2012年07月11日08時00分

【Imagine Cup 2012レポート6】世界第2位の偉業!東京高専チームが歓喜の雄叫び

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 オーストラリア・シドニーの地で、7月6日から10日まで5日間にわたって繰り広げられた、学生向けの技術コンテスト『Imagine Cup2012』世界大会(主催:マイクロソフト)。既報のとおり、日本チームは2部門の2チームが数々の予選、本選を戦い抜き、ファイナルラウンドに進出するという快挙を達成した。

 そして、8、9日にはファイナルラウンドのプレゼン審査、翌10日には運命の結果発表と、3日越しの最終決戦が行なわれた。

 ここでもったいぶるのもなんなので、まずは結果からお伝えすると、ソフトウェアデザイン部門で東京高専チーム『Coccolo』が見事2位となる偉業を達成!!! これは日本の歴代代表チームで最高成績となる。同じくゲームデザイン(XBOX/Windows)部門で決勝進出を果たしたトライデントコンピュータ専門学校の『チーム*ブロッサム』は、3位入賞こそかなわなかったが、堂々と世界TOP5の成績を残した。彼らの健闘を大いに称えたい。
 

Imagine Cup 2012

↑ソフトウェアデザイン部門では、『Coccolo』が見事に2位を獲得。優勝は中央のウクライナチームだった。

■ファイナルラウンドのプレゼン審査

 では少し時間をさかのぼって彼らの最終決戦の様子をレポートしよう。決勝に進出したのは、ゲームデザイン(XBOX/Windows)部門に出場している、トライデントコンピュータ専門学校の『チーム*ブロッサム』と、ソフトウェアデザイン部門に出場している東京高専チーム『Coccolo』。ファイナルラウンドのプレゼン審査は、ゲームデザイン(XBOX/Windows)部門は8日に、ソフトウェアデザイン部門は翌9日に行なわれた。どちらもシドニー・コンベンション&エクスビジョンセンター の Ballroomという大広間を半分にしたところが会場だ。

Imagine Cup 2012

↑Coccloのときの観客席の様子。ざっと数えて200人収容サイズといったところだが、さらに立ち見も出るほど。この熱気を帯びた真剣なまなざしがプレゼンターに注がれていた。

 先に決勝のプレゼン審査が行なわれたのは、ゲームデザイン部門。第1ラウンドがあった日の翌日で、審査員からのフィードバックなどもあり、各チームともプレゼンの内容や、質疑応答の対応など、第1ラウンドでミスしたポイントを改善して挑んでいる。
 チーム*ブロッサムも同様に、第1ラウンドではプレゼンでの声の張り具合や質疑応答時の返答などに頼りなさを感じたが、ひと晩で激変。第1ラウンドを突破したという自信の表われもあったのか、実に堂々としたプレゼンを行なった。

Imagine Cup 2012

↑質疑応答では「日本のデザイン力は世界に通用すると考えている」と力強くアピールするさん馬場翔太さん。実に頼もしい。

Imagine Cup 2012

↑ゲームキャラクターの自作ぬいぐるみをつけてプレゼンを行なう内木穂乃香さんと野中志帆さん。

 もう一方のソフトウェアデザイン部門の決勝は、ゲームデザイン部門の決勝の翌日9日に行なわれた。すでにほとんどのコンペティションが終了し、大会の花形部門ということもあって、会場は敗退してしまったほかの各国のチームや、プレスなどで大入り。

 そのなかで東京高専チームは、6チーム中3番手でスタート。決勝進出が決まった直後、チームからは「決勝用のプレゼンで挑みます!」という意気込みを聞いていたが、フタを開けてみると、なんとショーケースに設置してあった、セットを会場に持ち込み、これまでビデオで見せていたデモを、実演に変えてプレゼンするという。

Imagine Cup 2012

↑セッティング時間もキッチリと決まっているため、学生だけでなく、同行していた日本マイクロソフトの社員もいっしょになってセットを組み立てた。

 時間内にセットも完成し、いよいよプレゼンの開始。オープニングから身振り手振りを交えた大川さんのプレゼンが冴え渡り、つられてほかのメンバーもノリノリに。満員の会場は笑いと歓声と拍手で大盛り上がり。筆者は昨年と今年、このImagine Cupの決勝を取材しているが、ここまで観客を魅了したプレゼンは記憶にない。今大会の彼らのプレゼンの様子は、YouTubeの『Microsoft Imagine Cup JAPAN』チャンネルにアップされているので、ぜひともチェックしてほしい。

Imagine Cup 2012

↑審査員から「素晴らしいショーでした!」と感想がでるほど、元気があって楽しいプレゼンだった。

Imagine Cup 2012

↑急きょ運び込んだセットも無事に動作。筆者も取材そっちのけで、「頼むから動いてくれ!」 と必死に念じてました。

 どちらのチームも無事にプレゼンを終え、あとは結果発表を残すのみとなった。


■いよいよ結果発表! 日本チームに運命のときが……

 Imagine Cup世界大会の最終日の大きなイベントは結果発表を残すのみ。会場には出場全チームと関係者がオープニングセレモニーのときと同様に大集結した。

Imagine Cup 2012

↑すべての審査を終えてプレッシャーから解放され、ハイテンションの学生たち。コアラも駆けつけました!

 結果発表は、インターネットでの応募で審査が行なわれるチャレンジ部門などの発表からスタート。それぞれの部門の3位、2位、優勝者が次々と発表されるなか、いよいよゲームデザイン(XBOX/Windows)部門の発表が……。

 しかし、チーム*ブロッサムの名前は呼ばれることなく、トップ5という成績となった。

 そして最後に発表されたのがソフトウェアデザイン部門の結果だ。
 ここで、3位のポルトガルチームに続き、なんと2位に我らが東京高専チームの名前がアナウンスされた!!!

Imagine Cup 2012

↑チーム名をアナウンスされ、大喜びで壇上に向かう東京高専チーム。

Imagine Cup 2012

↑トロフィーを手にし満面の笑み。ここまでの道のりが険しかったからこその、心からの笑顔。左からTan Tun Jieさん、大川水緒さん、田畑愛実さん、赤松駿一さん。

 日本チームの最終結果は、ゲームデザイン(XBOX/Windows)部門のバンタンゲームアカデミー の『Team Esperanza』がトップ10、トライデントコンピュータ専門学校の『チーム*ブロッサム』がトップ5。ソフトウェアデザイン部門の東京高専チーム『Coccolo』が第2位。これは10年のImagine Cupのなかで、日本チームとしては最高の成績だ。

 ここ数年、ITやデジタル産業界では、世界で負けっ放しの印象すら感じる元気のない日本だが、この明るく自信に満ちた若い学生たちなら、そんな状況さえ軽く打破してしまうに違いない――そんな期待を抱かせてくれる大会となった。

Imagine Cup 2012

↑すべてのイベントを終え、参加3チームが集合。感動をありがとう!

■関連サイト
ImagineCup公式サイト(英語)
ImagineCup世界大会応援サイト(日本語)
Imagine Cup Japan Facebookページ
Imagine Cup Japan YouTubeチャンネル

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