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このトゥギャリはつぶやきの宝石箱や~

【トゥギャッター通信】第86回「UFOとドジっ子アノニマスたん」

2012年07月07日 12時00分更新

文● めるり広田稔 イラスト●robops 編集●Web担サカモト

 トゥギャッターのまとめの中から「これは!」という注目のトゥギャりを厳選してピックアップ。今週の見所は、東京、二子玉川の上空に現れたUFOと次々つくられるハッカー集団アノニマスの萌えキャラなどなど、ツイッターでみんなが盛り上がった話題をまるっとチェック!

トゥギャッター通信:トゥギャッたん

 

プレス陣が見た楽天の『Kobo Touch』

 ここ数年、アマゾンの『Kindle』やソニーの『Reader』など、電子書籍端末がネットで何度か話題になっている。最近でいえば、楽天が2日に発表した『Kobo Touch』が注目株だ。複数のメディアが取り上げたこともあって、知っている人も多いはず。Togetterには、そのKobo Touchの記者発表会を訪れたプレス陣のつぶやきがまとめられていた。

 ジャーナリストなどの専門家たちは、書籍を表示するフォントがモリサワ製であることや、配布資料の価格欄が最後に発表するために伏字になっていることなどに反応していた。ステージに立った三木谷浩史会長の発言も含まれているので、電子書籍に興味がある人はぜひチェックしておこう。

Togetter:楽天、Kobo Touchの記者会見発表まとめ

 

ドジっ子、アノニマスたんの登場

 10月1日より、違法ダウンロードの刑事罰化を盛り込んだ改正著作権法が施行される。これに対して先月25日、匿名のハッカー集団“アノニマス(Anonymous)”が批判コメントを発表。抗議活動の一環として、国内の政党やJASRACなどのウェブページに対し、サーバーに障害を発生させるなどのサイバー攻撃を行った。ところがその最中に、アノニマスの犯行声明がなぜか“霞ヶ浦河川事務所”のサイトに表示されるという珍事があった。

 これを受けてネットでは、霞ヶ浦河川事務所のサイトに声明が表示されてしまったのは、“霞ヶ関”と“霞ヶ浦”を間違えてしまったから……というネタが流行する。Twitterでも、アノニマスがドジでかわいい女の子に見立てられ、“アノニマスたん”というキャラで萌えイラスト化される事態となった。海外のハッカーということもあって、基本的には金髪でうっかりミスが目立つ子という表現で描かれているのだが、中にはアノニマスの5文字で無理やり顔を作るといったトンデモなものもある。さすがのハッカー集団も、この斜め上の広がりは予想できなかった?

Togetter:アノニマスたんはドジッこ? ハッカーしゅーだんアノニマスたんイラストまとめ

 

思わず涙 職場のおじさんとの友情物語

 Togetterには、複数人のやり取りだけではなく、個人のつぶやきをまとめたものもある。本記事もその一つで、職場にやってきた“おじさん”との1年と6ヵ月にもわたる付き合いのツイートを、投稿者がつづった大作だ。まとめは、おじさんが最初の自己紹介で女子社員から「カワイイ!」と大絶賛されたことなどを受けて、投稿者が勝手にライバル意識を抱くところからスタートする。

 その後、昼食を共にしたり、一緒に帰宅をするなどの経験を重ねていくうちに、一人のご飯を「なんかちょっと寂しい」と思うまでに二人の距離は接近した。亡くなった兄弟の行きつけだった店におじさんが招待してくれるエピソードは、読んでいて胸が熱くなってしまう。しかし、最後には自分の異動でおじさんと別れることになってしまい……。ぜひ、全文を味わってほしい感動のまとめ。

Togetter:職場の仲良しのおじさん

 

二子玉川にUFO出現!? 写真で見る報告の数々

 今月4日にTwitterの一部で話題になったのが、東京は二子玉川の上空に、何とUFOが現れたという報告だ。多くの人々がツイートしていたばかりか、証拠として写真もアップされているのだから、見間違いでないことは明らかだ。それを見ると、確かに光り輝く物体が空に浮いている。

 遠くから見るとただの光のようだが、望遠カメラで撮影したもので確認すると、赤青緑の美しい光を放っているのがはっきりわかる。そのカラフルさから、撮影した人は“デコトラUFO”と名付けていた。なお、本記事のコメント欄において、このUFOはLED電飾の付いたカイト(凧)ではないかと推測されていた。宇宙の神秘(?)に思いを馳せてしまうまとめだ。

Togetter:7/4 二子玉川に出没したUFO目撃情報まとめ!

 

“ライトノベル”という言葉の生まれた理由とは

 今や小説のいちジャンルとして欠かせないライトノベル。『アクセル・ワールド』や『とらドラ!』といった人気作品は次々とアニメ化され、年々、ファンが増え続けている。では、このライトノベルという言葉の語源は何か? Twitterでは、パソコン通信サービス“ニフティサーブ”のSFファンタジー・フォーラムで管理人をしていた人物が、名称誕生にまつわる秘話を明かしていた。

 その人によると、1990年頃までは今のライトノベルに当たる言葉が存在せず、“ソノラマ”や“コバルト”、“スニーカー”といった、各社の文庫シリーズ名で呼ぶしかなかった。やがて各シリーズの人気が上昇して掲示板に感想が増えたため、そのジャンル専用の電子会議室を新しく作る必要が出てきた。そこに、“ライトノベル”と命名したのが最初だという。皆がジャンル名となる言葉を求めていたこともあり、その定着は急速だったと振り返っていた。本記事では、この言葉に反発する人に対する考えなどもまとめてあり、ライトノベル好きなら一読の価値アリ。

Togetter:「ライトノベル」という名称誕生にまつわる秘話をNHK歴史番組っぽく

 

次点のトゥギャり

 そのほか、今回紹介しきれなかった興味深いトゥギャりをリンクでどうぞ。トゥギャ通が好きな人は、こちらも楽しめるかもしれません。

【科学・教養】
野尻美保子先生による、ヒッグス粒子の解説(分かりやすい、たぶん)

【ログ・日記】
クソガキ日記

【IT・Web】
競技プログラミング漫画にありがちな展開

【社会】
違法ダウンロード刑事罰化についてざっくり説明してみた

【ネタ・お笑い】
「ふぅ、あー…こんな店でノマドとリーマンの違いくらいわかっとけってのも酷な話かァ」

【ネタ・お笑い】
#プログラマのセリフをジブリっぽく

 
協力:Togetterトゥギャッたん

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