2012年07月05日13時00分

スラスラ度マシマシ!愛用者続出『Su-Pen』の新ペン先はこうして誕生した:最終回

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 心地よい手書き入力のためにつくられたスマホペン、『Su-Pen』。編集部にも愛用者の多い逸品だが、一部の製品で書けなくなるなどの不具合が発生し、問題点をクリアーしたバージョンアップ版の発売となった。書き味の悪くなった旧Su-Penは無償で新しいものと交換してくれるという神対応。

 バージョンアップによって何がどう変わるのか、新ペン先誕生に至る開発秘話を聞いてきましたよ。

su-pen2

『Su-Pen(スーペン)』 ●MetaMoJi ●価格2980円 
●全長 約106ミリ、重量 約20グラム 

――植松さん、本業(アプリ開発)のほうは……。

植松さん(7notes&Su-Pen開発者)
あちらも実は並行していろいろやってます(笑)」

岩田さん(広報さん)
「決してSu-Penも片手間じゃないですよ。でもどっちが本業?って聞かれて、Su-Penが本業って言うのもちょっと差し支えあるけど(笑)。ただ、まあ、人間って楽しい仕事っていくらでも時間がつくれるんだなあと思いましたね。あ、いや別にアプリの仕事が楽しくないってワケじゃないです(笑)

浮川社長
「でも目に見えるものはやはりおもしろいねえ。

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岩田さん
「我々もガジェット屋になろうということでは決してなくて、やはり“手書きへのこだわり”というところからスタートしてるものなんで、それは大きいと思いますね。」

――まだまだ品不足のようですが、生産は……。

岩田さん
「前バージョンと比べれば2倍のペースで出荷させていただいてるんですが、おかげさまでそれ以上ご注文いただいているんで、また例によって欠品、というカタチになってしまって。

浮川社長
「こだわって一生懸命設計したんで、今度は
この品質を維持しながらの大量生産というか、よくありますよね、トヨタさんの“カイゼン”ですとか。現場のつくる人たちがこの方法だったらもう少し生産効率が上がるとか、考えながらね。

Su-Pen2

植松さん
「製造に関しての生産量とか品質安定化させたりするところで、ずっと密接に話していて。」

浮川社長
「たったこれだけのちっさな製品ですけど、日本のこだわりをもつ職人さん、スペシャリストの技術が集約されていって、次のバージョンが出てくるわけですよ。おもしろいです。向き合ってると。」

植松さん
「あらゆるところに職人が出てくる。ペン軸もそうだし、繊維をずーっとつくっているプロの方なんで、本当にすごいです。」

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岩田さん
「ビジネス的にはそれほど大きなものではないのに、新しいジャンルに対して興味をもっていただきながら、我々といっしょに新しい商品をつくってくれている。本当にありがたいですね。

浮川社長
「『7Notes』を見せて手書きで文字を書いてみせるとね、おもしろがっていただけるんですよ。職人さん、そこそこいいお年の方もいらっしゃるんで、私達がやってること自体にも興味をもって、じゃあやりますよと。

岩田さん
「まだ確定はしていないんですけど、近いうちに新しいご報告ができると思います。」

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浮川社長
「書き味もですが、耐久性というものも私達アピールしてましたので、やはり今回の、“書けなくなる”というケースがあるのは、我々にとって非常にショッキングなことで。一部のユーザーさんに十分お約束が果たせなかったことを反省していますので、さらに次のものを開発するエネルギー、やらなきゃいけないという気持ちがありますね。」

岩田さん
「この製品は植松が企画し、つくったものですが、お客様からいただいた意見ですとか、書けなくなって送り返していただいたペン先は、全部植松が見てますから。1個はずすこともなく、すべてをチェックしています。

 これは昔だったら難しかったと思うんですね。流通をあいだに絡ませてとかだと。今回我々はネット社会というものもあって、Amazonでの直接販売であるとか、インターネットで直接、お客様とメッセージのやりとりをさせていただいたので、問題解決も最短でできたと思います。いただいた意見を“カイゼン”の参考にもできますし、我々のがんばる糧にもなって、モチベーション的にはすごく大きいですね。」

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岩田さん
「“書けなくなる”んですから、普通だったら怒ってるはずですよね。それが、先ほども言ったようにすごく高い確率で手書きの手紙が入ってるんです。きちんとした便せんに、励ましの手紙。中には筆でさらさらと書かれている方もいらっしゃる。植松にそれを渡すと手紙を読んで「うん」といいながらまた黙々とチェック作業をすると。我々としては、ただ商品の売り買いだけでない、それ以上の経験を得られているのかなと、本当実感しています。」

――現在は、ペン先で文字を書くときの動きを再現し、より実際の使用法に近い条件で耐久度を調べられる『耐久くん2号』の開発も進めているとのこと。実は、開発中の新製品(発売するかどうか未定)もコッソリ見せていただいたのだが、Su-Pen同様、こだわりの詰まりまくったアイテム。大いに期待して、楽しみに待ってます!

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