週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

カメラと音楽で日本市場に挑戦『HTC One』シリーズ国内初披露

2012年03月27日 17時20分更新

 HTCは、MWC2012のレポート発表を日本で披露する“HTC NIPPON プレスイベント”を3月27日に行なった。すでに報じているとおり“HTC One”シリーズ『HTC One X』、『HTC One S』、『HTC One V』の3機種が国内で初めて登場した。

HTC One

『HTC One X』(写真左)は、4.7インチ液晶にクアッドコアの『Tegra3』を搭載する同社のフラッグシップ機。インタフェースの切り替えや通常の操作でもわかるなめらかさを感じた。『HTC One S』(写真中)は、4.3インチ液晶で厚さ7.9ミリの端末。『HTC One V』(写真右)は、もっともコンパクトな端末。下部が手前に少しそれた持ちやすいデザインとなっている。いずれも、Android 4.0を採用し、HTC独自のユーザーインターフェース“HTC Sence”の新バージョン4.0を搭載する。

 この日、登壇したHTC Corprationの小寺康司CPOがMWC2012のカンファレンス内容をおさらい。HTC Oneシリーズは、サウンドとカメラの2つに注力していくと解説。4つのカメラ性能を強化するとした“AMazing Camera”。光がないところでもきれいに撮れること、起動とシャッターが速いこと、色の再現性、ビデオ機能の4つだ。またDropboxとも提携して、25GBのオンラインストレージを2年間提供する。これは8メガで撮影した画像を1万枚まで保存できる容量でバックアップに使える。

HTC One
HTC One

 起動は0.7秒、AF0.2秒で連射性能も高い。F値2.0で、逆光などの悪条件にも強いレンズを搭載。動画の撮影中に静止画が撮れる機能もある。

 もうひとつテーマになったのが、サウンドの強化。アーティストが再現したかった音をそのまま届ける“Authentic Sound”だ。昨年、買収したBeats Electronicsの“Beats Audio”の音楽再生技術が用いられており、各音楽再生アプリで再生したとき独自エンコーダーが使われれるという。

HTC One

 HTC Oneでは、端末内の音楽系アプリのアイコンが集まり、統括して扱える。またクルマのオーディオジャックにつながるアクセサリー『Car Stereo Clip』を使えば、自動的に“CAR MODE”のインターフェースに変わって、運転の合間などにカンタンに操作できる。

HTC One
HTC One

 HTC Oneシリーズには、“Dr. Dre”のインナーイヤーヘッドホンが同梱する。これは実売価格1万~1万5000円の製品と同等とのこと。

 また今日発表のあった機能は、まだ日本対応ではないとのことだが、日本投入にどうカスタマイズしてくるか注目が集まる。気になる日本市場への投入時期も、未定。KDDIとの端末の共同開発すると発表されているが、こちらについては後日、発表会を行なうとこの日の現場では何も語られなかった。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう