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上野顕太郎が週刊連載に初挑戦! 煩悩ギャグ漫画『いちマルはち』をチェック

2012年07月05日 22時00分更新

 『五万節』、『帽子男』をはじめ、ジワジワくるギャグ漫画を描かせたら右に出る者のいない上野顕太郎先生。本誌888号(8月7日増刊号)よりスタートした『いちマルはち』について、抱負とかその他もろもろを訊いてみました!

いちマルはちタイトル

 

●『いちマルはち』は、“仕事、家庭、SEX、友人……リアル40代の悩みに斬り込む煩悩ギャグ漫画”とのことですが?

「ええ。ネタが出ないとか、ネームがまとまらないとか、つねに締め切りのプレッシャーに襲われるとか、締め切り当日なのに猫がかわいい等、大なり小なり誰にでも身に覚えがある悩みを深く掘り下げたりしない作品になると思います」。

●本作では、10代~40代(それ以上も!?)まで、さまざまな女性が大作を悩ませます。ところで、上野先生の女性観とは!?

文
舞
ライバル

「僕は女性に対するスキルが希薄です、難しい。それどころか人間関係もよくわからない、始まってから言うのもなんですが、なかなかの難題をテーマにしてしまいました」。

●上野先生のもっかの悩みは?

「この28年間、仕事上、くだらないことやどうでもいいかもしれないことを考え続けてきたのですが、最近はなによりも、短いながらも初の週刊連載である、『いちマルはち』のネームで日々悩んでおります」。

●読者にメッセージをお願いします!

「男女問わずさまざまな世代を描くことにより、相互理解が深まるといいですね。“相手の気持ちになって”とはよく聞くフレーズですが、これがなかなか難しい、体験してみてはじめてわかるということは多いと思います。つまり漫画が疑似体験のシミュレーターになるわけです、なんて理屈はさておき、ギャグ漫画なので笑っていただくのが一番! くすっ、あははは、げらげら等をお送りすべく邁進中です。乞うご期待!!」。

●週アスの担当からひと言

【上野先生の元担当・副編ACCNより】
「私が駆け出しの編集者だったころ、最初に担当した作家さんがうえけん先生でした。ゲームを題材にしたネタを専門誌に載せていたのですが、視点がマニアックすぎて編集長から“意味わからん”と言われても、決して作風を変えないストイックさにしびれましたね。一度、『ゲゲゲの鬼太郎』をモチーフにした作品があったのですが、模写が巧みすぎて念のため水木プロに許諾をとったのですが、水木しげる氏ご本人が驚かれていたのも印象的な出来事です。毎回、ファミレスでの打ち合わせではゲームのことだけでなく、人生相談や音楽のこと(うえけん先生はたいへん歌がお上手である)など、本当にいろいろとお話してたいへんいい思い出です。週アスの編集者になってからも、ちょくちょくイラストなどお願いしておりましたが、やはり本業の漫画作品で、うえけん先生独特の世界をみなさんにお届けしたいと願い続けていたので、今回の連載実現は感無量である、とアックン・オッペンハイマーは述べています」。

ゲームびと
副編ACCNが担当した『ゲームびと公式ガイド』(アスペクト刊)のひとコマ。上野先生、想い出の1冊だ。

【担当・S岩より】
「上野先生、なにかお悩みのことがございましたら、担当の私にご遠慮なくお申し付けくださいね。締め切りの延長以外でしたら、できる限りご相談に応じます! あ、先日の打ち合わせ、ほとんど近所のネコの話で終わっちゃってすみません! ちなみに次回は隣家が壊れた雨樋を直してくれないんで超うるさくて困ってる件、相談させてくださいね♪」

●『いちマルはち』おもな登場人物

主人公・大作と彼の家族、友人、会社の仲間たちの日常が描かれます。登場人物の詳細なプロフィールは、徐々に明らかに……!

大作
菅井大作(すがい だいさく) 40代サラリーマン、既婚、一女あり。なにかをやってる会社"リスキーコーポレーション"勤務。役職は課長。くだらないことにも全力で悩む。
都
菅井都(すがい みやこ) 大作の妻。目前のことに取り組み、くよくよしない性格。
会美
菅井会美(すがい えみ) 大作の娘。中学2年生。

 

美女&美少女も続々登場予定! ぜひお楽しみに!

お楽しみに!
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