2012年01月17日13時00分

ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現! 濃すぎる4月の『ニコニコ超会議』詳細と今後のアップデート情報まとめ

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 1月15日に開かれた“ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)”にて、ニコニコ動画の新機能や関連イベント“ニコニコ超会議”についての詳細が明らかになった。今回は発表が盛りだくさん!

夏野剛氏(左)と川上量生会長(右)
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 司会はドワンゴ会長の川上量生氏と、取締役の夏野剛氏。本来は川上会長ではなく、西村博之(ひろゆき)氏がくるはずだったが……、ゲーム『スカイリム(The Elder Scrolls V: Skyrim)』にハマってるらしくて姿を見せなかった。

盛りだくさんすぎて「正直赤字」なニコニコ超会議って?

 発表会の大半が、4月28日、29日に開催際される一大イベント『ニコニコ超会議』の発表について。

ニコニコ超会議&超パーティ開催!!!
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 超会議は、幕張メッセの展示ホールすべて(1~8)とイベントホールを借り切り、“ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現”というコンセプトで開催される。“リアルチケット”は、3月6日発売で前売り券が1日1000円当日券は1日1500円だ。「これは正直赤字です」と語る川上会長に対して、「その予想される赤字がどこまで行くのか」と夏野氏がツッコミを入れていた。

会場予想図はこんな感じ
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 超会議の内容は大枠で固まってきており、大きいところでは、ボーカロイド音楽の祭典『VOC@LOiD 超M@STER 20』、つくってみた系が集結した『ニコつく2』、痛車が集う『超痛Gふぇすた』といったイベント内イベントを開催。

 超巨大フードコートも用意して、ニコ動の“料理”タグとタイアップしたメニューを提供する。ちなみに「ハイポーションはないのか?」や「エリクサーはないのか?」といった声には、「やれる限りやりましょう」と回答していた。コスプレやユーザー生放送もオーケーだ。

 イベントホールでは、1日目、2日目とも、各カテゴリーで活躍するユーザーがパフォーマンスを行なうニコニコ超パーティー』を開催する。ニコ動の“兄貴”こと、ビリー・へリントン氏をはじめ、ニコ生のジョニー・デップ(おーくまねこ。氏)など、バラエティーあふれる出演者の一部がお披露目された。

 超パーティーに入るには別のチケットが必要で1日目が4800円2日目が6800円で、2月7日からプレミアム会員に抽選販売を始める。ネットで視聴可能になる“ネットチケット”は現在1000ポイント(1000円)で、これから出演者が発表されるたびに上がっていくという。

■超会議用のツアー企画も超楽しそう

  注目は、鉄道好きのミュージシャン・向谷実氏が協力した鉄道関係の企画2本だ。

向谷実と行く、超会議特別列車の旅
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 4月27日出発で、ブルートレインを大阪方面から上野駅に走らせる“向谷実と行く、超会議特別列車の旅”。向谷氏が「(ブルートレインは)かなり長い間大阪方面から東京に走っていない」と語るように、かなりレアな運行。

お座敷列車“宴”
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 2つ目は4月28日出発で、都内発で関東近郊のどこかのルートを巡って海浜幕張に着くという“お座敷列車「宴」”。こちらも一般車両が通る脇を宴会しながら通過するという貴重な体験ができそうだ。

 いずれもニコ動ユーザー限定で販売。特にブルートレインはチケット争奪戦が激化しそう。列車に150、160人ぐらいは乗れるそうだが、「かなりがんばらないとニコ動とは関係ない鉄道方面の人にとられてしまう」と川上会長はゲキを飛ばしていた。行路は鋭意検討中で、車中で生放送もする予定だ。

 そのほかH.I.Sの協力で、全国主要都市(仙台/名古屋/金沢/大阪/広島・岡山/博多・下関)からのバスツアーも実施。札幌からの航空機プランは近日に告知する。

 今後、ニコニコ超会議の展開は、ニコニコ生放送の帯番組『ニコラジ』(関連サイト)にて毎週1回発表していくという。曜日は月曜日で、1月23日からスタート。超会議に向けて、引き続き情報収集していきたい!

150円でニコニコポイント1000ポイント

通常1000円の1000ポイントが記念価格150円
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 恒例の近況報告では、登録ユーザーが2552万人、有料のプレミアム会員が152万人と発表。夏野氏は「月間のユニークユーザーは700万人以上はある」と語っていた。プレミアム150万人記念で、ニコニコポイント1000ポイントが150円で購入できるキャンペーンを1月18日~31日まで実施。超パーティーのネットチケット通し券も買えちゃうし、生放送や映画の視聴に使えるニコニコポイントをお得にゲットするチャンス!(1ユーザー1回まで購入可能)

■PS Vita向けニコ動アプリの現状は?

Vita向けアプリのアップデート予定
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 12月に発表したPS Vita向けニコ動アプリの現状も報告。PlayStation Storeにおいては、12月のアプリのダウンロードでトップを獲得。12月の累計ユニークユーザーが10万人、1日あたりの利用者が2万人とのこと。「ユーザーの手元にいった数を30万人ぐらい」(川上会長)と予想すると、Vita購入者の3人に1人は“ニコ厨”だったということ!?

 今後は、2月にマイリスト、3月にアニメチャンネル、4月にユーザー生放送と動画の投稿にそれぞれ対応する予定だ。以前、週刊アスキー/週刊アスキーPLUSで語ってくれたように、ゲームと連携して実況が可能になる機能についても触れていた。

■“ニコニ・コモンズ”と“クリエイター推奨プログラム”について

  コンテンツ素材庫である“ニコニ・コモンズ”では、途中経過が発表された。

コンテンツツリーの利用例
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 ニコニ・コモンズに親子関係を登録することでネタ元や二次創作を明らかにする“コンテンツツリー”では、発表した12月中に5万420個設定されたという。たとえば、“【UP主が見たい】Bad Apple!! PV【誰か描いてくれ】”(関連サイト)を元に“【東方】Bad Apple!! PV【影絵】”(関連サイト)が派生し、さらに136件の子作品が投稿されていることが明示されるようになった。「こういう機能はだいたい10パーセントぐらいしか使われないけど、それに比べるといい数字」と川上会長もほめていた。新機能としては、親が子関係を解消する“勘当”システムを1月末に追加するという。

 “クリエイター推奨プログラム”についても言及。これはプレミアム会員のクリエイターが自分の作品をコンテンツツリーを登録し、3ヵ月間、権利侵害などの申し立てがなければ、4ヵ月目の頭にニコニコポイントや現金に交換可能な点数をもらえるというもの(申し立てがあれば、問題ないと確認できるまで支払われない)。12月分は確定しており、100万点を超える人が4人うまい棒を1日1本(3650点)食べれる人が382人いたとのこと。

動画は“脱エコノミー症候群”
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 ニコニコ動画本体では、2月上旬から視聴画質や動画アップロード時のエンコードも含めて、エコノミーユーザーの体感アップをはかるという。

■iPhoneアプリのバージョン3.0発表

 バージョン3.0では3G接続時の画質が向上し、従来の毎秒1~6フレームから、最大30フレームまで動作がなめらかになった。

iPhoneアプリもアップデート
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 そのほかニコニコニュースやマイリストなども見られるようになっている。個人的には、環境設定で現在のビットレートを表示できるようになったのが素敵。ネットの接続速度を見て「今は遅いから辞めておくか」という判断基準になる。

■生放送用ツール『ニコ生エンコーダー』をリリース予定

 ニコニコ生放送では、2月上旬に生放送用ツール『ニコ生エンコーダー』をリリース予定。高機能さでニコ生ユーザーから高い評価を集めている『Xsplit』をエンジンにしており、ピクチャー・イン・ピクチャー(映像の中に映像を入れる)やクロマキー合成(指定の背景色を抜いて風景を重ねる)、Skypeの音声を取り込むといった機能が備わっている。

ニコ生エンコーダーで高画質配信
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 川上会長によれば、「Xspritの費用もドワンゴで払って無料で提供する」とのこと。Windows版だけでなく、Mac版もつくっているとのことなので、高画質配信をもくろむ人は要チェックだ!

■みんなで総統閣下の「ちくしょうめー!」を観る会

 生放送コンテンツでは、総統閣下シリーズ(関連サイト)のネタ元として有名な映画『ヒトラー ~最期の12日間~』1月27日24時から特別上映することを発表。

総統閣下がついにニコ動に光臨!
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 なんと155分中のうち151分(97.4%)が無料。おそらくMAD動画でよく使われる“あのシーン”3分59秒だけ有料という、なんとも「ちくしょうめー!」な心意気だ。視聴価格はプレミアム会員が100円(100ニコニコポイント)、一般会員が400円(400ニコニコポイント)。


■“ニコファーレ”がMMDに対応。ARライブが可能に!

 今回、発表会の会場となった東京・六本木にあるライブハウス“ニコファーレ”もアップデートして、MMD対応が発表された。ニコファーレは、360度を取り囲むLEDや、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)の技術を活用して現実の舞台に3DCGを重ねられるのが特徴。MMDは、MikuMikuDanceの略で、ニコ動ユーザーの間で非常に人気の高い3D作成ツールだ。
 

ニコファーレでのMMDデータ対応ARライブ動画をチェック!

 今回、MMDの動きやモデルのデータを読み込んで、そのままARライブに使えるようになった。さらに実際の照明が3DCGにも反映されるという新機能も投入。未来過ぎてワケわからない感じですが、実際見てみると最先端感がスゴい! ちなみに夏野氏が「どっちみち(会場に)来てる人は関係ない」と突っ込むと、担当者が「会場の人にも見えるARライブを開発中」と明らかにしていた。

アバターがパワーアップ
ニコニコ動画5周年記念新サービス発表会(β)

 そのほか、2月にはネットでニコファーレのライブを見てる人々のアバターもパワーアップ。

 当初はありものから選ぶ感じだが、ゆくゆくは自由にキャラをつくれるエディット機能も追加していくという。

……というわけでかなり盛りだくさんだった今回の発表会。会場も2008年ごろにユーザーを呼んで開いた発表会のような雰囲気で和気あいあいとしていた。すべてのジャンルを通じる超会議と、同じタイミングで始まる新バージョン“ニコニコ動画(ZERO)”でそんな初期の雰囲気を再体験できるのか!?  目が離せない!!!

■関連サイト
ニコニコ超会議2012公式サイト
ニコニコ動画(原宿)
 

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