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スーパーボウル XLVI (2) インディアナポリスは空港からスーパー気分!

2012年02月03日 17時30分更新

 全米で最大のスポーツイベント、スーパーボウル。日曜日の試合に向け現地では、この1週間をスーパーウィークと称して、街はスーパーボウル一色に染まります。それは、次々と到着客を迎え入れる空港でも同じことです。

 今回はデルタ航空のご厚意で、最新鋭のビジネススイートを装備したボーイング777が就航している成田―ミネアポリス線を利用。こちらのフライトレポも後ほどアップいたします。

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経由地のミネアポリスからインディアナポリスまでは1時間50分のフライト。機内にはなぜかライオンズのジャージを着たファンも。。

 さて、ミネアポリスでは入国審査を受けたわけですが、係官の「今回の目的は?」に対して記者は胸を張って「スーパーボウル!」と返答。例年だとここで「ワオ!」とか「リアリー?」といった反応になるわけですが、今回の係官は「ふーん」といった感じで反応が薄い……。これは間違いなく、ヴィキングスのファンですね。

※ミネアポリスのあるミネソタ州を本拠地にするのがミネソタ・ヴァイキングス。今季は3勝13敗と低迷した。

 ともあれ、ミネアポリスから一路、インディアナポリスに向かいます。米国の大都市で「~~polis」という名前が付くのはこの2都市だけで、そんなところから早くも気分が高まります。試合を3日後に控え、フライトは満席でした。

 そしていよいよインディアナポリス到着。北西部で厳しい寒さを覚悟するはずが、とても穏やかな晴天です。最近の東京より明らかに暖かく、なかにはTシャツ姿の人も(本当)。あとでホテルの人に聞いたら「冬のインディでこんな晴れは滅多にないYO!」、「インディの2月って本当はすごくアグリーなんだYO!」と、妙に陽気に教えてくれました。

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インディアナポリス空港はスーパーボウル一色に染め上げられていた。上に見えるフラッグは、公式ビールスポンサーであるバドライトのものだ。
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売店はさっそくスーパーボウルグッズの専門ショップに早替わり。初のスーパーボウル開催とあって、地元での力の入れ具合は相当なものだ。
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今回は4年前と同じカードとあって、記念Tシャツにも“りマッチ”の文字が。両 QB もジャイアンツ・マニング、ペイトリオッツ・ブレイディと、前回と同じ組み合わせだ。

 わりと立派なインディアナポリス空港は、日本で言えば那覇空港くらいの規模感でしょうか。コンコースに踏み入れるとさっそく、スーパーボウルのディスプレーが出迎えてくれました。

 これまでスーパーボウルを6大会取材してきましたが、大都市になるほど、または複数回開催しているところほど、空港のディスプレーは質素になりがち。ここインディアナポリスは周辺人口 200 万人の大都市ですが、スーパーボウル開催はこれが初めてのため、なかなかどうして気合が入っているではないですか。

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空港内のあらゆるところにスーパーボウルをイメージした装飾が施されていた。この選手がパッと見レイダーズっぽいが、おそらくプレーオフの前にデザインを決めたのかもしれない。。

 ショップはこぞってグッズを売ってますし、コンコースの広場ではなんとフリーコンサートも開催。案内を務めるボランティアの人数も多く、かなりの盛り上がり感があります。やはりスーパーボウルはこうでなくっちゃ。

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インディ500の本拠地とあって、チームカラーをまとったインディカーが空港内に展示。全32チームぶんあり、市内各所にプロモーション展示されている。
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空港内の広場ではウェルカムコンサートを実施していた。

 しかも、木曜日から現地入りする関係者も少なくなく、バッゲージクレームでは NFL ネットワークの解説者でおなじみのロッド・ウッドソンをはじめ、多くの有名人に遭遇。ドノヴァン・マクナブがいたという情報も聞きました。

 車寄せにはひっきりなしにリムジンが到着し、関係者をピックアップ。ウォルター・ペイトンの家族と思われる一行は、ホテルマンらしき人に先導されてリムジンに乗り込んでいました。

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コンサートステージの反対側には、臨時のイベントグッズショップが開店。けっこうな人数が品物を物色していた。ここで買っておけば買い忘れはないしね。
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インディアナポリスへようこそ! 空港内にはこのようなプラカードを手にしたボランティアが多数おり、いろんな案内を笑顔で行なっていた。

 空港からダウンタウンまではクルマで10分とごく近く、利便性は高いです。しかもダウンタウンのビル群の横に、茶色くレトロ調のルーカスオイル・スタジアムが見えるので、またもや気分が高まります。

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バッゲージクレームの前では、スーパーボウルの公式スポンサーであるドリトスとペプシコーラ MAX を無料配布! 今回もドリトスのCMではアマチュアが制作した映像を使う予定だ。
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スーパーボウル開催地、ルーカス・オイル・スタジアムの遠景。スタジアムの向こう側(地図でいえば北側)にダウンタウンが広がっている。

メディアホテルに行くにはスタジアムの横を通るのですが、駐車場は25ドル。イベントパーキングとしては大都市ロサンゼルスの水準に並ぶ強気の価格設定ですね。それでも、スタジアムのすぐ横で NFL エクスペリエンスが開催されていることもあり、ダウンタウンは人でいっぱい。賑わっている雰囲気が伝わってきました。

 スーパーボウル気分はレストランのメニューやスーパーの品揃えにもうかがえます。とにかく街全体が高揚している感じで、天気にも恵まれ、週末はいい試合を楽しめそうです。

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夕食に訪れた日本料理店には、その名も『スーパーボウル・ロール』が用意されていた。うっかり頼み忘れたのが心残り……。
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これ、実はケーキなんです! いかにもアメリカという感じの、これホントに食べるの? ってな感じの色合いがそれっぽいですな。 ちなみに左が19.48ドル、右が8.48ドルでした。

●関連サイト
NFL JAPAN 公式サイト
NFL倶楽部

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