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世界初のシネスコサイズ比の液晶を搭載『dynabook R542/16FS』

2012年08月08日 12時30分更新

dynabook R542/16FS
●東芝(関連サイト
予想実売価格 13万円前後

dynabook R542/16FS

1792×768ドットの実用的な超ワイド液晶

dynabook R542(21:9、1792×768ドット)
dynabook R542/16FS
dynabook R632(16:9、1366×768ドット)
dynabook R542/16FS

↑週アスPLUSのサイトをフルに表示させても、横に大きなスペースができ、エクセルが作業できる。

harman/kardon製スピーカー搭載

dynabook R542/16FS

↑出力が大きくないので大音量では音が割れるが、低域の豊かさはウルトラブック最強。左右に離れているぶん臨場感が増している。

オリジナルの起動モードでOS起動が9秒高速に

dynabook R542/16FS

↑通常起動はSSD搭載の『dynabook R632』と比べて約10%遅いだけと十分に高速だ。ログオフして休止状態に入る『高速スタートモード』を使うと、約9秒速く起動した。



世界初のシネスコサイズ比の液晶を搭載 AV性能に優れるウルトラブック

一般的なUBより横解像度が1.3倍広い
 ほとんどのノートが画面比率16対9の液晶を搭載するなか、映画の“シネマスコープ”とほぼ同等な21対9という液晶を採用した意欲的なウルトラブック。独特な比率なので、DVDなどの16対9比率の映画を視聴すると上下に黒帯が出てしまうが、R542では専用の『東芝ビデオプレーヤー』を用意している。“ズーム”設定にすると、上下の黒帯部分を切りとり、映像部分だけを全画面にぴったりと表示できる。現時点では、YouTubeなどで21対9に対応するウェブ動画は数少ないが、対応動画なら黒帯なしで視聴可能できた。また、横長なぶん、キーボード左右のスペースに“harman/kardon”製の高音質スピーカーを搭載し、AVパソコン並みのサウンドを確保。一般的なウルトラブックではスペースの都合上搭載できないので、大きなアドバンテージといえる。
 1792×768ドットという解像度は、ふだんの作業にも有効。横方向に表示できる情報量が圧倒的に多く、ブラウザーとエクセルなど、2つのウインドーを並べても、それぞれに十分な領域を割り当てられるので、作業効率がアップする。

HDDとSSD同時搭載で容量と快適度を両立
 ストレージは500GBのHDDと、キャッシュ用のSSD32GBを搭載する。ベンチマークの結果は単体SSD搭載ウルトラブックに劣っていたが、OSの起動が18秒と十分高速で、アプリの起動もSSDと体感上では遜色がなかった。
 液晶が変則的な形状のため本体も横に大きく、厚さが20・8ミリ、重量が1・69キロと、ウルトラブックとしては厚く重いため、携帯性はやや劣る。キーボードは、縦12ミリという長方形のキーを採用しているが、横16ミリと一般的なので入力時の違和感は少ない。
 ウルトラブックのカテゴリーで見ると、奇をてらった製品という印象を受ける。しかし、モバイルとAV性能の両方を追求したノートで、新たなジャンルを切り開く製品だ。

SPEC
CPU Core i5-3317U(1.7GHz)
液晶ディスプレー 14.4インチ(1792×768ドット)
メモリー 4GB(最大4GB)
ストレージ HDD 500GB(キャッシュ用SSD 32GB)
グラフィック Intel HD Graphics4000
通信機能 11b/g/n無線LAN、Bluetooth4.0、有線LAN
インターフェイス USB3.0×3、HDMI出力、SDXC/メモリースティックPRO対応カードスロット
付属ソフト Office Personal 2010
OS Windows7 Home Premium SP1(64ビット)
サイズ/重量 368.5(W)×200(D)×20.8(H)mm/約1.69kg

比較機は、『dynabook R632/28FS』を使用。CPU:Core i5-3317U(1.7GHz)、液晶ディスプレー:13.3インチ(1366×768ドット)、メモリー:4GB、SSD:128GB、OS:Windows7 Home Premium SP1(64ビット)。

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