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【海外製品】サムスン得意のWiFiコンデジが画質も機能もパワーアップ!

2012年02月22日 12時00分更新

 最近になってWiFiを搭載しスマートフォンと連携可能なコンデジが増えてきています。当連載ではその“元祖”とも言えるサムスンのWiFiコンデジを以前ご紹介しました。

Androidから撮影できるSamsungの海外向けWiFiデジカメ『SH100』登場!

パワーアップしたWiFiコンデジ『WB150F』
【海外製品】サムスン得意のWiFiコンデジが画質も機能もパワーアップ!
多彩な撮影モードの切り替えも可能
【海外製品】サムスン得意のWiFiコンデジが画質も機能もパワーアップ!

 そのSH100の後継機としてCES2012で発表された『WB150F』が、海外市場で発売開始となりました。

 SH100は5倍ズームで薄型のお手軽カメラという位置づけで、質感もちょいチープな感じがするものでした。Galaxyシリーズのスマートフォンと連携できるものの、シーンによってはGalaxy SやGalaxy S IIで撮影したほうがより高画質な写真が撮れる、なんて微妙な位置づけのサブカメラでした。

 一方WB150Fは18倍ズーム、シャッター速度/絞り優先/マニュアルモード、720pのHD動画録画対応など機能は大幅にアップ。

 デザインもミッドレンジクラスというか、より質感を高めたものになっています。

 本体カラーはブラックとホワイトの2色。金属質感のボディーは高級感が増していますね。

WiFiモードに切り替える
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メニューは日本語対応
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 プログラム撮影やオートモードなど撮影機能も充実していますが、WB150Fの最大のポイントはやっぱりWiFi機能でしょう。

 本体右にあるモードダイヤルを“Wi-Fi”に切り替えると、背面ディスプレーにもWiFiの機能がずらりと表示されます。

SkyDriveに新対応
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 WiFi環境下ではソーシャルサービスへの写真のアップが可能。対応するのはFacebook、Picasa、YouTube、me2dayと、SH100よりもサービスが減っています。とは言えSH100ではあまりメジャーではないサービスにも対応していたので、これで十分でしょう。

 また新しくクラウドサービスに対応し、SkyDriveに写真をアップできます。このあたりはおそらくファームのアップデートで新しいサービスも追加されていくのでしょう。そしてもちろん、写真をメールの添付ファイルとして送信することも可能です。

Galaxy S IIにRemote Viewfinderを入れる
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 スマートフォンをファインダーにする機能はSH100同様、Galaxyシリーズのみ。マーケットから『Remote Viewfinder』をGalaxy S IIにインストールしてみました。

 なお他社の機種ではアプリを検索しても出てきません。ごにょごにょすればほかの機種でも使えるという噂もあるのですが、公式にはGalaxyシリーズのみに対応しています。

両方のアプリを起動します
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 次にWB150FのほうもRemote Viewfinderにカーソルを合わせてOKキーを押して起動。ちなみにSH100はディスプレーがタッチパネルでしたが、WB150Fは非タッチ式になっています。

 そしてGalaxy S IIのほうでもRemote Viewfinderを起動すれば、あとは両者が接続されます。

Galaxy S IIがWB150Fのファインダーに
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 Galaxy S IIのディスプレーにはWB150Fのレンズの先に映っている光景がそのまま表示されます。この状態でズームや写真撮影が可能。

 そして撮影した画像はスマートフォンへ転送できますが、サイズは640×360ピクセルに自動リサイズされ、また撮影した直後の写真しか転送できません。

 マクロ撮影や高倍率ズーム撮影などはスマートフォンはやや苦手ですから、スマートフォンの補助カメラとしてこのWB150Fを使うのは十分アリでしょう。三脚に固定してブツ撮りするときなど便利そうです。

新機能アプリのMobileLinkをインストール
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両者のMobileLinkを起動
【海外製品】サムスン得意のWiFiコンデジが画質も機能もパワーアップ!

 またWB150Fから新しく『MobileLink』機能が搭載されました。これはWB150F本体内に保存された写真をサムネイルで閲覧し、選択した写真を一括してスマートフォンに取り込めるものです。

MobileLinkアプリはほかのAndroidでも利用可能
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サムネイル表示から写真を選んでコピー
【海外製品】サムスン得意のWiFiコンデジが画質も機能もパワーアップ!

 これもマーケットからアプリをダウンロードして使いますが、このMobileLinkアプリはGalaxyシリーズ以外の端末にも対応しています。

 コンデジで撮影した写真を自在にスマートフォンに取り込むことができるのは便利ですよ。

MobileLinkは生データを転送できる
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 またMobileLinkの大きな利点はWB150Fに保存したデータをそのまま転送できること。

 Remote Viewfinderでは撮影した直後の写真をサイズ変更しての転送しかできませんでした。そのためカメラ内の画像をバックアップする、という用途には向いていなかったのです。

 このMobileLinkならWB150F内部の画像をそのまま取り込めるので便利。コンデジからAndroidスマートフォンへ写真を簡単に転送したいと思っている人にWB150Fは最適かもしれません。

これもうれしいマイクロUSB充電
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 ところでコンデジの充電ってどうされていますか? 本体からバッテリーを抜いて充電台に入れて充電するか、本体から直接充電するかのどちらかでしょう。

 前者は旅行に行くときなど充電台を持っていくのが面倒。後者は充電ケーブルが専用だったりする場合ちょっと億劫です。

 一方WB150FはうれしいことにマイクロUSBケーブルで充電可能。なのでスマートフォンで使っている充電ケーブルがそのまま使えてしまうのです。これって実は一番便利なことかもしれませんね。

 ぜひとも日本で発売してもらいたいものです。なお待てない人は電脳中心買物隊で取り扱っているので見てみてはいかがでしょう?

電脳中心買物隊
AndroidとWiFi接続対応デジカメ - Samsung WB150F

著者および編集部は、技術基準適合証明(技適)を受けていない通信機器の利用を勧めるものではございません。通信機器は各国の法律に基づいて利用してください。各国の法律に反して利用しても、著者および編集部は一切責任を負いません。

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