2012年06月19日13時00分

ROLLYがiPadでボカロPデビュー!? ロックの殿堂Vol.3

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 全国のFM放送系列であるJFN(JAPAN FM NETWORK)の番組でROLLYさんがパーソナリティーを務める『D.N.A.~ロックの殿堂~』。同番組内で展開している週刊アスキー コラボコーナー第3回が放送されました。

ロックの殿堂Vol.3

 放送局によって放送日程は若干異なりますが、下記の放送局にて月に1度、第1週に放送しており、5月ぶんは7日から順次開始しております。

ネット局予定:FM秋田、FM新潟、FM富山、岐阜FM、Kiss FM、FM OSAKA、FM山陰、FM香川、FM徳島、FM長崎、FM大分、FM宮崎
※放送局、放送時間などは変更の可能性があります。詳しくは各放送局のHPをご覧ください。

 また、IPサイマルラジオ『radiko』でも聴取可能です(一部地域限定)。また、auのスマートフォン用アプリ『LISMO WAVE』、ドコモのスマートフォン用アプリ『ドコデモFM』なら全国で聴取可能です。

 第1回目はiPadをギターアンプシミュレータにしてしまう『MobilePOD』、第2回目はアップル純正の強力な音楽制作ソフト『GarageBand』を題材としましたが、第3回目もiPadを使った音楽制作。今回、ROLLYさんに使ってもらったのは、iPad版のボーカロイド、ヤマハの『iVOCALOID VY1』です。

ロックの殿堂Vol.3 photo02

 VOCALOIDといえば、もちろん初音ミクを代表とする歌声合成ソフトであり、音符と歌詞を入力すれば歌ってくれるというもの。そして、これはWindowsのみで使えるアプリケーションとして発展してきて、現在はVOCALOID 3として数多くのキャラクターが登場してきているところですが、今回のiVOCALOID VY1はiPadおよびiPhoneで動作する、亜流のキャラクター無しVOCALOID。現在女の子ボイスのこのiVOCALOID VY1と男の子ボイスのiVOCALOID VY2の2つがあり、いずれも2400円というiPad/iPhoneアプリとしてはやや高めな設定になっています。
 ROLLYさんに、どちらを使いたいか聞いてみたところ、「男の子ボイスなら自分で歌えるから、女の子ボイスがいい」とのことだったので、VY1を使うことになりました。

 もちろん、ROLLYさんもVOCALOID楽曲はいろいろと聴いたことがあるようですし、初音ミクなどのキャラクタもよくご存知でしたが、Macユーザーということもあって、VOCALOIDそのものに触れるのは今回が初めて。基本的にはWindows版と同様にピアノロール画面に音符を入れ、ひらがなで文字入力すると歌ってくれます。まずは、「ドレミファソ」と入力すると、初期設定で入っている文字「あいうえお」にしたがってVY1が歌いだします。声は初音ミクにもちょっと似たカワイイ系ボイスで、PC版の『VOCALOID 3 VY1』とほぼ同等の声質。

ロックの殿堂vol.3 photo03

 この声を聴いたROLLYさん、やはりVOCALOID独特の歌声にある種の「怪しさ?」を感じたのか、すぐにインスピレーションが沸いたようです。多少、試行錯誤を繰り返しながら、3、4分で12小節分のメロディーを完成しました。さらにこれに歌詞をつけ、5分でいかにもROLLYさんという曲となったのです。最初に1点問題になったのが「昨日=きのう」を入力したときの発音の仕方。「きのう」と入力すると不自然な発音になるので「きのお」と変更。これでキレイに歌ってくれます。

ROLLY×週刊アスキー『iVOCALOID』音源1【ボカロのみ】

 実際に使ってみると分かりますが、iPadで扱うiVOCALOIDはWindows版よりも直感的に入力することができるため、初めての人でも違和感なく利用することができます。また、実はWindows版にはない便利な機能が用意されています。それが、Backing Track=伴奏機能で、ボーカロイドによる歌に伴奏をつけるというものです。デフォルトでは10種類のリズムパターンが用意されているので、その中からROLLYさんにひとつイメージに合うリズムを選んでもらいました。この状態で演奏すると、VY1の歌声単独と比較して、かなり締まった感じになってきます。

ロックの殿堂vol.3 photo04

ROLLY×週刊アスキー『iVOCALOID』音源2【ボカロ×ドラム】

 ちなみに、PC上のiTunesと連携させることで、用意されている10種類の伴奏以外にオリジナル伴奏を追加することが可能になっています。

 一方で、ここにはiPad/iPhoneアプリとしての限界や制限もいろいろあります。そのひとつが最大17小節までしか入力できないという点。長い曲作品にしたいと思っても、そこは無理。どうしてもということなら、AudioCopyという機能を用いてiVOCALOIDからほかのDTMアプリにオーディオデータをコピーすることができるので、8小節とか16小節ごとにコピーしていく形になります。

ロックの殿堂vol. photo05

 また、音符情報のコピーやペーストなどの編集機能もほとんどありません。操作中、ROLLYさんからは「ここを2回繰り返したい……」といった要望が出てきたものの、そこはすべて手動でひとつずつ入力していくしか方法がなかったのです。
 そこでROLLYさん、最後の1音の音程を変更するとともに、これを引き伸ばすことで、17小節ぶんめいっぱいに。こうすることで、短い曲として仕上げたのです。

 さらに、これに合わせて手持ちのギターを弾き始めました。この瞬間にもう、これはボーカロイド作品として完成の域に入ってきますね。

ROLLY×週刊アスキー『iVOCALOID』音源3【ボカロ×ドラム×ギター】

 いい感じになってきたところで、重ねてROLLYさんがVY1のバックコーラスを即興で歌いだし、素敵なハーモニーに……。VY1の頭にカウントを付けられなかったため、先にギターがスタートし、そこに無理やりVY1をスタートさせたので、イントロ部分でタイミングがちょっとズレるのは“ご愛敬”ということで……。

ROLLY×週刊アスキー『iVOCALOID』音源4【完成】

 ここまでの所要時間は10分ちょっと。さすがROLLYさんですね。ボカロPとしてのデビュー作となったわけですが、次の作品があるのか、期待したいところです。

『iVOCALOID』
App Store価格:2400円

AppStore アプリをダウンロード

●関連リンク
JFN『D.N.A.~ロックの殿堂~』

welcome to ROLLY net .com(ROLLY公式サイト)

藤本健の“DTMステーション”

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