なぜか突発的に『アイドルマスター』関連の記事が上がる週アスPLUSですが、ただ編集者やライターにアイマスファンが多いだけなんです。そんな編集部プロデューサーたちが今ハマっているのが『アイドルマスターモバイル i』(以下、アイモバi)ですよっ。
↑バイクで走行中、見知らぬ土地にきたらとりあえずエリアチェックの図。こうした地道な営業が全国制覇の一歩となるよね。信号待ちとか駐停禁エリアではやめとけ! |
スマホ版のアイマスというと、絶賛稼働中の『アイドルマスター シンデレラガールズ』の一部廃プレーヤーの凄まじい遊びっぷりが伝わり、モバマスiの話をするたびに「ガチャした?」とか「衣装とられた?」と聞かれるのですが、アイモバiはそういうゲームじゃないから!
たしかに、アイマスはユーザー間との対戦ゲームかつ、コレクター要素も強いゲームなので、本気になるほど刹那的で後に引けない要素を多く含むのは事実です。3プレイ500円が1回でも負けたら衰退しまくりでトップを狙えないシビアさがあり、上限の見えないガチャを回さないとカードをフルコンプできない厳しさ。他にも強くないSレア+にするためCDを2枚ずつ買っちゃったりね。えっ、次はプリンのフタですかー?
でも、もっともっとゆるーくアイマスを楽しみたい派もいますよね! そこで『アイモバi』なんですよ。
せんだぎP的には別にユーザーランク争いなんてせず、アイドルをずっと眺めていたり、触ってコミュしてるだけでオーケーですし。ランク争いをするにしても他プレーヤーを蹴落とすのではく、アイモバiでは手助けしたり協力したほうが自分のランクアップにつながる、まさに団結2012だよ!。
しかも、他プレーヤーを手助けするために「今日はいつもと違う道を使って帰ろうかな~」とか「近所だから俺がサクっと手伝ってやるよ」なんて言い出す始末。今までの俺とはまるで別人。Pどころか聖人にクラスチェンジですよ。
まるで意味不明? んじゃとりあえずイチから説明するわー。
■アイドルとコミニュケーションを楽しんじゃおう
まずはダウンロードしましょう。無料ですし。キャラは3DモデリングでPS3やXBOX360版と同じように喋り、動き、揺れます。常時タッチコミュニケーション中といいますか、いつでもアイドルに触れて反応を楽しめます。ああ、もちろんπタッチもだ……。
↑タイトル画面のサウンドからしてアイマス2準拠だね |
↑おなじみのアイドルは13人から選択可能。担当アイドルは毎月5日、6日、7日に変更可能なので、気軽に選んでしまいましょう。 |
↑タッチ、ピンチイン、フリック、端末を振ったり放置など、触り方に応じてさまざまなセリフとアクションを見せてくれます。 |
■ゲームの基本は全国各地を巡るエリアゲーム!
ゲームの目的はプロデューサーとなり“日本全国を駆け巡って担当アイドルをトップアイドルにする”こと。13人のアイドルから1人を選び、全国で仕事をしてファンを増やし、その獲得ファン総数でアイドル/プロデューサーのランキングが決まるという、とてもアイマスらしい内容ですな。
日本全国で仕事をするとは一体なんぞや? アイモバiでは47都道府県が505エリアに分割されており、プレーヤーが実際のエリア地域に行き、そこでアイドルの営業する(遊ぶこと)でエリア制覇となります。いわゆる位置情報を利用したエリアゲームですね。多くのエリアを巡ることでアイドルの知名度が上がり、ファンがどんどん増えていきます。
たとえば、東京のJR大塚駅付近でアプリを起動すると、位置情報から“大塚/目白台エリア”と判定されます。このエリアで営業をすると“大塚/目白台エリア”を制覇! となります
↑東京の大塚駅付近でアプリ起動すると、位置情報から“大塚/目白台エリア”と判定。 |
↑さっそくこのエリアで営業開始! プッとポチッとな。営業は5秒程度で完了します。 |
↑ファン数と知名度(エリア制覇率)をゲット! 知名度はプレーヤーがエリア地域に出向いて行なった営業であれば1回で100%になります。 |
移動せずに同じ場所でずっと営業をしてもファン獲得は可能ですが、連続して同一エリアで営業するとファン増加数が半減するので、できるだけエリア移動して営業をしたほうがいいわけです。
また、営業をすると体力が減ります。基本的に1日3回ほどお仕事できる体力しかありません(ここがとても重要です)。体力の最大値は100で、1回の営業で30減るからね!
このようにどんどん営業してファン数と制覇エリア数を増やしていくのがゲームの基本となります。ファンとエリアが増えると……
- アイドルランキングが上昇
- プロデューランクが上昇
- アイドルとの好感度が上昇して、タッチした時の反応が変化する
- アイドルとのイベントが発生!
とまあ、いいことづくめなのです。
↑ファン数やエリア制覇が増えるとイベント発生! アルバムに記録すればあとで何回でもリプレイ可能。イベント回想はアイマス本編にも欲しい要素だよね。 |
■オファーと営業代行はファン大幅増加のチャンス!
自主的にエリア移動してアイドル営業する以外にも、1日1回ほどの頻度で全国各地のエリアから仕事のオファーが来ます。オファーを受けたエリア地域で営業するとエリア制覇できるほか、通常の営業よりはるかに多くのファンを獲得できます。通常営業で150人程度しか増えないところが、オファー営業なら700人増加のように、お得感が断然ちがいます。
ですが、オファーは全国505エリアからランダムで依頼されます。期限内に行くのが難しいエリアからオファーが来たら無理ゲーじゃね!? そのとおり! あまりにも縁遠いエリアからのオファーなら諦めるのも手ですが、そこで活用したいのが“営業代行”です。
営業代行とは、自分が引き受けたオファー依頼を、その依頼エリアにいる他のプロデューサーにお願いして、自分のかわりに営業してもらうというシステムです。
ちょうどオファーが来たので、さっそく代行してもらいましょ!
↑東京在住のせんだぎPの元に“船橋/浦安エリア(千葉)”からオファーが来たよ! |
↑オファーを受けたものの達成期限内に浦安に行く予定はないので、ここは営業代行をお願いしましょう。 |
↑代行依頼時にお土産(アイテム)添付もできますが、代行を受けること自体メリットが大きいので気にせず依頼してオーケー。 |
↑営業代行をお願いしたら1分後に完了してもらっちゃた! 早すぎ! |
↑代行が完了すると自分も相手もファン数と知名度(エリア制覇率)が上昇し、相手Pは体力が少し回復します。 |
ちょうど浦安にアイモバiを起動中のプロデューサーがいたようで、びっくりするほど早く依頼代行が完了できました( ; ゚Д゚)はえーし。それもそのはず。代行依頼はものすごくメリットが多いので、どのプロデューサーも代行を引き受けたいのです。
- 自分が実際にそのエリアで営業しなくても、知名度が少し上がる(今回の例だと、実際は行っていない浦安のエリア制覇率が上昇!)
- 自分も代行側もファン数が増える!
- 代行側の体力が少し回復する(超重要)
もしかして、代行側がすごいお得なシステムじゃね? そのとおり! 自分の営業では1日3回程度しか行えませんが、代行なら何回でも引き受けられ、しかも体力が回復するため自営業も再び可能に。もう代行営業だけ引き受けたいわー! それくらい有利なシステムです。
全国505エリアには“小笠原諸島エリア”や“宮古/石垣エリア”など離島地域のような、そう簡単に引き受けられないエリアもあります。代行側が有利なシステムのおかげで、無理な遠出を強いられることなく、気軽に他プロデューサーにお願いできてしまうのがいいですね。(小笠原エリアで代行してくれてるPさん、本当にありがとうございます)
■課金要素も一応ありますが……
毎日のんびり遊んでファン数とエリア制覇に勤しむのもいいのですが、ドーンと差を付けたいプロデューサーはアイテムを購入する手もあります。アイテム購入時に必要なポイントはリアルマネー換金だから程々にな。
↑アイテムはエリアの名物が販売され、体力回復や衣装など内容はいろいろ。 |
体力回復系やファン数を増やす消費アイテムから、毎回の営業時にファン数が微増する衣装など、アイテムはさまざまなものがあります。ですが、“これがなければ勝負にならない”ようなアイテム性能はないので、物資を大量投入してドーンとライバルと差がつくかといえば、それほどない気がします。あえてアイテム投入するならば「旅行中に滞在エリアを全部制覇しておきたい」というような、ここで営業しないと後で取り返しが難しいような場面での利用がベターかと思います。
■アイドルと一緒にツーショット撮影
そんなこんなで、アイドルと全国行脚することとなったプロデューサー。エリア制覇を巡る旅の記録として、アイドルと一緒に写真撮影なんかしてみるのも悪くないよね。カメラ機能ではキャラを表示させつつ写真撮影できます。キャラ立ち位置は左・右・中の3パターン、タップ中のポーズ変更中もシャッターが切れますよ。通行人に撮影を依頼するのはややハードルが高いかもしれないが……。
↑飯田橋/神楽坂エリア(東京)を訪れた記念に美希とのツーショット写真。つまり編集部の目の前であり記念することのない日常風景。 |
■のんびり進められるアイマス
アイモバiはアイマスシリーズの宿命ともいえる「ランキングを争うゲーム」ではありますが、全国各地をめぐり、他プロデューサーを手伝うことがゲームを有利に進めるポイントとなる、非常にのんびりとした雰囲気の強いゲームです。もちろんコレクター要素をすべて埋めようとすればその限りではないのですが、基本的に課金要素は必須でないし、他プレーヤーとの勝負でギスギスすることなく遊べます。
アイマスらしくランキング全一を狙うのもよし。お気に入りのアイドルと全国のエリアを巡るスタンプラリー的に楽しむもよし。
エリア制覇を増やすため普段とは違う道順で帰宅してみたりなど、ゲームを介して日常にアクセントを付けてみてはいかがでしょうか? GWの旅行や帰省ついでに始めてみてはいかが?
アイドルマスターモバイル i
公式サイト
●バンダイナムコゲームス
●無料
(C)窪岡俊之 (C)NBGI
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