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1ドットまでピッタリにウインドー位置を調整できる? ウィンドウズ7の小技

2012年03月14日 22時30分更新

 ちょっとおもしろい機能に気付いたのでご報告。
 フォルダーでもアプリケーションでもいいのですが、ウインドーの左上をクリックするか、“Alt”+“Space”キーを押すと、下図のようなメニューが現われます。

Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動1
↑ウインドーのショートカットメニュー。これ自体はウィンドウズ95からある。

 ここで、たとえば“移動”を選んでEnterキーを押すと、キーボードのカーソル移動キーでウインドーを上下左右に動かすことができるわけです。

Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動2
↑カードルが十字型に変わり、カーソル移動キーでウインドーを動かせる。

 ですが、普通は、マウスで動かした方が手っ取り早いため、あまり使う機会はありません。

 さてこの移動ですが、カーソル移動キーを押すごとにある程度の量が一気に移動します。まぁ、一気とはいってもアイコンの文字1文字弱ですから、8ドットくらいでしょうか。拡大して見てみました。

Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動3
↑移動前の状態。赤い四角で囲った十字型のカーソルの位置が、左下に(60,60)であると表示されています。
Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動4
↑上記の“移動”で、カーソル移動キーの“←(左)”を1回押したところ。四角で囲ったカーソルの位置が(50,60)になっています。

 つまり、カーソル移動キーを1回押すごとに、ウインドーが10ドット動くということですね(少なくとも私の手元のパソコン環境では)。
 ここからが本題ですが、動かすときに“Ctrl”キーを押しながらカーソル移動キーを押すと……。

Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動5
↑移動前の状態。(58,60)の位置にあります。
Win7TIPS-ウインドーの1ドット移動6
↑“Ctrl”を押しながら“←(左)”を1回押したところ。(57,60)になっていますね。

 つまり、1ドットずつウインドーを移動できるということです。
 とは言ってもやっぱり使う機会はあまりないかもしれませんが。ウインドーの位置をどこかにピッタリあわせて画面キャプチャーしたいときなどに使えるかも。マウスでウインドーを1ドットずつ動かすのは至難の業ですし。
 また、ウインドーのショートカットメニューのうち、“サイズ変更”も同様に、“Ctrl”+カーソル移動キーで、1ドットずつ大きくしたり小さくしたりできます。
 移動またはサイズ変更が終了したら、再度“Enter”キーを押せばそこで確定、“Esc”キーを押せば、移動またはサイズ変更がキャンセルされ、前の状態に戻ります。

 なお、今回カーソルの位置を調べるのに使用しているソフトは、ウィンドウズ7に付属の『ペイント』です。意外とこんな使い方もできるんですね。

この記事は、昨年(2011年)6月30日で終了した『週アスコミュニティβ』内の“Windows7の部屋”に書いた記事の転載です(一部修正・加筆あり)。

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