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『町山智浩の本当はこんな歌』 37曲目はブルース・スプリングスティーンの『グローリィ・デイズ』

2012年08月06日 10時00分更新

町山智浩の本当はこんな歌

 意味も知らずに口ずさんでいた有名な洋楽の本当の意味を、映画評論家の町山智浩さんが紹介していく週アスの人気連載。37曲目はブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の『グローリィ・デイズ』(Glory Days)を取り上げます。

栄光の日は過ぎたのか、来なかったのか?

 ついにアメリカ・ロック界のボスが登場です。名盤『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』に収録されているこの曲は、野球場で流れ、みんなが陽気に歌うベースボール賛歌のようですが、その本質は変わらず、“アメリカの栄光の日を取り戻す”にあります。

 一番はかつて野球がうまかった友達との再会、二番は学生時代に人気だった女の子との再会、いずれも過去の栄光の日について語り、自分も歳とって座り込み、同じように考えるんだろう、という曲です。今回はレコード時にはカットされた三番、これは父親についての話で、労働者が職を失い栄光の日は一度もなかったという内容を、町山さんが1980年代のアメリカ新自由主義を基に、歌詞を解説していきます。

37曲目は『グローリィ・デイズ』
町山智浩の本当はこんな歌

『Glory Days』
(アルバム『Born In the U.S.A.』の10曲目に収録)
iTunes Store価格:200円
(p) 1984 Bruce Springsteen
ダウンロードはコチラをクリック!
Glory Days - Born In the U.S.A.

 また、新アルバム『レッキング・ボール』から、『デス・トゥ・マイ・ホームタウン』、『ウィ・アー・アライヴ』もピックアップ。週刊アスキー8月21-28日合併号(8月6日発売)に掲載です! 自分自身の栄光の日、一番の思い出について、考え方が変わるかもしれませんよ。

町山智浩の本当はこんな歌

 次回は難解な歌詞でおなじみ、R.E.M.の『オートマチック・フォー・ザ・ピープル』から『マン・オン・ザ・ムーン』を紹介。詞の内容について徹底解説します。

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