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堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) 透け透けな最新ヘッドマウントディスプレー

2011年12月30日 10時00分更新

文● 堀江貴文 構成●杉原光徳(ミドルマン) 編集●相川 イラスト●桜玉吉

堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー

 ウェアラブルコンピューターも、ついにここまで進化したか……。そう思わせてくれるデジタルガジェットを見つけた。それが『MOVERIO』である。

 最近流行りのヘッドマウントディスプレー(以下、HMD)なのだが、こいつのすごいところは3D対応なことと、シースルーであることだ。つまり、つけたままでも視界を遮らないので、作業ができてしまう。

『MOVERIO BT-100』
堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー

 従来のHMDは、メガネでいえばレンズの部分に液晶があったので、装着しているときは他のことはできなかったのだが、コレなら宅急便が来ても画面を見ながら対応ができるよね(笑)。今までHMDでAR(拡張現実)をするには、カメラレンズを通した映像の上だったが、シースルーであれば本物のARっぽくなる。

 でも、技術的に見てHMDは趣味の分野では伸びてきているものの、一般的にはまだまだ使い物にはなっていないレベルだ。コンタクトレンズに有機EL表示ができるデバイスとか、そういう革新的なモノが出てくるまでは普及は難しいと思われる。

 技術分野の世界では一般化した技術のことを“枯れた技術”なんて呼び方をする。これは「製品化されるようなレベルになってきた技術は、研究が一段落した」という意味で使われている。MOVERIOは6万円程度と手の届く価格になり、技術的には“枯れた技術”といえるかもしれない。が、コンタクトレンズサイズになるまでには、もうちょっと時間がかかりそうだなぁ。


■今週のガジェット■
『MOVERIO BT-100』

堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー

 世界初となる、シースルータイプのヘッドマウントディスプレー。最大320インチ相当の画面が見える。

堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー
堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー

 セットのコントローラーは、アンドロイドOS搭載のモバイルプレーヤーを兼ねており、WiFiでネットの動画も閲覧可能。

発売 エプソン(関連サイト)
実売価格 6万円前後

■今週の近況■

今の情報源は、新聞とテレビ、数日遅れのブログ&ツイッターの印刷物、週刊誌。新聞は、自分たちの存在意義を強調していて違和感も。いわく、「一次情報は新聞にしかなく、ネットにはない」とか。新聞の一次情報なんて横並びで読み比べても大差もないから1紙で十分だよね。

堀江貴文のJAILぶれいく第20回 (12/30) シースルー対応の最新ヘッドマウントディスプレー

※この連載は週刊アスキー2012年1月10-17日合併号(12月26日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。

●関連サイト
堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』

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