材。4000年の歴史のなかで様々な用途に使われてきたでしょうから、スタンド兼拡声器にしちゃうなんてのはお手のものなんでしょう。

 こんなもの出してくるのも中華スマホメーカーの面白いところですねぇ。端末本体だけじゃなく、これからもどんなアクセサリーが一緒に出てくるか楽しみです。

山根康宏さんのオフィシャルサイト
香港携帯情報局

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