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震災対策技術展で見つけたちょいと便利そうなレスキューアイテム5

2012年02月04日 09時00分更新

 神奈川県・横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)で開催された『第16回震災対策技術展』(2012年2月2日、3日)。ぶらり立ち寄った私が「こりゃ便利そうだな~」と思ったアイテムを独断と偏見でご紹介します。


その1 液体レンズの緊急メガネ

『アドレンズ ピーオーヴィー』(アドレンズ・ジャパン)

第16回震災対策技術展

 緊急時の非常用メガネ。レンズ内部がシリコンオイルで、左右の調節つまみをまわすと厚みが変化し、度数を調節(度数調節後につまみを取り外すと固定される)できるというもの。近視、遠視、老眼対応(乱視は非対応)で、瞳孔間距離66ミリ。レンズ部分は衝撃に強いポリカーボネート製。色は5色あって、各7980円です。

 液体レンズより丈夫な2枚レンズ式の『アドレンズ エマージェンシー』(実売4400円前後)もあるけど、液体のほうが見える範囲が広いとか。殿方のメガネが割れるエマージェンシーには全力でこれを差し出したいところです。


その2 長期備蓄コッペパン

『ファイブ・スリーフォー・ブレッド』(さつき)

第16回震災対策技術展
第16回震災対策技術展

 賞味期限が5年間の非常・備蓄・携帯用コッペパン。非常食というと結構パサパサなものも多く、水がない状況では少し辛いと聞きますが、これは思った以上に柔らかくてしっとりとしていました(←ひとクチ食べた)。1本450キロカロリー。約110グラムでお腹にずっしりたまる感じが良いです。おなかが減るとめんどくさい人になるよね、と言われたことのある人は、2~3本持っておいたほうがいいと思います。1個525円。


その3 座布団兼ライフジャケット

『浮くっしょん』(モンベル)

第16回震災対策技術展
第16回震災対策技術展

 アウトドアメーカーのモンベルが開発した、ふだんは座布団、非常時には頭からかぶってライフジャケットになる2Way仕様。浮力体の素材はラフティング用のベストにも使われる、柔軟性のある発泡材。お腹部分の浮力が強いため必ず上向きになってくれるそうで、泳げない人でも安心です。胸ポケットにはホイッスルやIDカードが付属し、子供用が3800円~4200円、大人用が5000円。ライフジャケットをいつも尻にしいておける安心感は絶大です。


その4 防災の心得てぬぐい

『防災拭いセット』(シーレック/クワン)

第16回震災対策技術展

 応急手当の方法、緊急連絡先や災害伝言板の情報などが書かれた1メートルサイズの手ぬぐい。防災グッズ編、地震編、津波編の3枚で1575円。かわいいイラストで、いざというときの初期消火のしかたや安全な避難のしかたを学べるだけでなく、マスクにしたり手当てをしたりと活躍しそう。生年月日や血液型、アレルギー情報を書き込む欄が。公式サイトでは防災Tシャツ(2650円)も売っているもよう。


その5 サバイバル浄水器

『レスキューアクア911』(エィアンドエィティー)

第16回震災対策技術展

 どんな泥水でも細菌や大腸菌を除去して飲み水に変えるポータブル逆浸透膜浄水システム。逆浸透膜浄水とはスペースシャトルの排水再利用にも使われていて、あらゆる微生物を含んだ水も浄化できるという代物。電気を使わないハンドパイプ式で、2リットルの飲料水を約5分で浄化。これひとつでなんと約600リットルぶんも浄化。サイズは296(W)×223(D)×510(H)ミリで重さ7キロ。価格は15万円。

 以上です。必要に応じて、そろえてみてはいかがでしょーか。

■関連サイト
アドレンズ・ジャパン 
さつき
モンベル
ぼうさいぬぐい.com
エイアンドエイティー

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