2012年03月05日18時12分

内田お義父さんが語る NEWラブプラスのARはみなさんの街を聖地化してほしい

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 週刊アスキー2月28日号(2月14日発売)掲載の特集『マーカーレスにニコファーレ、NEWラブプラスまで! 最先端AR(拡張現実)で世界が変わる』連動インタビュー第2弾。

 カノジョのあまりにもリアルな挙動が男心をわしづかみにし、新作をリリースするたびに大ヒットを飛ばしてきたゲーム『ラブプラス』。バレンタインの2月14日に登場した『NEWラブプラス』をゲットし、まさに幸せの絶頂に浸ってるというカレシも多いはず。

NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR

 そんなラブプラスで週アス的に注目したいのは、AR(拡張現実)の積極的な活用だ。'10年4月にリリースしたiPhone/iPod touch用の『ラブプラスi』シリーズでは、専用のARマーカーを撮影すると現実の映像にカノジョが登場する“ARカメラ”機能を搭載して、全国のカレシを熱狂させた。

 '10年夏にはイベント“熱海ラブプラス現象(まつり)”を開催。熱海市内の各所に置かれたARマーカーに殺到したカレシは、社会現象としてメディアにも紹介された。

ラブプラス+熱海 ラブプラス+熱海 ラブプラス+熱海

 最新作の『NEWラブプラス』では、そのAR機能を進化させ、ARマーカーなしでもカノジョを撮影した風景に登場させて、デート気分を味わえるという。

 それは一体、どんなナゾの技術を使ってるのか、“お義父さん”と慕われるコナミデジタルエンタテインメントの“ラブプラスプロダクション”シニアプロデューサー内田明理氏を直撃したぞ!

NEWラブプラスのAR

──ラブプラスはARアプリをうまく活用して定着した好例だと思います。ユーザーへの浸透もスゴいですよね。

内田 ラプブラスは現実とバーチャルの境界を曖昧にする、現実を浸食するというまさに拡張現実的なコンセプトなので、ARはどんどん使っていきたかったんです。ただ、最初にニンテンドーDS向けに第一作を出させていただいたときには、本体にカメラが付いているものとないものとあったので、ソフトの標準機能として搭載するのが難しかったんです。それでiPhoneにARの機能を移して遊んでいただくという風にしました。

──iPhone/iPod touch版では世の中に衝撃を与えて、大ヒットしましたね。

内田 熱海のイベントではみなさんiPhoneを持ってきてくださって、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

──そういう反響を見て、ラプブラスでARの手応えを感じたという?

内田 そうですね。あの熱海のイベントを経験して、ARマーカーを使った撮影は工夫次第でいくらでもおもしろくなる、単にできますよじゃなくてシチュエーションとセットで遊び方を提案すると盛り上がるんだなと実感しました。

──そうした成功を生かして、今回につなげてきたという?

内田 そうですね。まず、過去の作品からNEWにデータを引き継ぐツール『ラブプラスTOOLS』に、マーカーを使うARカメラ機能が付いています。本編では、実際に取り込んだ写真をデートスポットにしてしまって、拡張現実的に遊べる“どこでもデート”という試みを入れています。

NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR

──今回、どこでもデートではARマーカーなしで合成すると聞きました。マーカーレスというのは、技術的には難しい挑戦があったのでは?

内田 申し訳ないんですが、全然そんなことはないです。実はカノジョの立ち位置を表したガイドがあって、それにユーザーさんがうまく合わせて撮影していただくというだけなんですよね。別に位置検出とかやってるわけではないんです。
 ただ、いろいろリアルっぽくなる工夫はしています。障害物に対してマスクを切っておけば、その裏から飛び出すような動きもできますし、季節などのシチュエーションも設定できますので「桜が咲いた」とかそれっぽいコメントが出てくることもあります。ARの中ではトリッキーで、ちょっと反則かもしれませんが。

NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR

──画像解析で空間を認識していたわけじゃないんですね。しかし、アナログな手段で最新のAR体験を実現するって、すごい発想力ですね。

内田 そう言っていただけるとありがたいです。二次元のデータを解析して三次元に起こして合成っていうのもやりたいですけど、そのためにはかなり高性能なカメラが必要になるんですよね。ぶっちゃけたことをいうと、そうしたソフトも世の中にあって今回も検討しましたが、合成の処理時間に30分ほどかかってしまうので、それはエンターテインメントとしてちょっと……という話になりました。
 要は拡張現実として、ユーザーさんに楽しんでいただけるかどうかということですよね。そのかわり周辺の演出でいろいろ工夫させていただいています。単純にモデルを置いてモーションをセットするだけではラブプラス的ではない。ガイドをうまく活用すると、カノジョが予期せぬ行動が起こることもあります。
 2月10日に発売したムック『ラブプラスぴあ』さんでは、ハワイに実際に行って撮影してきた“どこでもデート”の特集もしています。カメハメハ大王など、ハワイの観光スポットが登場しますよ。そのデートコースも現在配信中です(2012年3月5日現在)。どこでもデートは、ゲーム中にある架空の“とわの市”から電車などの乗り物に乗って移動することになるわけですが、ハワイでも電車で行けてしまう。“とわの市→パリ”とか、とわの市が無制限に拡張されていく。

NEWラブプラスのAR

──どんだけ地続きなんですか!

内田 まぁ飛行機にも乗れるんですけど、駅前で待ち合わせしていただいて、カジュアルに乗っていただくという。とわの市を現実で拡張していく“逆拡張現実”みたいな感じです。

内田 デモでは浅草の雷門でやってましたが、別に自分の家でもいいんです。何だったら、カノジョを自分の部屋に住まわせることもできるわけです。玄関から居間に行って、階段上って、自分の部屋とかね。ひとつのデートに対し、5シーンまで入れられますが、5シーン連続でつなげて、デートコースみたいに順番に訪れていくので。恐山の地獄巡りもできますね。したいかどうかは置いておいて(笑)。
 もともとの発想は、熱海のイベントをやったときに、次はどうなるんですか、どこに行くかとよく聞かれたんですが、僕らとしては箱根とか北海道という回答じゃあまりおもしろくない。そこで「次は世界です」と言えたらいいと思いまして、ああいうふうにどこでも皆さんご自身で撮れるようにしてるんです。
 よくあるのが、自分が背景に映り込んでというパターンですね。以前、ニンテンドーの生放送番組“ニンテンドーダイレクト”に呼んでいただいて、岩田社長にラブプラスの話をさせていただいたことがあります。その際、岩田社長と寧々さんの2ショットでどこでもデートで作らせていただき、寧々さんが「岩田くん」って呼びましたよ。

NEWラブプラスのAR NEWラブプラスのAR

──えええええ。天下の任天堂社長を……。寧々さんすげぇ。最後にこういう風に使ってほしいというのはありますか?

内田 どこでもデートを使ってデートスポットをつくっていただき、ご当地デートスポットをどんどん紹介していただいて、盛り上げていただければと考えています。 みなさんご自身で、自分の住んでる街を聖地化して、自分でアピールする。“ひとり観光大使”みたいな感じで自分の街のデートスポットをつくっていただければうれしいです。あとは僕が言っていいのかわかりませんが、例えば、お店をやってる方とかは自分の店舗を撮影してプロモーション活動に使ってもらうとか。

──勝手タイアップ!

内田 工夫次第でいろいろできると思うんですよね。あとは誰が一番最初に国際宇宙ステーションに持っていってくれるか(笑)。

NEWラブプラスのAR
写真提供:NASA

──それはスゴい(笑)。宇宙は無理でも、プロモーション用につくられたイースター島に行くカレシはいるかもしれませんね。

内田 イースター島以外にも世界の七不思議はありますしね。七不思議コンプリートとか。

──ハードルあげますね(笑)

内田 いろいろチャレンジできるのではないでしょうか。こんなところに連れて行ったと遊んでいただけると、ユーザーさんどうしで共有していただけるとすごく楽しいんじゃないかと思います。

NEWラブプラスのAR

『NEWラブプラス』 KONAMI
ジャンル:コミュニケーション
発売日:発売中
対応機種:ニンテンドー3DS
希望小売価格:6980円(税込)
プレイ人数:1人(通信時:最大3人)
CERO対象年齢:C(15才以上対象)
通信機能:すれちがい通信対応、いつの間に通信対応、インターネット対応、ローカルプレイ対応

『NEWラブプラス』公式サイト(関連サイト)
●ラブプラス公式Twitter:@loveplusproject(関連サイト)
(C)2009 Konami Digital Entertainment

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