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BIOSTARは新開発オーディオチップ搭載『HiーFIシリーズ』を全面押し!:COMPUTEX TAIPEI 2012

2012年06月07日 08時30分更新

 他社のブースではオーバークロックモデルの製品が多数並ぶなかで、一風変わったマザーボード『HiーFIシリーズ』を展開していたBIOSTARブース。

 同社ブースには、AMDの新チップA85を搭載したモデルのマザーボードも展示されていた。今回のCOMPUTEX TAIPEIの会場では展示に力を入れていたHiーFIシリーズ。これはBIOSTARがオリジナルで開発した音源チップを搭載したマザーボードシリーズで、デモンストレーションを聞く限り、ヘッドホンアンプなどを使うことなく高品質の音質を期待させるものとなっていた。

 ブース担当者によると、音源チップまわりは完全に独立した設計となっており、使用しているパーツ類にも極力通電ノイズなどが発生しづらいものを採用しているとのことだ。

 本シリーズのために新たに開発したとなると、価格が上がってしまうのではないかという心配もあるが、担当者は「わざわざ高いお金を払うなら、別売りのオーディオユニットを購入するでしょう。開発コストはかかりましたが、できる限り現在の価格のままで、皆さんの手に届くようにいたします」と話していた。

 ブースに展示されていたHiーFIシリーズのマザーボードは『HiーFI Z77X』、『HiーFI Z77W』、『HiーFI Z77S』の3種類があり、型番からもわかるようにZ77チップセットを搭載したモデルとなっている。次世代I/Oポート“Thunderbolt”には対応していないとのこと。

 気になる発売時期だが、3種類ともに7月下旬から8月上旬を予定。

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↑A85搭載マザーを全面に押し出してくるかと思いきや、飛び道具を用意していたBIOSTARブース。

 

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↑『HiーFI Z77X』には、メモリー4スロット、PCI-E3.0x16が2スロット、PCI-E2.0x16が1スロット、PCI-E2.0x1が3スロット、SATA2が4口、SATA3が4口、eSATAが1口と拡張性も十分に考慮された内容となっていた。

 

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↑『HiーFI Z77W』は、『HiーFI Z77X』に比べて、PCI-E3.0x16とPCI-E2.0x1の各スロットとeSATAがひとつ少なくなっているモデル。

 

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↑『HiーFI Z77S』は、上記の2モデルの映像出力がHDMI、DisplayPort、DVI、VGA対応なのに対して、DisplayPortがないといった廉価仕様となっている。


■AMD新チップ搭載モデルは、展示のみ

 AMDの新チップA85を搭載したモデルや同チップセット対応APU用のSocket FM2を搭載したモデルのマザーボードは展示のみとなっていた。

 こちらにも、同社が前面に押し出す新音源チップ、『Hi-FI』を搭載したモデルが用意されていた。ちなみにインテルのモデルが7月下旬から8月上旬に発売を予定しているのに対して、AMDのチップセットモデルは、現在AMDとの協議中で発売時期などは未定となっている。

 それらのAMDマザーボードのなかから、新ソケットを採用している製品はA85X搭載モデルが『Hi-Fi A85X』、『Hi-Fi A85W』、『Hi-Fi A85S』の3種類。

 Hi-FIシリーズ以外のSocket FM2搭載モデルとしては、A75チップセット搭載の『A75MH2』も展示されていた。

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↑A85Xチップセット搭載の『Hi-Fi A85X』。AMDのモデルも“X”、“W”、“S”の3種類に分けられており、最もハイエンドなXには、PCI-E2.0x16が3スロット、PCI-E2.0x2を1スロットに、PCIを3スロットを搭載している。

 

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↑『Hi-Fi A85W』では、“X”に比べてDisplayPortがなくなっている以外に、PCI-E2.0x16が1スロット、PCIが1スロット減っている。なぜか、PCI-E2.0x2だけは、2スロットと1スロット増えていた。

 

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↑『Hi-Fi A85S』は、A85Xチップセットを搭載するHi-FIシリーズで唯一のmicroATXとなっていた。

 

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↑唯一既存のチップセットを使用した、Socket FM2搭載モデルの『A75MH2』は、microATXとなっており拡張スロットもPCI-E2.0x16とPCI-E2.0x2を各1スロット、PCI2スロットという既存の商品と変わらない仕様だ。

■関連サイト
COMPUTEX TAIPEI
BIOSTAR

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