週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

『町山智浩の本当はこんな歌』 29曲目はサード・アイ・ブラインドの『ジャンパー』

2012年06月12日 10時00分更新

町山智浩の本当はこんな歌

 意味も知らずに口ずさんでいた有名な洋楽の本当の意味を、映画評論家の町山智浩さんが紹介していく週アスの人気連載。29曲目はサード・アイ・ブラインド(Third Eye Blind)の『ジャンパー』(Jumper)を取り上げます。

飛び降り自殺しなかった少年の言葉

 飛び降り自殺する人(ジャンパー)に思いとどまらせようとする、緊張感溢れる歌詞の楽曲。この裏には、ボーカルのステファン・ジェンキンス自身の苦悩が散りばめられています。

 ADHDであった彼は、教師に(ひどい言葉とともに)見捨てられるものの、家族の並々ならぬ力添えで名門大学への道を勝ち取ります。そして母校への凱旋。生徒たちに誇らしげに紹介するかつての教師に、ひと言言い返す復讐がとても痛快です。

29曲目は『ジャンパー』 
町山智浩の本当はこんな歌

『Jumper』
(アルバム『Third Eye Blind』の4曲目に収録)
iTunes Store価格:150円
(p) 1997 Elektra Entertainment, manufactured and marketed by Rhino Entertainment Company, a Warner Music Group Company
ダウンロードはコチラをクリック!
Jumper - Third Eye Blind

 なぜ、ジャンプ(=投身自殺)しなかったのか? 自分自身に打ち勝っていく道のりを、町山さんが歌詞とともに解説。つらくて自分に負けそうな人に、ぜひ読んで欲しい連載回です。週刊アスキー6月25日号(6月12日発売)に掲載!

町山智浩の本当はこんな歌

 次回はフリートウッド・マックの『ドリームス』。仲が悪くなったって、解散せずに歌い続けるメンバーたちの芸人魂を紹介していきます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう