キヤノンは12月上旬にコンパクトデジカメ『PowerShot S100』を発売する。
『PowerShot S100』
●予想実売価格 5万5000円前後
●12月上旬発売予定
『S90』、『S95』と受け継がれてきたハイエンドモデル“S”シリーズの最新作。『S90』『S95』では1/1.7型CCDだった撮像素子が、『S100』では新開発のCMOSセンサーになり、最新の画像処理エンジン“DIGIC5”を搭載。さらに、広角は24ミリで光学5倍ズーム、F2の明るいレンズという豪華仕様。レンズ周囲にはコントローラーリングを装備し、ISO感度や露出補正を割り当てることで、リングを回すと設定が変更できる。
DIGIC5自体が、前身となるDIGIC4に比べて、約1/4の低ノイズ化を図っている。DIGIC5のISO1600で撮った画像が、DIGIC4でのISO400というレベル。これだけでもスゴいが、エリアごとにホワイトバランスを調整したり、秒9.6コマのハイスピード連写ができる。そのスゴいエンジンをもとに、キヤノンはCMOSセンサーを自社で開発。
DIGIC5対応の新CMOSセンサーは、『PowerShot SX40 HS』に搭載していた1/2.3型から1/1.7型へと大型化し、EOSシリーズで培ったCMOSセンサー技術を惜しげもなくS100に投入しているという。
↑背面部にはコントローラーホイールを装備。 |
↑シルバーモデルもラインアップ。 |
GPSも備え、フルHD動画も撮影可能。と、作例をもらったので掲載。作例はクリックで拡大します。
↑トイカメラふうの作例。 |
↑定番となったジオラマふう。 |
とはいっても、5万円オーバーの高級機。今、高級デジカメ市場はアツい戦いが続いているが、S100も負けじと新機能を惜しげもなく搭載している。ノイズリダクションレベルの調整や、光量を調整するNDフィルターの設定ができたり、最高シャッタースピードが1/2000秒にアップするなど、これは撮影する側もこだわりにこだわった画づくりができそう。
「薄暗い居酒屋でも、いい画が撮れるカメラ」という指令から始まった(byキヤノン)という“S”シリーズの最新作に、いい画が撮れる期待が膨らむばかり。というか、居酒屋で肴にデキるカメラになりそう。
●関連サイト
キヤノン製品情報
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります